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「大人の初心者のピアノ練習のコツ♪」たくさん練習しているのに、弾けないのは何故?

更新日:2021年5月14日

皆さん、こんばんは。

これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、

兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪

今回は、特に大人の初心者の方が陥りがちな、

練習をたくさんしているのに、弾けない

という事がなぜ起こるのか・・・についてと、その原因&対策法について、お伝えしていきます。


当教室には、現在、大人の生徒さんが4名いらっしゃるのですが、

そのうちの3名は、大人になってからピアノを始められた、初心者の方達です。


大人の生徒さんは、とにかく「やる気」が物凄~く!!あります。


「じゃ、次回までにここまで、練習して来て下さいね」と言うと、

大抵、その次の次・・・辺りまで、練習して来られます。


素晴らしい・・・!!


子供達もこれくらい、やる気を持って練習してくれるといいんだけどなあ・・・

そううまくいかないのが、世の常ですね 汗。


うちの生徒達は、子供達も、結構頑張って練習してくれる方だと思いますが、

それでも、大人の生徒さんのやる気と頑張りはスゴイ・・・!


ですので、私もそのつもりで、数ページ先まで曲をみたり、

伴奏の練習をしておいたりする訳ですが、


そうすると、決まって

「ここ、頑張ったんですけど、手こずりました・・・

何回やっても、上手く弾けないんです・・・」


という所が出てくるんですよね。


私は、子供のレッスンでも、大人のレッスンでも、

新しい曲を練習して来てもらう時に、出来る限り、レッスンで少し弾いてもらって、


出来ない所を上手く弾くポイント」を、お伝えして、

お家での練習が、スムーズにいくように心がけているのですが、


それが無い状態で、自宅で自主練・・となると、

中々、時間をかけても上手くいかない事は多いです。


だからこそのレッスンであり、

レッスンに通わず、我流で練習する事との差である訳ですが。


先日も、大人の生徒さんが、例によって、先の曲の予習をして来られていました。


大人の初心者の生徒さんに、最初に使用している、

「大人のためのピアノ教本」


この教本は、新しく弾く曲の、調の説明や、

そこで使われる和音が、丁寧にコードネームも付いて説明されていて、


大人のなってから、初めてピアノを学ばれる方が、

独学でも、練習、勉強出来るように作られています。


ですので、説明を読めば、ある程度弾けるようになっているのですが・・・

「それでも上手くいかなかった・・・」って、どこだろう・・・と、

お話しを聞いてみますと、


「ユー・アー・マイ・サンシャイン PartⅡ」


「左手の、ここが上手くいかなくて、ここだけ遅くなってしまうんです」

と・・・↓


この曲は「ト長調」(ドイツ語でG dur、英語でGmajor)なので、

主音が「ト(ソ)音」になるため、ファの音に「#(シャープ)」が付くんですね。


和音は簡単に「Ⅰ(G)」「Ⅳ(C)」「Ⅴ7(D7)」の3つが使われているので、

「G」と「C]は、どちらも白鍵しか使いませんが、

「D7」は、黒鍵の「ファの#」を弾かないといけません


で、この「G」から「D7」、「D7]から「G]への移動が、

スムーズにいかない訳です。


弾いてもらってすぐに、

「あー・・・!はいはい!なるほど!」と、すぐわかったのですが、


「腕原因はとのポジション移動」が出来ていない事

と、

「指が根元から動いていない事」

でした。


大人の方は、とにかく手指に力が入って、手首も肘も、ガチガチ!に固まったまま、

弾いてしまう方が多いのですが、


その固さが「練習をたくさんしても弾けない」の大きな原因です。


手首や腕が固いと、スムーズなポジション移動が出来なくて、

音域が広がってくると、更に弾けなくなってしまいます。


指も、動かしているつもりでも、指の根元からきちんと動いていないことが多いので、

この曲のように、左手の5番の指(小指)が、


「ソ」から「ファ#」に黒鍵に移動しないといけない時に、

しっかり根元から動いていないと、

「ファ#」の黒鍵の位置に、指が昇ってくれないんです。


白鍵の深さは約1cm、白鍵から黒鍵までの高さも約1cmありますから、

しっかりきちんと指が動いていないと、音はきちんと鳴ってくれません。



さて・・・

横でお手本を見せながら、腕ごとポジション移動をしてもらう事、数回。


口で伝えても、お手本を見てもらっても、なかなか上手くいきませんでしたが、

「あー!そういう事か!」と、頭で理解すれば大人は早いです。

上手く弾けるようになりました!


頭では理解していても、手が付いて来ない・・・

も、大人になってから始められた方の特徴でもありますが、

その逆の、頭で分かれば、手も付いてくる・・・もあるあるで、


頭で理解できていなくても、感覚で弾く子供と、大きく違う所だと思います。


大人に限らず、子供も、「ほんのちょっとした事」で、

何度自宅で練習してもなかなか出来なかったことが、

レッスンで、あっさり出来るようになることは、よくある事ですが、


頭も身体も柔軟な子供と違う、大人の場合は特に、

「なぜ、出来ないのか」をしっかり頭で理解する事が、

早く上達するコツだと思います。


あとは心して、「常に力を抜いて楽に楽に・・・」と弾く事。

練習していると、肩にも腕にもどんどん力が入って、

「ああ~・・・!疲れた!!」になってしまいますから、


練習は、リラックスして行いましょう!


以上、「大人の初心者にピアノ練習のコツ」について、お伝えしました。



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