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  • 「ピアノ補助ペダル」の種類&おススメ3点♪

    皆さん、こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は「ピアノの補助ペダル」の種類、おススメ品について、お伝えしていきます。 ピアノを小さいうちから習う場合、必要になってくるものの一つとして、 「補助ペダル」があります。 ピアノのペダルは3本ありまして、 一番よく使うのが、右端の「ダンパーペダル」で、 これは「開放弦」になるものです。 「踏むと、音が響く」ペダルです。 小さなお子様は、このぺダルに足が届かないので、 「補助ペダル&足台」を使用しますが、 色々と種類があり、各メーカーが似たようなものを作っていまして、 お値段も色々で・・・ また、年々、新しい補助ペダルが発売されていて、 どれを選べばいいのか、分からなくなりますよね。 「選ぶポイント」としては、 ・お子様の年齢と体の大きさ ですね。 製品によって、 調整できる台の最大の高さ、 低さが違うので、 ここを良く見て購入しないと、 「折角、購入したのに使えない・・・」 なんてことになってしまいます。 では、おススメ1点目。 就学前のお子様だと、数ある補助ペダルの中でも、 高さが一番高く設定出来る(床上26cm) ①「M-60」シリーズ↓ (メーカーさんによると、身長110cm前後のから使用可能) 当教室でも、ペダル付き足台は、こちらを使用しています。 このペダル、一時、製造中止になっていたのですが、 今は販売されています。 そして、今はさらに進化版として、 設置時に、ペダルをかける位置が分かる(透明になっています) 「M-60R+」 が販売されています。 ↓ コレ!すごくいい!! ですね! 普段のレッスンの時もですが、 舞台上でセッティング時に、 元のピアノのペダルに金具をかける際、 この位置が見えない為に、とても設置に時間がかかりますし、 M-60を含め、他のペダルだと、 横からでないと、設置面が見えないので、 右利きの人が設置しやすい、右側から操作しようとすると、 お客様の方に、お尻をを向けてしまう事になってしまうんです。 そうならないように、 左側から操作しようとすると、 非常にやりにくく、 コンクールで、緊張しているときなど、 余計に設置に時間がかかってしまって、 お母様方も、焦ってしまわれる事が多いんですよね・・ でも、これは良いです♪ うちの教室のペダルも、駄目になったらこれにしよう・・! と思いますが、滅多なことで壊れませんので・・・ (当教室の「M-60」は、もう25年くらい、使っています) ペダルにかける部分も、 2段階になっていて、 段差を付けて変えられるようになっていますし、 高さもM-60より、 さらに低く設置できるようになっている上に、 その高さの変更も、早く昇降できる仕様 になっています。 お値段が、少し上がっていますが、 その価値は、十分にある! と思います。 ですので、M-60を買うなら、 「M-60R+」の方が、絶対!おススメです♪ そして、完全にまだペダルは取れないから、 あと数センチ、台が欲しいんです・・・! という年齢が、 お子様の体格にもよりますが、 小4から小5辺りのお子様ですね。 その場合に良いのが、 おススメ2点目。 ②「アシストペダルスツール」と「アシストペダル」↓ 台の高さも2.5cmまで低く出来ますし、 ジョイント金具で、ペダルの高さも変更できます。 ペダルも、足台付き補助ペダルより軽いので、 足の力が弱いお子様でも、 踏みやすいです。 少し遊びがあるので、 ぐらつきが気になりますが、 六角レンチで調整できます♪ 当教室でも、少し大きくなった生徒達には、 こちらを使用しています。 大体、背の高い小5から、小柄な小6の生徒くらいまでは、 こちらの足台を使用しますね。 レベルが上がってくると、 左側の「シフトペダル」 *弦を打つハンマーがずれて、 打つ弦の数を減らし、 ハンマーの当たる位置がずれる為、 弱く柔らかい音になります。 も、使用しますので、 ペダルは忘れず2個ご用意下さい。 あと、おススメ3点目。 これは、そのうち是非欲しい! と思っているもので、 ③「フィットペダル」と「フィットボード」 このペダルとスツールを知ったのは、 師匠の、池田寿美子先生のレッスン室でして、 少し変わった、 凄く良さそうな補助ペダルでしたので、 どこでお買い求めになったのか、 先生にお尋ねしたところ、 「使わなくなったから、お教室で使って下さい」 と、生徒さんから頂いた・・との事で、 ピアノ指導者として有名な、 根津栄子先生が考案された、 スツールとペダルです。 アシストスツールもペダルも、 とても良いのですが、 金具を操作して、 高さを変えないといけないので、 結構、時間がかかります。 ですので、予め、 一人の生徒用に合わせると、 簡単には高さをえられないのですが、 フィットボードは、3枚のボードを、 重ねたり外したりするだけなので、 とても簡単で、 舞台上でも、素早く高さの変更が出来ます。 ですので、私のおススメは、 3点中のこの2点。 ・就学前幼児から小2、小3辺りのお子様には 「M-60Rプラス」 ・小3から小5、小6あたりのお子様には 「フィットペダルとフィットボード」 です。 それぞれ、結構お値段が張りますので、 ちょっとお高くて、お財布に厳しいです・・・ と、いう場合は、 これらのペダルを、 「ヤフオク」や「メルカリ」で探されるのも一案です。 新品の3分の1から、 場合によっては、 5分の1くらいのお値段で入手する事も可能 ですので、お得ですね♪ また、当教室でも、 不要になったペダルや足台を、 教室の生徒さんで必要な方に・・・と、 安価でお譲りされる場合もありますので、 タイミングが合えば、 良いものがお安く入手可能です。 (グループラインでお知らせしています) 色々、新しくてよいものが、 どんどん!出てきますので、 非常に迷う所ですが、 迷われた場合は、 各自、お世話になられている先生に、 一度、相談されると、 良いアドバイスが頂けるかと思います。 以上、「ピアノの補助ペダル」の種類、 おススメ品について、 お伝えしました。 お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「ピアノ発表会で気を付ける事」当日の注意点

