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「ピアノ練習」上達のコツ!綺麗に粒を揃えて弾くには?第一関節と心構え

更新日:2021年11月5日


皆さん、こんばんは。

ピアノ指導歴28年。

これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、

兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です。

今回は、

「ピアノ練習」上達のコツ!

綺麗に粒を揃えて弾くには?

第一関節と心構え

について、お伝えします。



結論。

綺麗に粒を揃えて弾くには、


「第一関節を鍛えましょう」



音の粒を揃えて、

綺麗に弾くには、

指を鍛える必要」があります。


これは、

マムシ指はどうすれば直るのか?

の記事でもお伝えしましたが、



第一関節が潰れてしまう、

いわゆる「マムシ指」の状態だと、

芯のある音が出せません



つまり、

一定の強さで

弾かないと弾けない所も、



音が弱かったり、強かったり、

してしまって、

音にばらつき」がでてしまいます。



強弱をきちんと

つけないといけないところでも、



大きな音が出せずに、

無理に手首に力を入れて

押して弾いてしまい、



綺麗ではない「汚い音

になってしまいますし、



弱く弾こうとししても、

第一関節が潰れていると、

コントロールが利かないので、



ただ弱いだけで、

音に芯が無くなりますし、

音自体も

抜けてしまいがちになります。



その為、生徒達にも「指の形

については、

しつこく、うるさく・・・!

言ってきましたし、



指を鍛えるために、

退屈で、皆さんが嫌いな(苦笑)

テクニック本をやる事の、

必要性」



これまた、しつこくしつこく、

繰り返し、

お伝えしてきたわけなんですが・・・



昨日、わたくし、

反田さんのラジオに、

角野隼斗さんがゲスト

来られているのを聞いていましたら、



角野さんも、私と同じように、

どうやったら、あんなに弱くて

綺麗な音が出せるんだ・・??

と思ったと仰っていて、



反田さんに、


そのコツは

「第一関節が重要」



と、教えてもらってから、



第一関節を

意識して弾くようにしている・・・

と、仰っていました。



反田さんによると、


第一関節を強化して、

いろんな角度から弾けるようにする


事が、鍵なのだそうです!



その動画

「反田恭平Growing Sonority」10/25放送

(12:35頃)↓

第一関節の、いろんな場所、

横とかも使って、

そこの部分で弾いたり

コントロールをすると、

綺麗な音が出るんですね!

(私もやってみました♪)



指を立てて、指の先で、

鍵盤の表面を「コン!」と、

叩くように軽く弾くと、



歯切れのよい、

軽い音になりますが、



柔らかい音を弾きたいときは、

指を伸ばして

(これはよくやる手法ですが)

指の腹の、

第一関節の部分で弾くようにすると、



確かに、弱い音が、

より一層、柔らかく、綺麗に響きます!!



おおおお~・・・!!

さすが・・・!



これをやろうと思えば、

まず第一関節が潰れている、

「マムシ指」では、

話にならないわけです。



ここを、しっかり強化するには、

指を強くし、

コントロールが利かせられるように、



繰り返し繰り返し

指練習をして、

指の関節に負荷

を、かけないといけません。



骨も筋肉も、

負荷をかけないと強くならないし、



一度、強くなっても、

弾かなくなったら、退化します



つまり、

弱って弾けなくなる

んですね。



だから、私は、

どんなに忙しくても、

基礎練習だけは絶対やる

ようにしていて、

①ハノン1~30までのどれか1つを

全調に移調して弾く。

黒鍵が弾きにくくて良い訓練になります。

②全調のスケール&アルペジオ24個を全部弾く。



それをやる時間を取ると、

曲が弾く時間がなく、

とってもつまらない・・・のですが、



曲ばっかり弾いていると、

練習時間が、十分に取れている場合

ならまだしも、



指が、ぜんぜんいう事を

きいてくれなくなってしまう

んです。



私は普段、レッスンがある時に、

この基礎練習しか出来ていなくても、



基礎練習をやっているおかげで、

週末のお休みに、曲を練習する時も、



さほど、ひどくはなまっていないので、

指のコントロールがききます



よく、生徒さんに(大人も子供も)


「どうやったら、

そんなに大きな音が出るん?!」

(子供)


「どうやったら、

そんなに速く弾けるん?!」

(子供)


「どうしたら、

うまく弾けるようになるんでしょうか・・・・?」

(大人)


と、聞かれるんですが、



同様に、


「ん、基礎練習やね」

「基礎練習ですね」


と、答えています。



上手くなりたい子供は、



そっか・・・

ハノンやツェルニーあんまりだけど・・・



と、思いつつも、

上手くなりたいし、



先生みたいに、

でっかい音で、グワッ!と

速く弾けたらカッコいい・・・



と、思うので、素直に、

基礎を頑張ろう!

