こんばんは。
これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、
兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪
今回は「ピアノ曲で有名な作曲家のついて知ろう!【J.S.バッハ編】その2」です♪
バッハは2度結婚しています。
かな~り!!の子だくさんでした。
1707年、22歳の時、バッハは1歳年上の従姉「マリア・バルバラ」と結婚し、
2人の間には7人の子供が産まれます。
バッハ35歳の時、マリア・バルバラが病死し、
翌年16歳年下のソプラノ歌手「アンナ・マグダレーナ・ヴィルケ」(大変有能な声楽家であったらしい)
と再婚し、2人の間に13人の子供が産まれ、バッハの子供は20人となりました。
特に、再婚したアンナ・マグダレーナとは音楽で心を通わせ、
とても仲睦まじかったようで、
アンナがバッハの楽譜を写譜するなど、バッハの音楽に大変な理解を示しました。
彼女に捧げられた楽曲が「アンナ・マグダレーナのためのクラヴィ―ア曲集」で、
ほとんどがバッハの息子たちの教育用に作曲されたもので、
とても可愛らしい、美しい小品が多いです。
バッハの息子達の中で3人が音楽家になりましたが、
その中でも、フリードリッヒ大王の宮廷音楽家になった次男の
「カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ」と、
モーツァルトに影響を与えたと言われる末息子の
「ヨハン・クリスチャン・バッハ」が有名です。
バッハが活躍したバロック時代(後期)は、
バッハの作品別に分けて「ワイマール時代」「ケーテン時代」「ライプツィッヒ時代」の、3つの時代に分けられます。
使用された鍵盤楽器は、主に「クラヴィコード」「チェンバロ」などで、
音域は現在の鍵盤楽器の代表であるピアノの約半分で、4オクターブ程でしたが、
1717年~1723年のケーテン時代には、
「ブランデンブルグ協奏曲」など、数多くの傑作が生まれています。
バッハの時代は「作曲家=音楽家」の時代で、
音楽家は皆作曲をし、その楽曲を演奏、指揮しましたから、大変な忙しさであったと推察されます。
バッハの作品についている番号「BWV(Bach Werke Verzeichnis)」
を、覧になったことがあるかと思いますが、
これは年代順ではなく作品別に編集され、番号が付けられています。
皆さんが、ソナチネ辺りから始める、
15曲の2声のインベンションはBWV772~786。
15曲の3声のシンフォニアはBWV787~801となっています。
お手持ちの楽譜で確認してみて下さいね♪
バッハは38歳の時、ライプツィッヒの聖トーマス教会のカントル(合唱長)となり、
ずっとこの職にとどまりました。
そして「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「教会カンタータ」など、
年に60曲ものミサ曲を作曲し、150回もの指揮を精力的にこなしました。
作曲家には、その作曲された楽曲から、
「あるイメージ」が付いていることって多いですが、
そのイメージをくつがえすような、
「実際は、こんなヒトだった・・」
というようなエピソードがあったりします。
小学生や、思春期の中高生にも、
ちょっと刺激が強すぎて、どう説明していいか・・・
と思うような逸話もあるのですが
そういう事を聞くと、
「へえ~・・・そうなんだ」
と興味を持てるので、知ることはかなり重要かな♪と思っています。
で・・・
「バッハは非常に真面目で勤勉だった」そうです。
まだ初心者の頃に弾く、メヌエットなどでは、
あまり感じないかもしれませんが、
どんどん上達していって、
インベンション、フランス組曲、シンフォニア・・・
平均律、イギリス組曲などなど、弾いて行きますと、
「納得」と思います。
緻密で入り組んでいますから、
楽曲分析もしながら、声部を弾き分けて、
「正確にきちんと」弾かないと、曲にならないし、
「何がいいたいのか分からない」
「ピアノが本当に上手いかどうかすぐわかる」
んですよね。
勤勉で真面目な人しか、こんな「ごまかしの効かない曲」書かないだろ~・・・
と、思います。
私は、このバッハの、
「ごまかしが効かず、上手い下手がよく分かる」
という部分が、とても好きで、
昔から「バッハ大好き~」と言って、
周りから引かれてきました・・・笑
難しいし時間もかかるので、
どちらかというと「あまり好きではない」
と言う方が、友人・知人でも多いですから・・・
前置きが長くなりましたが・・・
バッハ(Bach)、
ドイツ語で「Bach」=日本語で「小川」
と言う意味です。
つまり「バッハは小川さん」な訳です。
コレ、知った時、「おー」
と思った私。
「そんなポピュラーな名前だったんですね?!」
あの「白い巻き毛はカツラ」で、当時は、頭髪がより白い方が恰好良くイケていたらしく、
「頭に小麦粉を降りかけていた・・・」とか、
そのカツラの下は「丸坊主」だった・・・(笑)とか、
食にこだわり、今からしても物凄く豪勢で、
カロリーの高い食事を摂っていたらしい・・・とか、
(だから肖像画はでっぷりしてますよね?)
へええ~・・・
と、思うようなエピソードがたくさんあります。
楽曲について詳しく・・・!
も、勿論必要ですし良いですが、こういう「雑学」も面白いですよね♪
以上、「ピアノ曲で有名な作曲家について知ろう!バッハ編」をその2を、
お伝えしました。
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