    皆さん、こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、「ピアノ発表会で気を付ける事、注意点」について、お伝えしていきます。 練習もしっかり出来て、仕上がりも上々! ドレスも靴も用意できたし、美容院の予約もバッチリ!! あとは、いよいよ本番・・・!ですね。 当日の注意点としましては、 ①「絶対に遅刻しない」 何より、まずこれです。 どこのお教室の発表会でも、 これは鉄則ですね。 当教室では、昨年はコロナ渦での開催でしたから、 例年通りのリハーサルはしませんでしたが、 (皆さんの、会場での滞在時間を出来る限り短くするためです) いつもはリハーサルがあります。 リハーサルの前に、私が舞台上から「注意事項」を説明するのですが、 その説明をする時に、集合場所にいない方が、 いつもどなたか、存在してしまうんですよねえ~・・・ ある程度の事は、グループラインでも、 かいつまんでお知らせしていますし、 レッスン内でも、直接お話ししているんですが、 出番の5番前になったら、 舞台裏を通って舞台袖に移動する道順も、 当日直接、説明しながら誘導しないと、 分からなかったりしますし、 「これはダメですよ!という事を、 やってしまう方もあります・・・ そういった注意点の説明の時にいないと、意味がないので、 「絶対に遅刻しないよう、 集合時間には、集合場所にいらして下さい」 あとから、個別にご説明をしているお時間はありませんので、 くれぐれも、気を付けて下さいね。 また、早めに来て、きちんと「おトイレの場所や楽屋の場所を把握」し、 出番の前には、おトイレを済ませておきましょう。 ②「夏場でも、 本番直前まで上着を着ておく」 子供は、やはり暑がる子が多いので、 夏場だと、ノースリーブのドレスのまま、 会場にいるお子さんをよく見かけますが、 会場は冷房が効いていますので、 そのままでいると、 出番までに、肩や腕が冷えてしまいます。 緊張すると、ただでさえ、筋肉が冷たく固くなり、 腕や指が思うように動かなくなってしまいますから、 夏場でも、薄手の上着やショールなどをご用意して頂き、 名前をコールされるまで、羽織っておいて下さい。 ③「冬場は、手袋、カイロを忘れずに」 会場に暖房が効いていても、 緊張すると、手は冷たくなってきます。 出番直前まで、手袋をしたり、カイロで手を温めるなどして、 手を冷やさないようにしましょう。 ④「失敗を怖がらず、楽しんで演奏しましょう」 これは、①と同じくらい大切な事です。 練習を沢山頑張った事は、 先生もお家の方も、よくよく・・!分かっています。 緊張したら、普段出来ていることが出来なかったり、 「え?なんでここで??!」 みたいなところで間違えたり、 突然、頭が真っ白になって、 暗譜が飛んでしまう事がある事も、 誰よりも、先生が一番ご存じです。 (ピアニスト、本番あるあるですから・・・) そんな時は、慌てず、 分かる所から弾きましょう♪ 当教室では、本番前のレッスンで、 前後の生徒さんに聴いてもらったり、 動画を撮ったりして、 「緊張したらここが危ない・・!」という所を、 それで確認して、 「楽譜のどこからでも弾ける練習」をしています。 ですので、「あ!」となっても、止まらず(止まるのが一番良くないので) すぐ次から弾ける・・・ハズですが、 そこまでやっていても、 「出て来ない時」はあります・・・ そんな時も、慌てず、 「私は(僕は)間違えていませんけど、何か?」 という涼しい顔で、弾けるところから、平然と弾いて下さい♪ そして、最後のお辞儀の時も、 しっかり「笑顔」で、 「聴いて頂き、ありがとうございました」の気持ちで、ご挨拶します。 プロのピア二ストだって、 その日の調子で、結構大きなミスをしたりします。 私も何回も、色々やらかしています・・汗 (分からなくなって、数小節、適当に作曲して弾いたこともあります・・・(笑)) 舞台は水物ですので、ミスはつきものです。 ノーミスで演奏出来れば、それが一番ですが、 ミスしたらと言って、そんなに落ち込まなくて大丈夫です。 本番まで、練習を頑張った事。 舞台でたった一人で演奏を頑張った事。 本番を楽しめた事。 それらが、何より大切です。 発表会を頑張った事は、 子供を精神的に大きく成長させます。 勿論、出来る限り大きなミスが無いように、 しっかり!練習した上での話ですので、 練習はしっかり頑張って、 悔いなく、本番に臨みましょう♪ 舞台は、僅か数分であっても、貴重な成功体験となりますし、 とても大きな達成感が得られます。 皆さんにとって、素敵な発表会となりますように・・・ 以上、「ピアノ発表会で気を付ける事、注意点」 について、お伝えしました。 お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「大阪音楽大学 指導者研修レポート」その4~連弾曲を上手く演奏するには

    こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、「大阪音楽大学 指導者研修レポート」その4~連弾曲を上手く演奏するには について、お伝えしていきます。 さて、私が一番楽しみだった講座です♪ アンサンブルを楽しもう ~連弾でオーケストラの豊かな響きを~ 講師:藤井 快哉先生 課題曲は、 ・ブラームスのワルツOP.39-15 ・フォーレのドリー組曲OP.56より「子守歌」 ・グリーグのソルヴェーグの歌 ・ドヴォルザークのスラブ舞曲OP.46-8 先生のお話では、ドイツの踊り、フランスの歌、ノルウェーの歌、チェコの踊り・・・ という風に「2つの踊りと2つの歌」を選曲したとの事でした どの曲も、とても素敵な曲なので、選曲に迷いましたが、 私が練習したのは、フォーレのドリー組曲より「子守歌」のプリモ♪ 本当は「ソルヴェーグの歌」か「子守歌」のセコンドがやりたかったんですけれど、 「ソルヴェーグの歌」は表現を考えるのに時間もかかりそうだし、 「子守歌」のセコンドも、音も多いし、ペダルが難しかったので、 講座の日までに「きちんと弾けるものを」と、「子守歌」のプリモを選びました♪ それぞれ、受講者の皆さんがどの曲を練習してきたのか挙手し、 曲毎に分かれて座りましたら・・・・ 「あ・・・一番前や・・・」 なんと、一番前に座る羽目になってしまったのです~・・・ 絶対トップバッターですよねえ・・・? まあ、仕方ありません。 どうせ弾かないといけないのだから~・・・ ハイ。 案の定、一番に弾くことに。 今日初めてあった方と、いきなり合わすので、 余計に緊張しましたが、 なんとかそれなりに弾けまして、 「初めてにしては、かなりまとまっていて、良かったですよ♪」 「バランスがとてもいいです♪」 と褒めて頂けました。 良かった~♪ 「これだけ出来るのだから、さらにもっと!」 とおっしゃって、リタルダンドをかけるタイミングや、 音色について、色々とアドバイスをして頂きました。 他の方も次々と演奏されて、 「2分音符=42」のテンポのことや、(「4分音符=84だと速く感じる) 横の流れを感じること、 「P]の指示があっても、セコンドのフレーズがつながっているときは、 プリモの音量はおとしても、テンポは落とさないように、 転調し、プリモが腕を交差させて演奏する箇所は、 下から手をくぐらすことで、はかない音になる、 演奏のテンポリードは、音が細かい側にテンポを合わす事・・・など、 色々ご指導いただきました。 この曲は、また生徒さんが、レッスンで弾きたいと言われることがある思うので、 とても勉強になりました♪ この時、初めて会った方と、初めて合わす。という形だったわけですが、 普通、連弾は「合わせ」を、よりたくさん練習する必要があります。 初めて会った者同士でも、双方がピアノ講師で、かつ、演奏曲を、 自分が、ほとんど初見でもなんとか形にできる、 余裕で演奏できるレベルの楽曲を選んでいるからこそ、出来る事で、 どちらかの演奏力が「この曲、演奏レベル、いっぱいいっぱいです!」 だと、形になりません。 