としてくれる子は結構いるんですが・・・



かたくなに、拒否する子、

いますね・・・汗



大人の場合も、多くの方が、

そうなんですね・・・

といいつつも、



もっとラクして(笑)

短期間に

上手くなるような、

そんな秘訣

ないですか・・・!?



と、いいたげなんですよね・・・苦笑



実際、そう言ってくる方も、

いらっしゃいます。



はっきりしている私は、


「そんな方法、あるわけないじゃないですか~!!

あったら、とっくに私がやってます!(笑)」


と言ってます。



そうだったらば、

ピアノを習った事のある人は、



みんなもっとバリバリ!弾けて、

あっちもこっちも

ピアノが弾ける人だらけ・・・



ですし、



音大のピアノ科を出る事なんか、

誰でもできる事のはずなので、



私のような職業は

きちんと収入を得る仕事

としては、

存在しないでしょう。



今でさえ、ピアノ講師の数は多くて、

この仕事のみで食べていけている人は

少ないです。



反田さんや角野さんのように、

弾ける人だって、

もっと沢山!いる事になるので、



世界コンクールで入賞することも

凄くも、なんともない事になりますよね・・・



そこが格段に少ない」事を見ても、

皆が苦手とする、



地道なトレーニングの

長期間の積み重ね


と、


非凡な才能

(努力できる才能も含む)




が、あって初めて、

世界で通用する

ピアニストになりうるんです♪



なので・・・



趣味であっても、

綺麗にきちんと

弾きたければ、

基礎をやりましょう♪



きちんと弾けなくていいので、

基礎はやりたくないです・・



という場合は・・・



うん・・・

レッスンで言ってあげられることが、

格段になくなってしまいますね・・・



言ってもやらないし、

やらないから、

できないんですもんね。



リズムと、音の間違いくらいしか、

言ってあげられることがないです・・・



でも、それだと、

レッスンに通っている

意味がないですよね?



特に、うちみたいに、

グランドピアノが2台あって、

ピアノ科を出た先生の教室で、



けっして安くないレッスン代(笑)を

払って通う意味、ないです。



それなら、学校も出てないし、

楽器メーカーのグレードも

持ってないし、

昔、趣味でちょっとピアノ

やってました。

「だから、格安で教えます♪」って、

先生でいいんじゃないのかな~・・・

と、思うんです。



多分、リズムと音の間違いくらいは、

教えて下さると思いますので・・・



もしくは自宅で、

動画とか見聞きしながら、

自主練した方が、

お金も時間も、無駄にならなくて済みます。



よその教室を勧め、

レッスンに通わずに、

動画での自主練を進める

ピアノ講師ってどうなんだ・・・

稼ぐ気ないやろ・・ていう・・・苦笑



まあ、ですので、

今現在、うちにレッスンに

来られている方は、

大人も子供も、



基礎テクニック本を、

きちんと言うとおりに

やってくれている方が、大半です。



体験レッスンの時や、

入会のお問い合わせの時に、

そこのところを、

はっきり言うようにしているので、



昔に比べて、

入会率は減ったかもしれませんが、

私のストレスは減りました(笑)



そもそも、

その先生のいう事が聞けないのに、

その先生についている意味ってなに?

