こんばんは。
これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、
兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です。

ピアノを習い始める場合、就学前から始められる方って、
結構多いと思います。
私がこれまで指導してきた生徒さんも、
圧倒的に、就学前幼児の時にご入会された方が多く、
一番小さいお子様で、1歳半からの開始でした。
年齢が3歳までは、無理のないよう、
1回のレッスンを20分にして、リトミックからの開始ですが、
何しろ小さいので、意思の疎通も難しく、
母親に対する依存も当然強いので、
保護者の方の同伴が条件となります。
20分間のレッスン中、集中してレッスンを受けてもらう・・・
というより、
生徒さんとお母様と私とで、「楽しく音楽と触れ合う」という感じです。
小さい頃からピアノを習う意味やメリットついては、
「ピアノって何歳から始めるのがいいの?」
の記事に詳しく書きましたが、
今回は、小学生から習う場合、
中学生や高校生になってから習う場合、
大人になってから習う場合について、
お伝えしていこうと思います。
まず「小学生になってからピアノを始められる場合」
小学生でも、低学年なのか、高学年なのか・・によっても変わりますが、
当教室では「小学2年生」から始められる場合が、結構多いです。
「1年生になる直前の春休み」という方もありますが、
小学生になってから習われる場合、
「小学1~2年生から開始」が、実はとっても良いです!
理由としては、もう小学校に入っているので、
1、きちんと先生の話が聞ける。
2、集中力がある(体が大きくなってきて体力がある事も大きいです)
3、手指の発達が著しい時期である。
4、知的能力が上がってきているので、譜読みが自力で出来る。
一番大きいことが、やはり「譜読みを自力でさせる事が出来る」
ところでしょうか。
小さいうちからピアノを習わせる場合で、一番大変なのが、
この「譜読み」であり、
これが自力ですることが難しいので、
レッスンでも、お家の練習でも、つまずきやすく、
継続が難しい・・といわれるところです。
年齢が小さい子共にとって、音符を読むことは大変難しい事なので、
小さいうちに良く発達する、耳で聞いて弾いてしまい、
全く!楽譜を見ずに弾く子は大変多いです。
それを、少しずつ、出来る限り!楽譜を見ていくようにさせることが、
レッスンでもお家での練習でも課題なのですが、
小学生になると、耳で聞いた音を弾くよりも、
楽譜を見て確認して弾く方が容易なので、
ほとんどの子供が問題なく、楽譜を見て弾いてくれます。
(たまに、何度言っても楽譜を見ない子もいますが・・・汗)
そして、指の発達も年長さんから、小学校低学年辺りにかけての、
6歳から7歳で、ぐっ!と成長しますので、
そこに合わせて、ピアノを習い、指を使うと、
結構早い段階で、指が良く動くようになります。
指が良く動くと、発表会などで、
「ちょっと難しい」と思われる曲にもチャレンジできますので、
発表会前の練習も、
「ちょっとの無理」「いつもより頑張る」事で、
「こんな難しい弾けた!」と本人のモチベーションも上がり、
楽しく頑張れて、レベルアップも望めます。
ですので、毎日の練習を習慣づけたい場合も、
小学校低学年から習ったお子さんの方が、
「ピアノを習うにあたってお母様と約束」という事だけで、
「毎日の練習の習慣が付いている」生徒さんが多いのです。
これが、習い始めの年齢がもう少し大きくなってくると、
知的能力はもっと上がり、理解力はあっても、
「頭では理解しているけれど、指が付いてこない」
という、事が多くなってきます。
これは、もともと手指が器用か、そうでないか…という事も、
勿論大きいのですが、
開始年齢が上がれば上がるほど、
「頭では理解しているけれど、指が付いてこない」
という状態は、より程度が大きくなり、
大人になってから、初めてピアノを始められた方は、
「2の指を動かしたはずなのに、3が動いている」とか、
「右手と左手が一緒に動いてしまう」とか、
ご本人も「ええええ・・・?!!!嘘でしょ!?」
というような現象が起こってきます。
そこは、大人になるまでに、
「ピアノを弾くように、指と脳の回路が繋がらない」で、
成長してしまっているので、
脳と指の回路を、1つ1つ、繋いであげないといけないのです。
これが、なかなか根気のいる作業なので、
時間もかかりますし、
お仕事もあって、練習を毎日する。
という事も難しかったりするので、
大人になってから、全くの初めて習う方は、
そのあたりをいかに克服するか!にかかっていると思います。
「何かのイベントで演奏をする」とか、
保育士資格取得など、
「何かの資格取得でピアノが必要」とか、
目的、目標がある方が、続けられますし、
頑張れると思います。
ちなみに、私もピアノをきちんと先生について習ったのは、
小学五年生の春で、10歳の時です。
習う前に、独学で小学校の校歌を演奏できるまでになっていたので、
丸きりピアノに触れるのが初めて!という方と、
全部同じには考えていけないかもしれませんが、
本人にやる気があって、毎日休まず練習すれば、
習い始めるのが遅くても、専門を目指すことは可能という事です。
「もう大きくなってるし、今から習わせても上達は無理かな・・・」
と、思われているお母様!
まだまだ、全然遅くありません!
お子さんに「ピアノを習いたい!」というお気持ちがあるのなら、
「毎日休まず練習をする事」を、お約束させて、
是非是非!ピアノを習わせてあげて下さいませ。
きっと、上手になってくれますよ♪
以上、「ピアノを小学生になってから習う場合」
について、お伝えいたしました。
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