教室の発表会でも、保護者の方とお子さんが連弾、私と生徒が連弾、 生徒同士が連弾・・と、ソロ以外に、いくつか連弾も発表してもらう事が多いですが、 特に保護者の方との連弾の場合、 伴奏となるセコンドのレベルが、高すぎないよう、 かつ、早め早めに、選曲して頂くようにしています。 何故かというと、一人では上手く弾けていても、 隣で弾かれると、それにつられてしまいがちですし、 横に誰か座っていると、邪魔になって(特に腕が)弾きにくいですから、 それに慣れる必要があります。 音が、双方でぶつかるところもあるので、 合わせ練習の時間がたくさん必要です。 それに、やはり子供の演奏レベルは、 保護者の方よりかなり低い事が大半なので、 途中でテンポが遅れたり、速くなったり、 間違えて弾きなおしたり、止まってしまったり・・という事が多々ありますから、 余裕で弾けていないと、そういったミスに上手く対応できず、 伴奏が止まってしまう=音楽が止まってしまう・・という事になってしまうんです。 私も、まだソロで演奏できない生徒と連弾する時は、 よそ見しながら、生徒のメロディを歌いながらでも、余裕で演奏できる、 易しいものを選んでいますし、 ミスが出そうな、難易度が高い部分がある時は、音を抜いたり、変えたりして、 アレンジして演奏しています。 子供同士の連弾も場合も、演奏を引っ張るセコンドに、 プリモ側の生徒より、演奏力のある生徒に入ってもらい、 楽曲レベルも「楽しく余裕で弾けるもの」を選んでいます。 よって、連弾で楽しく、綺麗に演奏するには、 ・楽曲レベルを余裕で弾けるレベルまで、少し落とす事 ・合わせ練習をたくさん取る事 が、とても大切です。 無理のない選曲をし、合わせる練習をたくさんしましょう! 以上、「大阪音楽大学 指導者研修」その4~連弾曲を上手く演奏するには について、お伝えしました。 お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「大阪音楽大学 指導者研修レポート」その1 小さな子供のレッスンについて

    皆さん、こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、以前に受けた母校である「大阪音楽大学」が、受講希望者に毎年夏に行っていた、 研修に行った時の内容、感想をお伝えしていきます。 この講座、以前は毎年行われていまして、凄く勉強になるし、講師の知り合いも増えますし、毎年楽しみにしていまして、 行けない時があっても、レポートが広報誌に掲載されるのを、いつも楽しみしていました。 でも、数年前になくなってしまいまして・・・ 大変残念です・・・ 私が行っているときでも、そんなに受講者が多くはなかったので、 受講者が減ってしまって、開催が難しくなったのかなあ・・と、思ったりしているのですが。 しかし、もう7年も前になるんですねえ~・・・ お陰様で、生徒がどんどん増え、毎年この研修が行われる時期は、 夏のコンクール前の忙しい時期の平日で、 しかも私は遠方なので、泊りでないと参加できず、 次第に行けなくなってしまいましたから・・・ でも、本当に色々、楽しく勉強になる講座が盛りだくさん!でしたので、 その時の記事を、こちらにアップして、皆さんと共有できれば・・と、思います。 では、どうぞ! ↓ 8月1日、2日と泊りがけで、 母校の指導者研修に参加してきました。 1日(金)ピアノ指導 応用編 【1限目】 講師:植田 理恵子先生 「あっとおどろく”わはは”なレッスン!」 ~生徒を長続きさせる、レッスンの工夫と秘訣~ この講座、スゴく面白かったです! 受講枠は30人だったはずですが、その倍近く受講者がいて 先生もマイクをご使用でしたが、 いや、いらないでしょ~・・! っていうくらいお声が大きく、とってもパワフル!! 何度もマイク、ハウリング起こしてました(笑) 講義を受けている先生方の、恐らく皆さんが、 「植田先生のレッスンを受けている気分」だったのでは、と思います 「こんなレッスンだったら、 特に子供は、毎回レッスンに来るのが楽しみなんじゃないかな~♪」 と思うくらい、爆笑だらけなんです。 でも・・・ こんな「スゴイこと」、皆さん出来ませんよねえ~・・・ とも・・・ 何故かというとですね・・・ 曲のイメージを沸かせるために、植田先生は、 その生徒が弾いている曲に合わせた扮装で、いつも待ち構えているそうなのです。 モーツァルトの曲なら、 ナントドレス姿にくるくるカツラ姿で待っていたり パイレーツオブカリビアンなら、ジャック・スパロウよろしく、 帽子をかぶり、海賊になりきって、 「おうっよく来たなっ!待ってたぜっ!ふははははっ!!」 と、出迎えるんだそうです・・・ す、凄すぎる・・・ 慣れている生徒さんは、「またか・・・呆」 みたいな顔をされたりするらしいのですが、 最初はびっくりするし、かなりのインパクトですよね~ 実際、かなり気分は乗ると思います♪ 私も、曲についてイメージを沸かせるために、 色んなお話をすることはありますが・・・ コスプレまでは・・・・汗 植田先生は、声楽科のご出身との事で「なるほど~」 声楽科出身の先生は、バイタリティ―とアイデア溢れる方が多いですね♪ その出たアイデアを「恥ずかしがる事無く出来る」というのも、 声楽科出身の先生の強みですね。 ピアノ科出身者には、ちょっと・・・・汗 私も、ヤマハ時代には、着ぐるみを着させられて「いもむし」になって、 演歌を歌わされたり、 「セーラームーン似」な衣装を着させられて、踊らされたり・・・ 色んなことをさせられてきたので、 「羞恥心の線」がいくつか切断されている部分はありますので 出来ない事はないですが、 そこまでやると逆に生徒が引くかもしれませんね~・・・w 曲の雰囲気に合ったCDをかけて出迎えるとか、 そういうことでも・・・と、おしゃっていまして、 参考に出来そうな事も色々教えて頂きました。 うちの教室は小さい子が多いので、色々、ネタを考えたりしていますが、 仕入れないと、ネタも尽きてきますからね~ 色々、たくさん仕入れましたから さらに熟考したうえで、レッスンでいろいろやってみたいと思っています。 割引もきいたので、ご本も2冊購入してきました♪ 小さな子供の場合、集中力は長くは持ちません。 ですので、いかに飽きさせないか・・・・!が、大きなポイントとなって来ます。 (*「ピアノ初心者のレッスン内容」という記事にも詳しく載せています。) 私は、3~4歳の就学前幼児の場合、 30分のレッスンの間、 ・歌ったり ・リズムを叩いたり ・ピアノを弾いたり ・音感訓練をしたり を、色々品を変えて、数分ごとにやっています。 座る場所も、ピアノの椅子にずっと座らせず、 リズム訓練する時は別の机、音階を歌う時は、鍵盤シートの前。など、 子供が気分を変えてられるよう、 わざと、あちこち移動させています。 子供が飽きてきそうな雰囲気を察知したら、 「すぐ!別のこと」にチェンジです。 そうすると、 「え?もう終わりなの?まだやりたい!!」 という言葉を引き出せるんです。 帰りたくなくて泣き出す・・・(笑)という弊害もあるにはありますが、 行くのを嫌がって泣いたりするより、当然断然!いいですよね♪ 以上、「大阪音楽大学 指導者研修 その1」~小さな子供のレッスンについて をお伝えしました。 その2に続きます。 お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「大阪音楽大学 指導者研修レポート」 その2 ピアノの構造について

    こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、大阪音楽大学 指導者研修レポート」 その2 ピアノの構造について、お伝えしていきますが、 この記事は、指導者研修のレポートとして、軽めに書いています。 「ピアノの構造」については、また別記事にて、詳しくお伝えいたします。 2限目は場所をミレニアムホールに移動して、 「ピアノの構造Ⅲ」 ~ピアノの構造からピア二ズムを考える~ 講師:青山 一郎先生 あ~学校も久しぶり~♪ミレニアムも久しぶり~♪ 暑くて睡眠不足の中、ミレニアムホールまで歩くのが、 私にとってはかなりの苦行・・・ お昼ご飯をしっかり頂いて、眠気も倍増し、 結構なダルダルで受付を済ませ開場まで待っていると・・・ 「ああああ・・・っOさ~んっ」 同級生のOさんに、バッタリ会いました! この講座は「一コマから」でも受講できる、オープン講座だったので、 Oさんは、これのみ申し込んだのだそう。 いやあ~・・・6年ぶり。 お話したいことはたくさんあるけれど、 そうそう受講に来たんでした・・・ 青山先生の講義は、在学中も取っていたので、 「復習」みたいな感じになるかな~と思い、受講したのですが、 ピアニストで大学講師の丸山耕路先生が、 「演奏をしながら講義に参加して下さる」とのことで、 これはパンフレットにも載っていなかったし、 「おおっやった~」受講を決めて正解でしたっ しかし・・・ 既に知っている内容ですし、青山先生のお声はソフトなので、 睡眠不足で・・・ お腹満腹で・・・ ホールなので薄暗く・・・ と、なりますと、講義は「とても素敵な子守歌」に・・・・ 何度も頭をぐらん・・っと、させてしまいましたが 丸山先生の演奏の時は、バッチリ起きて演奏を聴きました♪ 講義中は、ショパンにリスト、ベートーヴェンを抜粋して演奏して下さって、 講義の最後には、私の大好きなブラームスの間奏曲op118-2を演奏して下さいました。 す、素敵すぎる・・・っ あ・・・ 青山先生、途中寝てしまってごめんなさい・・・ でも、ちゃんと「おおっそうだったなあ~」と、 ピアノのアクションの事や響板の事は、復習しましたよ~ ピアノ演奏は「遠隔操作でハンマーをコントロール」しています。 鍵盤と弦を打つハンマーは「シーソー」になっているので、 鍵盤から指を離すとハンマーは下がり、すぐ次の音の打鍵が出来るわけなんですね♪ トリルやトレモロなどの細かい音が、アップライトより断然多く入るのは、 この構造自体がまるっきり違っているからです。 普段、構造の事は何も考えず、感覚でやってしまうわたくしですが、 また、お休みに、アクションを見ながら、 色々研究してみたいと思っています♪ 以上、「大阪音楽大学 指導者研修」その2~ピアノの構造について、 お伝えしました。 その3 に続きます。 お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「大阪音楽大学 指導者研修レポート」その3 バッハの美しい演奏のコツ♪

    こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、「大阪音楽大学 指導者研修レポート」その3 バッハの美しい演奏のコツ♪について、お伝えしていきます。 2日目は、私の楽しみにしていた講座が目白押しでありました♪ 「バッハの美しさ、再発見!」 ~いろいろな視点からバッハの音楽をとらえてみよう~ 講師:松本 昌敏先生 その日のうちに、ベッドに入る事が滅多にない私が、 余りの睡眠不足と疲れの為、夜10時には就寝して、ガッツリ寝ましたので、 この日は、朝からちゃんとシャキッとしておりました。 (まあ、研修なので、シャキッとしてて当たり前ですが・・・) 研修案内に「バッハのインベンションとシンフォニアの楽譜を持参の事。(何版でも可)」 とありましたので、書き込みだらけで、かなり年季の入ったヘンレ版を持参♪ (バッハ シンフォニア(3声)1番より↓ ) 最初に先生が、バロック時代の歴史について、お話しして下さいました。 バロックが好きな私は、在学中に音楽史のバロック時代の講義を取っていまして、 非常に熱心に楽しく♪学んでいたはずですが、 いやあ・・・ 色々すっかり!忘れていたりして、びっくりです・・・ バロック(baroque)とは・・・ バロコ(いびつな形の意)というポルトガル語が起源で、 飾りをごてごてと付けた建築を批判し、揶揄する言葉なんですね。 ルネサンス時代には、不協和音の使用や装飾音に強い制約があって、 ポリフォニー(横の動きを表現)の技法をもとに、均整と調和の取れた音楽が主流で、 キリスト教が土台にあります。 当時は、「音楽は神のもの」でしたから、 教会の天井が高く作られているのは、 音楽をより高く高く・・・響かせて、神に捧げるためなんです。 その神の世界から、人間の表現へと向かっていって、 「感情(affett)を表現」するようになりました。 さらに、バロックも終わりの頃になると、 ヴィヴァルディやスカルラッティなどが出てきて、 縦の響き(和音)を重視した音楽が生まれてきます♪ さてさて、バッハのインベンション(良い着想の意)ですが、 この本は、息子の音楽の勉強のために書かれました。 当時はピアノはありませんから、 ピアノの前身楽器の基のひとつとなった・・・とされる、 クラヴィコードやチェンバロで演奏するように書かれています。 ピアノみたいに強弱は付けられない事もあり、 (ピアノフォルテ(PF)「弱い音から強い音まで出せる楽器と言う意味です) もともとのバッハの楽譜には、アーティキュレーションは書かれていません。 それを「現在のピアノでどのように演奏するか・・・」 という事は、色々議論もあるところですが、 大体「こう弾くのが今のスタンダード」みたいなのはありますよね♪ ですので多分皆さん、「ここはこう弾きます」と、レッスンで教わって弾いていたり、 CDなどでいろんな弾き方を聴いて研究したりしていると思うのですが、 やはり、一番最初に聴いた演奏や、自分が習ったことが、 自分の中で基準になるようで、 それとは違ったアーティキュレーションを聴くと、 変な気がしますよね~ 先生に言われて、プリントに、皆それぞれのアーティキュレーションを書きこみ・・・ 当てられたら、前に出て「自分はこう弾きます」というアーティキュレーションで、 弾いていったのですが、 「へえ~・・・そう弾くんだ~私のと違う~」 「あ~そうそう!やっぱりそう弾くよね♪」 みたいに、新たな発見もあるわけです。 バッハのインベンション・シンフォニアのより良い演奏のためには・・・ ①2声3声を「正確に」弾く うふふ~・・・なんといってもこれが難しい!ですね。 「正確に」各声部を弾き分けるには、そのテクニックが要るわけで、 1音たりともおろそかに出来ない為、「音が抜ける事は厳禁」なんです。 ②良い着想(インベンション)を得て展開し、表現する ここで、アーティキュレーション(イントネーション)をどうするか・・・というところになるわけですね。 