皆さん、こんばんは。
ピアノ指導歴31年。
これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、
兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪
今回は、
「ピアノ発表会で映える曲♪おススメ20曲」
~初級バロック編
について、お伝えします。
バロック期について、
以下に、ササっと説明しておりますが、
「そんなんええから、はよ曲を紹介して・・・!」
という方は、動画のあるところまで、
飛ばして、ご覧下さい。
「ちゃんと読んだうえで、
曲を聴いて参考にしようではないか・・・!」
という方は、読んで頂けると嬉しいです♪
「バロック期」とは、
1600年頃から、1750年頃を指します。
バロック時代を代表する作曲家、
J.Sバッハの亡くなった
「1750年が、バロック時代の終わり」
と捉えられていまして、
日本だと、関ヶ原の戦いのあった、
戦国時代の終わりごろから、江戸時代の頃ですね。
(*初代将軍 徳川家康在任 1603―1605から
9代将軍 徳川家重在任 1745-1760の頃)
バロック期に活躍した主な作曲家は、
先に挙げた大バッハJ.Sバッハをはじめ、
「春」で有名なヴィヴァルディ、
「ハレルヤ」「調子のよい鍛冶屋」などで有名な、
ヘンデルがいます。
初級のピアノ曲だと、テレマンや、キルンベルガー、
バッハの息子のC.F.PバッハやW.Fバッハ、
モーツァルトのお父さん、
L.モーツァルトなどが作曲した、
小品が多くあります。
この時代には、
まだ「現代のピアノ」はありませんので、
主に、ピアノの前身楽器である、
チェンバロやクラヴィコードのために、
作曲されたため、
音域も狭く、対位法で書かれており、
複数の独立したパートからなされている、
ポリフォニー音楽です。
その事を、
しっかり頭に入れて演奏しないといけない為、
譜面は易しそうにみえても、
パッと聴いた感じは、簡単そうに聴こえても、
演奏するのは、結構難しく、
「上手い、下手がハッキリ!わかる」
曲ばかりです。
よって、コンクールや入試では、
ロマン期や近現代の曲とは別に、
このバロック期の曲や、
古典期の曲を、
「必須課題」として挙げられている事が多いです。
ピアノは、
1709年に、イタリアのクリストフォリのよって、
初めて製作されますが、
今のピアノとは違い、
音域も5オクターブほどで、
(*今のピアノは7オクターブと4分の1(88鍵盤))
メカニックもタッチも音色も、
全然違いますので、
当時の物は、
いわば「今のピアノの原型」ですね。
ですが、この時代の曲も、
ゆったりとした、綺麗な曲から、
明るくアッテンポな曲、
短調の物悲しい雰囲気の曲など、色々あります。
個人的には、
この時代の「ごまかしの効かない」
音楽がとても好きなので、
好んで聴き、演奏しています。
では、選曲いってみましょう!
(*ちなみに、難易度は私見ですので、
その方の得意不得意によって、
前後するかと思います。)
難易度★
◆ネッフェ「カンツォネッタ ハ長調」
導入から、初級のバロック期の曲は、
「プレ・インベンション」に多く入っています。
お母様方でも、
「あ~やりました!」
「楽譜持ってます~!」
と、仰る方、多いですね。
◆クリーガー「メヌエット イ短調」
◆テレマン「スケルツィーノ ハ長調」
◆ラモー「メヌエット ハ長調」
◆クラーク「マーチ ニ長調」(調号#2つ)
◆J.C.Fバッハ「アレグレット 二長調」
難易度★★
◆テレマン「ジーグ ト長調©」(調号#1つ)
◆コレルリ「サラバンド ニ短調」(調号♭1つ)有名曲!◆J.Sバッハ「メヌエット ト短調」(調号♭2つ)
◆J.Sバッハ「メヌエット ト長調」
◆J.Sバッハ「ミュゼット ニ長調」
◆ヘンデル「アリア 変ロ長調」(調号♭2つ)
◆ヘンデル「ガヴォット ト長調」
◆スカルラッティ「スケルツォ ホ短調」(調号#1つ)
◆J.Sバッハ「ブーレ ホ短調」
◆ロカテッリ「メヌエット ト長調」
難易度★★★
◆ラモー「ロンド よろこび ニ長調」
◆フック「プレリュード ト長調」
◆W.Fバッハ「春 イ長調」(調号#3つ)
◆チマローザ「ソナタ 二短調」(調号♭1つ)
今回も、
20曲に絞るのは難しかった・・・
良い曲、たくさんあるんですよね~
初級も後半になってくると、
中級の易しめのもの、
バッハでも、
フランス組曲の中の1曲とか、
その子によっては、
弾けるものもありますが、
ここでは、あえて入れませんでした。
少し難しいものでも、
気に入った曲なら練習も頑張れると思うので、
「この曲好き!」
という曲があったら、
是非、先生とご相談されてみて下さい。
以上、
「ピアノ発表会で映える曲♪おススメ20曲」
~初級バロック編について、
お伝えしました。
ようこピアノ教室HPはこちら♪↓
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