こんばんは。
これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、
兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪
今回は、「ピアノ初心者のレッスン内容 大人編」です。
子供の場合と違って、大人の場合は、
言葉で説明すればご理解頂けるので、
その点では、こちらもレッスンが進めやすいです。
難しい事をする・・となっても、
ぐずったり、泣いたりもしませんし・・・(笑)
(ちなみに、ぐずったり泣いたりする子供の扱いは得意です!何気に自慢(笑))
話が逸れました・・・
ですので、大人の場合は、
子供と同様に「真ん中のド」を見つけて、
そこが楽譜で書くと、どこなのか・・・という事を、
楽譜を見ながら教えていきます。
楽語や拍子の説明とかも同時に行って、
まずは「情報をしっかり説明」します。
「今から、楽譜にあるこの音を弾きますよ~」という、前情報ですね。
(大人の場合は、まずは頭で分かっていないと進めないことが多いので)
でも、「さて、弾きます!」・・となったときに、
かなり身構えてしまう事が多いので、
「まっすぐ背中を伸ばして座ったら、力を抜いて下さいね」
とお話しします。
テキストは、基本この2冊を使用することが多いです。
「おとなのためのピアノ教本」と「バーナムミニブック」
バーナムのミニブックは、小さい子供の導入にも使用しますが、
一曲4小節という、短い練習曲の中に、
「段階的にテクニックを習得できる要素」がしっかり!詰まっているので、
子供のみならず、大人の初心者の方も、
無理なくテクニックを習得できます。
1番は「歩こう」
右手の1番(親指)と2番(人差し指)を動かして「歩く様子」表現します。
1番の指というのは、本来「物を握るように出来ている」ので、
中に手の中に入ろうとするのが普通なのですが、
ピアノを弾くときは、これを握らず、
「縦に」動かさないといけないんですね。
ですが、弾く事にまだ慣れていない、習い始めのうちは、
どうしても手に力が入ってしまい、
この1の指が上手く動かないんです。
上級者になっても「1の指」については、
よく注意を受ける所なので、
(音大時代の恩師も、いまだに師匠に「1の指!」て言われる・・・
と、仰っていました)
初心者が、1の指が上手く使えなくても当然なので、
出来る限り力を抜いて、
ラクに弾くようにします。
簡単で単純な練習曲だからこそ、
「手の形」や「動かし方」「脱力」に意識を持って弾くように、気を付けます。
2番は「ホッピングしよう」
「スタッカート(その音符の半分の長さで演奏する)」が出てきます。
いわゆる「切って」リズミカルに弾くので、
「ホッピングしている様子」を表現できます。
右手と左手を交互に弾くようにもなっているので、
間が空かないように、素早い右手と左手の移動が必要になります。
この短い2曲で、これだけの事を学べる訳です!
バーナムって、良い教材ですよね~
「おとなのためのピアノ教本」も、
大人が読んで理解して進めるよう、
楽譜の読み方、記号の名前などが最初に記載されていて、
譜面と一緒に手の写真も載っています。
拍の数え方も載っていて、
レッスンが終わって、自宅に帰って練習する際も、
これを読むと、
「ああ!そうだったな・・・!」と、思い出しながら練習出来ますね。
大人の生徒さんの場合も、子供同様、個人差はありますが、
やはり、まだこれからいろんなものを吸収する小さい子供と違って、
「すんなりとはいかないことが多い」ですし、
大人としてのプライドもあるので、
「出来ない・・・!(泣)」となると、やる気が削がれてしまうので、
どちらかというと、子供以上に、出来たところを褒めて褒めて・・!
励ましながらレッスンすることが多いです。
大人のなると、本気で叱られることも減って来ますが
(最近は仕事でも、そんなに酷く叱られる事ないですよね?)
凄~く!褒められることもまた、無くなって来ますよね。
こういうお稽古事で褒めてもらえると、承認欲求も満たされますし、
「さあ!また仕事も頑張るぞ!!」と思えれば、
日々の生活に張りも出ますね♪
私自身も、この年齢になると、もう親も両方とも亡くなりましたし、
ピアノ講師で個人事業主なので、上司もいませんし、
叱られる事って、自分の師匠からレッスンの時に・・・(汗)くらいです。
お褒めを頂く事は、ごくごく稀・・・(苦笑)ですが、
まあ、これは一応ピアノを専門に学んできたので、師匠が厳しくて当然として、
(そうでないと困りますし・・・)
たまにお褒めの言葉を頂くと、とても嬉しいですし、
曲があがって、新しい曲を頂くのも、とても嬉しく、
そんな時のレッスンの帰り道は、
「ワクワク♪」で「ご機嫌♪」です。
ですので、大人になった皆さんにも、
是非、この「ワクワク♪」と「ご機嫌♪」を、体感して頂きたい・・・!
と思っています。
大人になってからのレッスンは、
子供の時とはまた違った、楽しさと充実感があります。
習いたくなったら、気負わずに、
まずは体験レッスンへ是非どうぞ♪
以上、「ピアノ初心者のレッスン内容 大人編」をお伝えしました。
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