こんばんは。
これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、
兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪
今回は「こんなピアノ教室には注意して下さいね!」というお話です。
はい、ズバリ!それは、
「レッスン料の安い教室」です。
ここを最重要視して、教室を選ばれる方って、
実はとっても多いんじゃないかな・・・
と思うのですが、
いかがですか?
あ・・・私の事かな・・・?と思われた方!
要注意ですよ~!!
どんなものでも、安いものには理由があります。
反対に、高いものにも、
やはり、高い理由があります。
まず、レッスン代の安いお教室って、
どうして安いと思いますか?
これ、聞かれて即答できる「ピアノ教室を探されている方」は、
ほとんど、いらっしゃらないのではないでしょうか?
安い一番の理由は、
「その先生が、ピアノ演奏と指導に自信がないから」です。
ご自身がきちんとピアノ演奏を学んで、
ご自身の演奏力が、人を指導するに足りるレベルにあると自負していれば、
そんなにお安くでは、レッスン出来ません。
楽器がアップライトピアノしかなく、
設備が十分でなくて、比較的安価なレッスン代にされている先生もありますが、
こちらはまだ、先生がきちんとピアノ演奏と指導法を勉強されていれば、
選んでも良いかもしれません。
ただ、グランドピアノとアップライトピアノでは、
出来る事が違うので、
出来れば、そこも、
きちんと費用をかけて、設備を整えているお教室が良いと思います。
この辺りは、田舎という事もあり、
そのお教室の先生が「子供の頃少し習ってて、
バイエル(昔は初心者が使うテキストとして一般的でした)まではやったから」
と、お月謝4000円で教えている・・・
という事が、普通に存在したりしています。
やっす・・・
いや・・・
そうじゃなく、マズいでしょ・・・
きちんと指導のできる先生が、
この金額なら、ものすごくお安くて破格ですし、お得だと思います。
(まず、ありえませんが・・・汗)
でも、バイエルという、初歩のテキストしか弾けない方が、
たとえ少額でも、お金を取って人に指導してる・・という時点で、
大問題です・・・!
それが、ボランティアなら、まだいいかと思います。
いや、ボランティアでも、
「未来ある子供達に、変な事を教えないでください!」
と私は思うので、やっぱり駄目ですね・・・
バイエルなんて、ちょっと呑み込みの良い子供なら、
1年くらいで終わらせる子もいますし、
マイペースでやってても、数年で終わってしまうと思います。
そのあと、どうするの・・?
と・・・
ちゃんと「これ以上は先生は教えられないから、他の先生の所に行ってね」
と、言って下さるでしょうか・・・?
いえ、恐らくおっしゃらないと思います・・・
そんなことが、きちんと言える方なら、
ご自身がしっかり勉強してから、お教室をされるでしょうし、
指導をしながらも、勉強は続けられると思います。
ピアノ演奏は、頭だけでなく、
身体でも覚えていくので、
いい加減な事を教えられて、一度変な癖がついてしまうと、
それはなかなか!抜けません・・・
趣味で弾く場合でも、
ソナチネ(全音ピアノピースのBランクくらい。初級上)辺りで頭打ちになってしまって、
自分では凄く頑張って練習しているのに、
全く弾けなくなる・・!という状況になります。
特に、左手のアルベルティ・バス(ドソミソ、ドソミソ・・てやつです)
がきちんと正しく弾けないですね。
右手に良く出てくる、ターンやトリル(細かい、飾りの音です)
といったものも、入れる事が出来ない事が多いです。
直すこちらも大変ですが、直せず苦労する生徒が、
なにより大変で、可哀想です。
以前、そういった先生のところから移ってきた高校生が、
音楽専攻に進みたい・・・!と言ってきた事がありましたが、
結構呑み込みもよく、
小さい頃からきちんとしたことを習って練習していれば、
もっと上手くなっていたであろうに、
どう頑張っても、悪い癖がなかなか抜けず、
練習量もそんなに取る事が出来なかったこともあって、
音大や、音楽コースの試験課題によくある、
ソナタ(古典期にベートーヴェン、モーツァルト、ハイドンなどが作曲したものが多く、
主に急、緩、急の3楽章で構成されていることが多い楽曲(ソナタ形式)。
ソナチネの次のテキスト名でもある)がきちんと弾けず、
基本のバッハのインベンション(本格的にピアノを学ぶ際に、バッハを勉強する最初のテキスト)さえ思うように弾けなくて、
音楽専攻に進むのを諦めた子がいました。
うちに来たのが、確かもう高2になっていて、
せめてもう少し早く、うちに来てくれていたら・・・という、
大変残念な思いをしたことがあります。
そして、実は、私自身も同じ思いをしています。
ピアノを習わせてもらうのも遅かっただけでなく、
ちゃんとピアノ専攻を出られた先生に付いて来なかったので、
受験前に、今もお世話になっている師匠のところにレッスンに行ったとき、
奏法のすべてにダメ出しを受け、
一から弾き方を直しました。
初めてのレッスンから帰った日、
ピアノの下に潜り込んで、号泣しました。
「私は一体、今まで何を教わってきたのか・・・!」と・・・
でも、泣いていたって、弾けるようになるわけでも、
上達するわけでもありません。
そこから一年発起して、約2年間、
奏法を修正しながら練習に励み、
無事、音大に合格しました。
でも、それはそれは大変で、相当時間もかかりました・・・
本当に寝る間もないくらい、
フィンガートレーニングをやっていましたね。
勿論、テレビなんて見ていないので、
当時流行っていたものは、なんにも知りません・・・!(笑)
ですので、私が自分のお教室を作ったのは、
「自分みたいな思いを生徒にさせたくない」
「自分がこんな先生に習いたかった・・・こんな教室があったら・・・」
と思う、「理想の教室を作るため」です。
どうか「自分の子供に」とピアノ教室を探されてる、お父様、お母様、
決して!「安い」という理由だけで、
お教室を選ばないでください。
安くて良さそうな教室を見つけられたら、
「なぜ、安いのか」「その理由はなにか」を、
きちんと、そこの先生にお尋ねになって下さい。
ちなみに、私の教室は、無茶苦茶高くもないですが、
決して安くはありません。
でも、その理由は、きちんとご説明できますし、
私の教室を選んでくださった生徒さんを、
絶対に上手に弾けるようにさせてみせます!
最後、結局自分の宣伝になってしまいましたが・・・(笑)
以上、
「こんなピアノ教室には注意!あまり良くないピアノ教室」
についてお伝えしました。
お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓
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