どこで区切って弾くのか、つなげて弾くのか・・・ テーマはどこか・・・ 他の声部と入り組んでいる箇所もありますから、 たまに、大分弾いてから「あ・・・!こんなとこにもテーマあった・・・」って、 気付く事、多いです。私は。 ③カンタービレ(cantabile)の奏法 その場所に求められるにふさわしい、良い音で演奏する。 これは②と密接に結びついていますね♪ ④作曲への予備知識 その楽曲を深く理解することに繋がります。 どういう和音進行で進んでいるのか・・・ この日はインベンションの13番を使って、 和音を、ざっくりでも書き込んでいきました。 ポリフォニーだと、「あれ?この音って和音構成音?倚音?」って迷ったりするので、 なんだか本当に「テキトーに」書き、 先生の正解の演奏と楽譜を、 自分のものと見比べ、聴き比べてみますと、 どういう進行になっているのか、とてもよく分かり、 その場所で出したい音のイメージが、よりハッキリ湧きました。 「個々の音を明確に発音する、美意識を持つことが大事」とのこと。 受験前の講座でも、別の先生でしたが、 「指の発音」「明確で美しい発音」ということを、よく言われました。 綺麗で美しい音とはどういう音か・・が聴き分けられる耳があっても、 「その音を出す事の出来るテクニック」がなければどうしようもないので、 やはり情緒面と共に、メカニカルな面も鍛えないとダメですね。 またこのテクニックは、ちょっと練習を怠ると、すぐ落ちてしまいますから、 「日々の練習を、休むことなく継続させる事」が、何より大切だと思います。 以上、「大阪音楽大学 指導者研修レポート」その3~ バッハの美しい演奏のコツ♪について、お伝えいたしました。 お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「ピアノの部屋 防音の悩み」費用、融資の受け方について その3

    皆さん、こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、「ピアノの部屋 防音の悩み」費用、融資の受け方について その3 について、お伝えしていきます。 無事、融資も下りる事になり、急ピッチで工事を進めて頂く事になったのですが、 (年末までに、前の家を出ないといけなかったので) 何より心配だったのは、 「防音室がしっかり防音機能を果たしてくれるか」と、言う事でした。 部屋の大きさや、間取り、お隣との境目の構造など、 施工前の、その建物の状態によっても、防音の精度は変わりますから、 同じ「プレミアムプラン」で作ったとしても、 やはり「やってみないとわからない」部分があるので・・・ でも、工事中何度も打ち合わせをした、e-lifeの店長さんが、 「いやあ~・・!すごいですよ!これ。4重に囲むんです!」 と、仰っていましたし、 相当がっちり!!防音材で囲うらしく、 「こんなスゴイの、豊岡で見たことないです!」と大工さんも仰っていましたので、 だんだん、 「これは、かなり期待できるのではないか・・!」と思ってきました。 問題としては、かなりの防音材で囲むので、当然、部屋は狭くなります。 そうなると、天井が低くなってしまうんですよね・・・ ピアノにとっては、天井は高ければ高いほど良いので(その方が綺麗に、良く響きます) 最初にお願いした時も、 「出来る限り、天井高を取って下さい」と、お願いしました。 で・・・ 以前の水害(平成23年の台風で、豊岡市は大きな水害に遭いました)で、 ギリギリ床下浸水でしたから、 出来れば床は下げたくないけれど、 下げなければ、天井は低くなってしまい、 音響の事だけではなく、閉塞感も生まれてしまいますので、 限界まで床を下げて頂き、 玄関からレッスン室、トイレ、廊下を同じ低さにして、 キッチンまでに階段を2段作りました。 天井高を頑張って取って頂いたのと、床も壁も大好きな白にしましたので、 実際の広さは、以前のお教室より若干狭くなったのに、 「先生、前の教室より、広くなったね?!」と、生徒達に言われ、 「ううん、違うの。少し狭くなったのよ~」と、言うと、とても驚かれます。 白って、やっぱり広く見えますよね。 汚れは目立つので(抜け毛等も)お掃除は大変ですが、 グレーと白の上の猫、キジ白の下の猫も、何処にいても、とても映えます。 ナチュラルな木と、どっちにしようか、かなり迷ったのですが、 「猫が映える」という理由で、白に決定しました(笑)。 防音効果の方は、以前の記事にも書きました通り、 両隣の方が、 「え?うそ?!弾いてる?!!」「なんにも聴こえないけど?!」 と言われたほどなので、 安心して、真夜中も弾いています♪ ピアノの配置は、窓から離し、 ピアノの大屋根の開く(ここから音が良く出ます)方に、 音を吸収する音カベを設置して頂きました。 音響も、フラッターエコーなどが返ってこないように、 自分に音が良く聴こえるようになっています♪ 防音もバッチリ!で、音響も良くなったので、長時間の練習でも耳が疲れません。 これで、もっと・・!と、思えば、2つのドアをさらに「スペシャルドア」に変えれば、 (1つ100万円くらい・・・)音漏れはさらに減らせるようですが、 普段のレッスンも、真夜中の練習にも、現時点で問題はないので、 このままで。 費用面では、防音室に関しては、リノベーションで作る方が、高くつきます。 先に書きましたように、 天井高を取るために、床を下げたり、天井を上げたり、 元の状態から、防音に適したように作らないといけないので、 その為の、作業も材料もかなりかかるからです。 一から新しく建てる場合だと、それが必要ない為、 リノベーション半分くらいの予算で出来る・・という話を、 以前からよく聞いていましたの。 当然の事ながら、出来れば費用は、少なく押さえたかったので、 色々調べたり、師匠にもご相談しました。 師匠のお付き合いのある楽器店さんにも、そこ独自の防音工事があり、 費用も、かなりリーズナブル!と聞きましたので、 お話を聞くと、やはり、私の作った防音室の半値くらいでした。 でも西宮ですし、お世話になる施工会社さんとの連携の事などを考えると、 お世話になる会社と、お付き合いのあるところでお願いした方が、 色々スムーズかな…と思い、 費用は掛かるけれど、施工会社さんの方にお願いしました。 ですので、これからお家を新築される方で、ピアノを設置するし、 どうせなら防音室を・・・と思われる方は、 お家を建てられるときに、一緒に防音工事をされることをお勧めします。 私の場合は、急な事で、時間もなく、 一からの新築ではなかったので、リノベーションでしたから、 費用面も含めて、大変なことも多かったのですが、 ずっと無理だと、半ば諦めていた24時間演奏可能な部屋を、 思いがけない形で手に入れる事が出来たので「結果大満足!」でございます。 まあ・・・ 折角、奨学金の返済が終わりかけていたのに、 また、借金を抱える事になってしまいましたが・・・ 財産も何もなかった私の、これは「大きな財産」になりますし、頑張って返します♪ 以上、「ピアノの部屋 防音の悩み」費用、融資の受け方について その3 について、お伝えしました。 お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「ピアノ教室を探すとき」のチェックポイント!

    こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今日は「ピアノ教室」を探すときに 「何にポイントを置いて探せばよいか」・・・ という事について、お伝えしていきたいと思います。 「ピアノって何歳から始めたらいいの?」の記事でもお伝えしましたが、 まずは「ピアノを習ってどうしたいのか」という所から、 お考え頂くと、良いと思います。 小さい時から習わせて、もし上手くいけば、 専門に進ませたい・・! と、お考えなのか、 とりあえず、ピアノがちょっと弾ければいいから、 お月謝が安くて、自宅近くで通いやすいところがよい・・! と、お考えなのか。 私の考えといたしましては、 「とりあえず」で、お月謝の安いお教室というのは、 あまりお勧め出来ません。 ピアノのお稽古に限らず「安いもの」には、 安いものなりの理由がありますよね。 お月謝、レッスン料を高く取られないお教室の場合、 先生が、きちんとしたピアノ教育を受けていらっしゃらない場合や、 設備(楽器等)が整っていない場合が多いからです。 それなりにきちんとした設備を整えようと思えば、 当然費用はかかりますし、維持費もかかります。 それでも、その設備を整えるのは、 「その楽器、設備がないと、出来ない指導があるから」です。 私の教室の場合ですと、グランドピアノ2台を設置していますが、 これは生徒さんの隣で、弾きながら指導をするためです。 ある程度のレベルになると、演奏の仕方についても、 細かい指導が必要になりますが、 手首や腕の使い方、重心の移動の仕方、 ペダリングのタイミングなど、 真横ですぐに弾いてお手本を示してもらった方が、 各段に分かりやすく、レッスンの成果も高いのです。 その為、音高や音大のピアノ科の生徒のレッスンは、 グランドピアノ2台あるレッスン室で、レッスンが行われますし、 音高や音大で指導されている先生の、 ご自宅のレッスン室も、グランドピアノ2台を設置されている事が多いです。 副科(専門がピアノ以外で、ピアノは副科となる)レッスンの場合は、 ピアノ1台のレッスン室をあてがわれる事が多いことを考えても、 きちんとした専門的なレッスンを行うなら、 グランドピアノ2台ある事が理想です。 先生側も、それが理想とわかっていても、 住宅事情的に、そこまでの設備を整える事が難しい場合も多々ありますが、 それでも、きちんとした指導を目指すならば、 最低グランドピアノ1台は用意したいところです。 なぜなら、グランドピアノとアップライトピアノでは、 構造が違うので、出来る事が違うからです。 この構造の違いについては、また別の記事で書きたいと思いますが、 分かりやすい技術的な違いで言うと、 グランドピアノだと、力を抜いて速く指を動かせば、 装飾音やトレモロなど、細かい音が綺麗にたくさん入りますが、 アップライトピアノだと、構造的に、 グランドピアノほどたくさん細かい音は入らないんです。 力を入れて、無駄な動きをたくさんすれば、 それなりには音は入りますが、 その弾き方で、グランドピアノを弾くと、 固く重く「必死で弾いてます」感満載・・な感じになります。 これは、私が経験した事ですが、 その昔、ターンなどの装飾音が多かったハイドンのソナタを、 自宅でずっとグランドピアノで練習していて、 アレンジのレッスンの時に、アップライトピアノで 同じように弾いたところ、 曲のあちこちで装飾音が入らず、 変なところで力は入るし・・・で、上手く弾けず、 「え?なんで・・・??」 お、茫然としていましたら、そのアレンジャーの先生が、 「あなた、自宅はグランドピアノなのね?」 「アップライトだとグランドの弾き方で弾くとそうなるのよ・・ 弾きにくいでしょ?」と。 子供の頃は、アップライトピアノで練習していましたし、 教室のピアノも、アップライトピアノだったので、 わからなかったんですよね・・・ 専門に進むことになって、グランドピアノに買い替え、 レッスンも音高講師の先生の所に替わり、 先生のレッスン室もグランドピアノ2台のレッスン室でした。 その時に、フィンガートレーニングをして、 一から奏法を変えましたので、 それまでアップライトで弾いていた奏法とは、 まるっきり違う奏法になっていたんです。 そこから何年も経って、 「きちんとした正しい弾き方が普通」になってくると、 アップライトピアノでは、きちんと弾けない所が多々ある・・ ということがわかりました。 そこの所を、先生が良く良く!ご理解されている教室だと、 グランドピアノを設置されていると思います。 そこの所を、ご理解されていない・・という事は、 先生が、専門のきちんとしたピアノ演奏について学んでいらっしゃらない・・・ という事になりますので、 レッスン料はお安くて、経済的にも助かるかもしれませんが、 間違ったことを指導されて、 安いといえ、そこにお金を払う事は、大変もったいない事だと思います。 それに「ちょっと弾けたらいいから」と、 余りお勉強されていない先生の所に行って、 正しくないことを教えられてしまい、 悪い癖がたくさんついてしまった場合・・ それを直す事は、大変な苦労が必要で、 遠回りもかなりする事になります。 特にもし、習われた方がお子様で、その子に才能があり、 「これは専門に進める!」となった場合、 そのマイナスは、図り知れないほど大きいです。 私がまさにそうだったので、 私が指導する生徒たちが、私と同じ大変な思いをしないよう、 たとえ、趣味や気晴らしで弾く場合であっても、 綺麗な音で軽やかに楽しく、ラクに演奏できるようにと、 (正しい奏法で弾くと、疲れないので何時間でも弾けます♪) 正しい姿勢、指の使い方、体重のかけ方など、 しっかり指導させて頂いています。 私がレッスン室の紹介等でよく掲げている、 「無理なく楽しく♪」は、正しい奏法あってこそです。 また先生が、音大のピアノ科を出ていらっしゃらなくても、 音高や音大の先生の所にいって、学んでいる先生もいらっしゃいます。 お教室、先生を探されるときに、 「その先生が、今も師についてピアノを学ばれているか」 という所も、しっかりチェックされると良いと思います。 ピアノは(楽器はすべてだと思いますが)、 どんなに昔弾けていても、練習しなくなれば、全然!弾けなくなります。 私が音大でお世話になった先生は、 海外でも演奏活動をされているような先生でしたが、 ご自身の師について、レッスンを受けていらっしゃいましたし、 その日どんなに遅くなっても、毎日練習されていました。 勿論、私も今も師についてレッスンを受けていますし、 どんなに疲れていても毎日練習しますし、 練習時間は確保するよう、努めています。 また、先生が現在も師についてお勉強されいる・・という事は、 先生は「指導者」でありながら「生徒」もある訳です。 つまり「リアルに生徒側の気持ちがわかる」んですね。 しばらく、自身が生徒でないと、やはり生徒側の気持ちより、 指導者側の目線ばかりで、生徒を見てしまいがちです。 でも、自身もずっと生徒でい続けることで、 「ああ、こういう言われ方されてしまうと、やる気が落ちるなあ・・」とか、 「こういう事言われると、俄然やる気がでる!」とか、 ダイレクトに自身が感じているので、 自然と、生徒への言葉も対応も、 「生徒の気持ちを考えたもの」になります。 そこの所がクリアとなった先生で、 「ご自身のお子さんの性格に合いそうな先生」 「習われるご自身に合いそうな先生」 を、探されると良いと思います。 よって、 <チェックするところ> 1、先生が専門的にきちんとピアノを学ばれているか。 今も自己研鑽を積んでいらっしゃるかどうか。 2、教室の設備が整っているかどうか。 3、習われる方、お子様と相性が良さそうかどうか。 を、しっかりチェックなさって下さい♪ 以上、「ピアノ教室を探すときのチェックポイント!」 について、お伝えしました。 ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「大人がピアノ教室を探すとき」のチェックポイント!

    こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、大人の方がピアノ教室を選ばれる際の、チェックポイントについて、 お伝えしていきます。 これまた、 「全くの初心者である」のか、 「少し子供の頃に経験がある」のか、 「結構弾けます!(ツェルニー40番や、バッハシンフォニアなどまでやっていた)」 なのか・・でも、全然変わって来ますし、 ポピュラーを弾きたいのか、クラシックを弾きたいのか・・ でも、また違ってきますよね。 ですので、私がこれまで大人の生徒さんに指導してきた中で、 一番多かった「全くの初心者」「少し子供の頃に経験がある」の方が、 「どういった事にポイントを置いて、 教室を探されるのがよいのか」・・という事について、書いていきたいと思います。 まず・・・いきなり結論から行きますっ!! 「優しくて、根気強い先生、お教室を選んで下さい!」 これに尽きます。ハイ・・! 何故かと申しますと、 もう脳が出来上がっている大人は、 子供のように、順調にサクサク!進まないからです。 これはもう、嘘を言っても、上手を言っても仕方ないので、 本当の事をちゃんと、申し上げます! もうとにかくですね、 「指がいう事をきいてくれません!」汗 2の指を動かしたつもりが、3の指が動き、 「違いますよ~」と言っても、 「え・・?あれ?なんで?」という感じで、 間違った指が動いてることに気づけない・・・ 鍵盤の位置も、なかなか覚えられない・・・(泣) 「こんなに苦戦するとは思いませんでした・・・」 と、仰る方がほとんどです。 だからこそ、少しづつでも、毎日練習することが、 子供以上に大切になってくるわけですが、 お仕事や家庭があったりすると、 毎日練習をそれなりの時間取る・・という事も難しいので、 習い始めは「よおし!やるぞ!!」と意気込んで、 毎日練習していても、 「あ・・・今日無理・・・もう・・ね・・る・・。(撃沈)」 となってしまう日が、やはりある訳です。 それが1~2日なら、他の日で取り戻せたりしますが、 仕事が立て込んでいて「この1週間ほとんど弾いてない・・・!」 という状態で、レッスンに行かないといけないと時もありますよね。 そんな時、先生が怖かったら・・・ 「あかん・・なんて言われるやろ・・・怖い・・行きたくない・・」 (ここの所は、子供も一緒ですね笑) となって、 つい、休んじゃう・・・ そういう事が続く・・・ 辞める・・・ となってしまうんです。 先生の方も、怖くなるつもりはなくても、 事情もわかっていても、 生徒が毎回毎回練習してこなくて、 1曲が半年、1年かかっても仕上がらない・・となると、 やはり辛くなってくる訳です・・・ 根気がないと、そこを待ってあげられないんですよね。 そもそもピアノのレッスンというのは、 「練習」と「レッスンに来る事」がセットなので、 どちらかが欠けるとなると、それはもうピアノのレッスンを受けること自体、 意味がなくなってしまう・・というか、 「生徒さんの貴重なお金と時間を無駄にしてしまう」事になる訳です。 そこが指導者側にとっても辛い所ですし、 どんなに指導を一生懸命にやっても、 成果が全くみられない・・というのは、 終わりのない作業、仕事をしているのと同じなので、 そこも辛い所であったりします。 ピアノで専門にまで進むには、 毎日毎日、延々と同じパッセージの練習を、黙々と何時間も続ける・・・ という、 かなりの根気が必要なので、 ピアノの先生には、根気のある方は多いと思いますが、 でも「気が短い」「気が強い」という部分も、 同時に持ち合わせている方がこれまた多いので、 大人で、初心者であるなら、 「比較的、気立ての優しめ(笑)の先生」を選びましょう♪ 音大の先生などは、専門の生徒しかみて下さらなかったりしますし、 厳しくて当たり前だったりしますが、 初心者や、専門ではない生徒を取って下さる先生も、中にはいらっしゃいます。 これは、私が6年ほど前に、 母校の大阪音楽大学で行われた、指導者研修を受講した時のお話しですが、 こんな公開レッスンがありました。 「本学教員による模擬レッスン 及びディスカッション」 ~幅広い生徒を対象として~ 大学のミレニアムホールで行われた、公開レッスン。 あらかじめ、受講生である私達には、 公開模擬レッスンで演奏される楽譜や曲名は知らされていました。 「クーラウのソナチネOP.55-6」と、 「アナと雪の女王」から「let it go」 「アナ雪」の楽譜は、当日配布・回収でした。 「幅広い・・・」と言われている通りに、 クーラウのソナチネを演奏された生徒さんは、 楽曲を見て予想した通り、 おそらくコンクールなどに出演されているであろう、小学校高学年くらいの女の子。 アナ雪を演奏された生徒さんは、 習って間もない、大人の男性の方でした。 先に女の子の模擬レッスンでしたが、 ホールでの公開レッスンで、かなり緊張されたと思うのですが、 実によく弾いていました。 力が入りすぎていて、上手く演奏出来ない部分や、 バランスの良くない部分を、アドバイスしてもらっていましたが、 素質のありそうなお子さんだったので、 これを機会に、大学の先生にもレッスンを受けて、 きちんとした奏法や表現の仕方を学べば、 もっともっと・・・上達されるのでは・・・ と思いました。 年齢がいくと、一度付いてしまった癖はなかなか抜けませんが まだ小学生であれば、きちんと直るでしょうし、 もっと弾けるようになりますね♪ そして「かなり勉強になったな~・・・」と思ったのが、 次の大人の生徒さんでした。 「公開レッスン」となれば、先の女の子のように、 「良く弾ける選ばれた生徒さん」が出ることがほとんどだと思いますが、 「初心者の生徒さん」で、曲も「ディズニー」・・・ え~・・・??! 音大の先生のレッスンを・・・?? ホールでの公開講座で・・・???)(・□・;) これは今まで見たことがありませんでした・・・ レッスンの前に、その男性の生徒さんが、 「僕は基本、楽譜は読めません。メロディーも耳で聴いたのを、 弾いているので、楽譜とも違っていると思います。」 と説明され、さらにびっくり! レッスンが始まって、 「おおおお・・っ本当だあ・・・Σ(・□・;)!」 楽譜を見てても、 「今どこ・・??」っていうくらい、自由に弾かれていまして 汗 止まったりつっかえたりして、さらにどこなのか、 なんの曲なのか、全然分からない感じに・・・ でも、頑張って演奏されているんですよ・・・これがっ! そして、何より先生が「かなりの忍耐力を持って指導」されていました。 「間違うときって手が先に行ってしまっているから、 メロディーを歌いながら弾いてみましょう♪」と言われ、 舞台上で、ドレミでメロディーを歌って弾かれると、 なるほどミスが減ってます。 私達でも、いきなり手が行ってしまって、 考えずに音を出してしまうと、大変なことになる場合がほとんどですからね~・・・ 最後に、なんとか弾き終えられた時には、 会場から拍手が起きました・・・! 多分、その生徒さんのピアノ歴や実力からすると、 「アナ雪」は簡単にアレンジしてあっても、相当難しい・・・ でも、きっと「これが弾きたいですっ」と、仰った気持ちを大事に・・と考えられて、 先生もOKを出されたのだと思うのです。 そうはいっても、かなりのグダグダになるわけで汗、 色んなレベルの生徒をみたことのある私が指導する事になっても、 「かなりの根気と忍耐力が要るな~・・・」と思うのに、 音大の先生が、そのレッスンをされている・・・!ということが、 もう、衝撃でした。 