「ピアノコンクールについて」講師歴28年の私が今思う事 

最終更新: 6月17日


皆さん、こんばんは。

ピアノ指導歴28年。

これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、

兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪

今回は、

「ピアノコンクールについて」

 講師歴28年の私が今思う事 

について、お伝えしていきます。



今、巷では、日本最大級のピアノコンクール、

ピティナ・コンペティション」

の予選が、各地で行われています。



昨年は、新型コロナの影響で、

会場での予選が中止になったり、

web審査になったりで、



当教室でも、受験予定だった生徒が、

出られなくなって、



私も生徒もお母様も、

「せっかく、練習して準備したのに・・・」



と、大変残念な思いをしました



今年になり、ヤマハのコンクールも、

人数制限をして、会場での開催となり、



当教室からは、2名の生徒が、

コンサート部門にエントリーして、

入賞させて頂きましたが、



このコンクールを最後に、

コンクールに出たい生徒さんは

別コース(レッスン代が上がります)

に入って頂くきまり」を作り、



今年のピティナは、

受験生徒がない」という、

ほぼ10年ぶりに、

比較的ゆったりめな、

6月を過ござせてもらっています。



それでも、

発表会の選曲に追われているので、

忙しい事には、

変わりはないのですが・・・



久々に「梅干し」を漬けたり、

こうしてブログを書く事も出来ているので、



かなり楽になってることは確か♪です。



多少の睡眠不足はあるものの、

前年ならば、



ピティナや

県の学生ピアノコンクールに生徒を出しながら、

発表会の選曲をする・・・



もしくは、3~4年前は、

この時期に発表会もやっていたので、

(コンクールに出場する子達の

リハ代わりにする為です)



忙しいなんてものではなく・・・



しかも4年前は、ちょうどこの時期に、

母が危篤状態で、



毎日、

病院に通いながらレッスンをこなし、

コンクールと発表会を

こなしていたので、

(発表会の3日後に母が亡くなっています)



この時期、私、どうやって

生きていたんだろう・・・?(笑)

という感じですが・・・



コンクールに関しては、

ここ数年、色々思う所があり、



あえて、コンクール受験には、

別コースを作らせて頂いたのですが、



コンクールに関して

私なりの私見」を、

述べさせて頂こうと思います。



・コンクールは何故あるのか?


子供のコンクールが、

開催されるようになって久しいですが、



皆さんは、

コンクールって、

なんのためにあるか

ご存知でしょうか?



答え:


「ピアニストの

演奏活動の為」


です。



ピアニストが、

コンサートを開く際に、

チラシやポスターを作りますよね?



そこに、日程や場所、

演奏プログラムとともに、



演奏家のプロフィール

が記載されていると思います。



こんな風に・・・



「○○音楽大学卒業」

「○○音楽院に留学」

「ピアニストの○○△△氏に師事」

「○○コンクール〇位入賞」

で、ココです!ココ!



どこの誰だか、わからない人が、

コンサートを開いても、

誰も聴きに来てくれない訳です。



でも、有名なコンクールに入賞歴があれば、

ほお、○○コンクールで3位かあ・・・

聴きに行ってみようかなあ



となりますし、



有名なコンクールであれば、

上位入賞者や優勝者は、

メディアで紹介もされますので、



コンサートへの集客が出来る訳です。



つまり、コンクールは、

専門を目指す人のもの」なんです。



コンクールに出場するという事は、

=専門を目指す事なので、



「出てみたいから・・・」とか、

「ちょっと

経験してみたいから・・・」

というような、



軽い気持ちで、

出場するものでは

本来ないんです。



では、

・子供のコンクールは何故あるのか?


というと、

①才能ある演奏家を幼いうちから発掘し、

育成するため


②コンクール運営会社のビジネスのため


です。



軽い気持ちで出場しても、


②の

コンクール運営会社の

売り上げには貢献出来ますし、



①の

才能ある演奏家の箔をつける事にも

貢献は出来ます。



たくさんの人が出場する

大規模なコンクールで、

優勝したとなれば、



より箔が付きますから・・・



でも・・・

自分にとって、

お子さんにとって、



それって、何の意味がありますか?