って思いますし・・・



こういうことに関しては、

師匠とも、良くお話をさせていただくんですが、



素直でないと上達はしない


と、やはりおっしゃいますし、



よそから移ってきて、

前の先生の悪口ばかり言う子も・・・


と・・・


「そういう方って、そのうち、

こちらにも不満を持ち始めて、

よそへ行って、

こちらの悪口をいうんでしょうねえ・・・きっと(笑)」



と、師匠と苦笑です。



一番、上達するのは、



「素直で純粋な負けず嫌い」

の子です。



最近やはり、

よそから移ってこようとする方の、

お問い合せは増えていまして



その際に、やはり、

今、習っている先生のご指導に、

思う所があって・・・

と、仰るんですね。



あ~・・またか・・」と思いつつ、

よくよく、お話しを伺ってみると、



・練習は毎日していない

・楽器は電子ピアノもしくは、

コンクールで入賞出来ないことが

悩みなのに、楽器はアップライト



という、パターンが、

ほぼ100%なんです。



①今の先生のおっしゃる事をちゃんと聞いて

②楽器を揃え

③毎日欠かさず最低30分以上の練習(初心者)

(中級以上なら、最低でも1時間半から2時間以上毎日)

(コンクールで入賞したいなら3時間以上)

*天才でない私たちは、

時間を取って練習しないと

天才の作った曲は、

弾きこなせません



これらを、きちんとやっていても、

上手くならない

結果が出ない」のであれば、



余程、先生と性格が合わないか、

先生のご指導に問題があるのかも知れませんが、



私が、お話しを伺った限りでは、

先生には何の問題もないどころか、



かなり根気強く、

丁寧にご指導されているようです。



ですので、

その先生のお気持ちを思うと、

とても悲しく

なってきてしまうんですよね・・・



コンクールの場合は、また違ってきますが、

それでも、

小学1~2年生くらいまでの級ならまだしも、



ある級以上に、

エントリーして入賞しようと思えば、

楽器は必要ですし、



指導者の方も、よりハイレベルで、

専門的なことが分かっていないと

指導できませんので、



コンクール入賞を目指すのであれば、

最低でも、

音短大のピアノ科を出られた先生か、



できれば、四年制を、

できれば、専攻科か院を出られた先生を、

できれば、芸大か(東京芸大)桐朋を

出られた先生に、付かれる事をお勧めします。



芸大や桐朋を出た先生が、

演奏は上手くても、指導は・・

という事はありますが、



どういう演奏&奏法がよいのかが、

わかっていないと、

日本トップレベルの音大芸大には入れませんから・・・



そういうハイレベルの先生の中で、

指導がお上手で、性格の合う先生を、

お探しになると良いかな・・と思います。



まあ、そんな先生方は、

誰でもレッスンして下さる訳では

ありませんので、



ある程度のレベルや

先生からの紹介は必要ですが・・・



そんなこんなで・・・

「よそから移ってこようとする方」には、

私、



「警戒」してます・・(笑)


そして、

今の先生にお気持ちを伝えて、

良くお話されることを、

おすすめしています。



そして・・・

うちからも、

よくわからない理由で、

(理由おっしゃらず)

短期で、急に辞める方とかも

増えました。



理由が何であれ、

きちんとした挨拶もなしに、

いきなりやめるって、

社会人として、問題です。



自分や、自分のお子さんが、

レッスンで上手く行かない原因を、

人のせいにして、よそへうつっても、



根本原因が解決していなければ、

同じです。 



そして、たとえ最初は、

勘が良く、

才能がありそうに見えても、

そういう考えでは、

上手くいかないです。



あと、

うちに来られる生徒さんの

目的の一つに、

グランドピアノを弾くため♪

というのが、あると思いますね。



なかなか、一般のお宅で、

グランドピアノを置く事って、

ハードル高いですから・・・



うちの生徒さんで、

一軒だけグランドピアノを

お持ちの方がありますが、



あとは皆さん、

アップライトピアノか、

最近は、

電子ピアノのお家が多いので・・・



これも、中級以上になると、

電子ピアノでは

上達が難しくなるので、



アップライトくらいは、

ご用意頂きのたいのですが・・・



グランドピアノ弾きたさにうちに来ると、

基礎練習をするように、

言われます・・・(笑)



そして、これらの記事からもわかるように、

笑顔で、色々はっきり言いますので・・・



それでもよろしければ、

どうぞ♪



一緒にしっかり基礎をやって、

いろんな曲が「綺麗に」弾けるように、

なりましょう!



以上、

「ピアノ練習」上達のコツ!

綺麗に粒を揃えて弾くには?

第一関節と心構え

について、お伝えしました。



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