凄く真剣に取り組んだのなら

たとえ、予選落ちしても、

入賞できなくても、



意味も価値もあります



子供の成長も、とても大きいですし。



でも、

頑張って練習出来ないのに、

真剣に取り組めないのに、



「出てみたい・・・」

というだけで、出場しても、



お金と時間と労力の無駄



だと思います。

(やはり私、この件に関しては辛口ですね・・)



大人のコンクールでも、

子供のコンクールでも、



年齢などの

参加資格をクリアしていて、

締め切りまでに参加費を

支払って申し込めば、



どのコンクールでも、

参加は可能です。



でも、練習不足で、

聴くに堪えない演奏」を



お忙しい中、審査して下っている、

先生方に、延々とお聴かせするなんて、



余りにも、失礼

だと思いませんか?



審査員の先生方の審査料って、

ほとんど名誉職で、

ボランティアのようなものなんです。



たとえ、

妥当な審査料が発生したとしても、



専門家の方に審査して頂くのならば、

それなりの演奏をしないとけないと、

私は、思います。



昨今、

「ちょっと経験させてみたいから・・・」

という



軽い気持ちで、

コンクール受験を

希望される方が増えまして・・・



そうすると、

了解したものの、



やはり、

言ったような練習が出来ない上に、

(気軽~♪な気持ちですからね・・・汗)



他の、舞台がある習い事と

平行させていて、

コンクール本番の前日や当日に、



そっちの練習に行って

しまわれたりして・・・

(ピアノの練習して下さい・・・!



そういう方に限って、

ミスして入賞を逃したら、



こちらの選曲や指導が

まずかったんじゃないか・・・

みたいな事を仰ったりする訳です・・・



う~ん・・・



もう出ないで・・・(笑)



それで、本気でやれる方以外は、

お声がけもしないし、

出場許可も出さない・・・という事になり、



「別コース」を作る運び

となりました。



レッスン料が格段に高くなれば、

本気で取り組めなければ、

本当に、お金と時間の無駄ですから、



「出たい」

と言われる方が、いなくなりました。

(目論見通りなのですが・・・(笑))



講師にとっては、

生徒一人コンクールに出すために、

多額の費用が掛かるため、



ただ、

「コンクールに出す」というだけで、

赤字なんです。



そういったことを、きちんとわかっていらして、

お礼を包んでくださる方もありますが、

(実はこれは、クラシックピアノの世界では常識です)



最近は、ご存知ない方も多く、

こちらとしては、大変な思いをしたあげく、

赤字になるだけなので・・・



私としては、

長年講師を続けてきて、



この但馬で予選の行われる

全てのコンクールで、



一位の金賞、優秀賞を取らせる・・・

という事は、

すでに数年前に達成しており、



指導に関する勉強も、

ずいぶん出来ましたし、

(当然、私の師匠には、全然・・・!

かなうはずもありませんが)



自分がこの仕事で、やり遂げたかった事、

成果を出したかった事は、

すべて出来たましで、



もし今後、コンクールに生徒を出すとしたら、

本気で頑張れる生徒だけ

に限られて頂き、



きちんとレッスン代に、

かかる費用は乗せさせて頂いたうえで・・

と思っています。



ピアノを習う生徒のうち、

コンクールで入賞出来る生徒は、

ほんの1割です。



9割の生徒は、

なかなか思うようにいかない中、



それでもピアノが好きで、

頑張って練習して

レッスンに通ってくれる子達です。



そんな子供達が、

日々楽しくレッスンに通って、

素敵な曲がたくさん弾けるように



私が、少しでも手助けできるといいな・・・

と思っています。



以上、

「ピアノコンクールについて」

 講師歴28年の私が今思う事 

について、お伝えしました。



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