音大の先生にみて頂くって、昔なら ある程度以上のレベルでないと、まずレッスン自体受けて頂けませんし、 レッスンを受けるなら、 きちんと最後まで弾きとおせないといけないんですよね~ あ・・・私は「一応最後まで弾いているがミスが多く・・・」 みたいな出来でレッスンに行き、叱られた事があります・・・汗) (まだ、叱られるだけマシですが・・・) こういう模擬レッスンで「色んな生徒さんのレッスンを公開で」 という趣旨だったから・・・だと思うのですが、 それでも「時代は変わったなあ・・・」と痛感しました。 私のところにも、子供の頃にピアノ経験のない、 初心者の大人の生徒さんが、数名いらっしゃいますが、 このお話をしましたら、 「その人、すごいメンタルですねえ~っΣ(・□・;)」と、驚いていらっしゃいました。 「もし、私が「公開レッスンに出ませんか♪」と言ったら、どうしますか?」 と聞きますと、皆さん一様に、 「いやいやいやっ!!とんでもないです~っ(汗)!」 と、仰ってましたね・・・(苦笑) でも、恥ずかしがらずに、どんどん、そういう機会にも参加し、 出ていく事で、得られるものって、とても大きいと思うんです。 大人になると「恥ずかしい」「失敗したくない」という気持ちが大きくなりすぎて、 緊張も、より大きくなってしまいますが、 出ることで、慣れても来ますし。 今は発表会が無理な大人の生徒さんも、 次回は、頑張って出て頂けれるといいな・・・と思いました。 そして、指導者側は、いろんな面での勉強・研究は勿論ですが、 何より生徒さん側の「気持ちに寄り添う事」と「忍耐力」、 これが大切ですね! ですので皆さん! 「優しくて根気があり、生徒に寄り添ってくれる先生」 を、是非選んで下さい♪ 以上、「大人がピアノ教室をの選ぶとき」のチェックポイント! についてお伝えいたしました♪ お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「ピアノを小学生になってから習う場合」

    こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です。 ピアノを習い始める場合、就学前から始められる方って、 結構多いと思います。 私がこれまで指導してきた生徒さんも、 圧倒的に、就学前幼児の時にご入会された方が多く、 一番小さいお子様で、1歳半からの開始でした。 年齢が3歳までは、無理のないよう、 1回のレッスンを20分にして、リトミックからの開始ですが、 何しろ小さいので、意思の疎通も難しく、 母親に対する依存も当然強いので、 保護者の方の同伴が条件となります。 20分間のレッスン中、集中してレッスンを受けてもらう・・・ というより、 生徒さんとお母様と私とで、「楽しく音楽と触れ合う」という感じです。 小さい頃からピアノを習う意味やメリットついては、 「ピアノって何歳から始めるのがいいの?」 の記事に詳しく書きましたが、 今回は、小学生から習う場合、 中学生や高校生になってから習う場合、 大人になってから習う場合について、 お伝えしていこうと思います。 まず「小学生になってからピアノを始められる場合」 小学生でも、低学年なのか、高学年なのか・・によっても変わりますが、 当教室では「小学2年生」から始められる場合が、結構多いです。 「1年生になる直前の春休み」という方もありますが、 小学生になってから習われる場合、 「小学1~2年生から開始」が、実はとっても良いです! 理由としては、もう小学校に入っているので、 1、きちんと先生の話が聞ける。 2、集中力がある(体が大きくなってきて体力がある事も大きいです) 3、手指の発達が著しい時期である。 4、知的能力が上がってきているので、譜読みが自力で出来る。 一番大きいことが、やはり「譜読みを自力でさせる事が出来る」 ところでしょうか。 小さいうちからピアノを習わせる場合で、一番大変なのが、 この「譜読み」であり、 これが自力ですることが難しいので、 レッスンでも、お家の練習でも、つまずきやすく、 継続が難しい・・といわれるところです。 年齢が小さい子共にとって、音符を読むことは大変難しい事なので、 小さいうちに良く発達する、耳で聞いて弾いてしまい、 全く!楽譜を見ずに弾く子は大変多いです。 それを、少しずつ、出来る限り!楽譜を見ていくようにさせることが、 レッスンでもお家での練習でも課題なのですが、 小学生になると、耳で聞いた音を弾くよりも、 楽譜を見て確認して弾く方が容易なので、 ほとんどの子供が問題なく、楽譜を見て弾いてくれます。 (たまに、何度言っても楽譜を見ない子もいますが・・・汗) そして、指の発達も年長さんから、小学校低学年辺りにかけての、 6歳から7歳で、ぐっ!と成長しますので、 そこに合わせて、ピアノを習い、指を使うと、 結構早い段階で、指が良く動くようになります。 指が良く動くと、発表会などで、 「ちょっと難しい」と思われる曲にもチャレンジできますので、 発表会前の練習も、 「ちょっとの無理」「いつもより頑張る」事で、 「こんな難しい弾けた!」と本人のモチベーションも上がり、 楽しく頑張れて、レベルアップも望めます。 ですので、毎日の練習を習慣づけたい場合も、 小学校低学年から習ったお子さんの方が、 「ピアノを習うにあたってお母様と約束」という事だけで、 「毎日の練習の習慣が付いている」生徒さんが多いのです。 これが、習い始めの年齢がもう少し大きくなってくると、 知的能力はもっと上がり、理解力はあっても、 「頭では理解しているけれど、指が付いてこない」 という、事が多くなってきます。 これは、もともと手指が器用か、そうでないか…という事も、 勿論大きいのですが、 開始年齢が上がれば上がるほど、 「頭では理解しているけれど、指が付いてこない」 という状態は、より程度が大きくなり、 大人になってから、初めてピアノを始められた方は、 「2の指を動かしたはずなのに、3が動いている」とか、 「右手と左手が一緒に動いてしまう」とか、 ご本人も「ええええ・・・?!!!嘘でしょ!?」 というような現象が起こってきます。 そこは、大人になるまでに、 「ピアノを弾くように、指と脳の回路が繋がらない」で、 成長してしまっているので、 脳と指の回路を、1つ1つ、繋いであげないといけないのです。 これが、なかなか根気のいる作業なので、 時間もかかりますし、 お仕事もあって、練習を毎日する。 という事も難しかったりするので、 大人になってから、全くの初めて習う方は、 そのあたりをいかに克服するか!にかかっていると思います。 「何かのイベントで演奏をする」とか、 保育士資格取得など、 「何かの資格取得でピアノが必要」とか、 目的、目標がある方が、続けられますし、 頑張れると思います。 ちなみに、私もピアノをきちんと先生について習ったのは、 小学五年生の春で、10歳の時です。 習う前に、独学で小学校の校歌を演奏できるまでになっていたので、 丸きりピアノに触れるのが初めて!という方と、 全部同じには考えていけないかもしれませんが、 本人にやる気があって、毎日休まず練習すれば、 習い始めるのが遅くても、専門を目指すことは可能という事です。 「もう大きくなってるし、今から習わせても上達は無理かな・・・」 と、思われているお母様! まだまだ、全然遅くありません! お子さんに「ピアノを習いたい!」というお気持ちがあるのなら、 「毎日休まず練習をする事」を、お約束させて、 是非是非!ピアノを習わせてあげて下さいませ。 きっと、上手になってくれますよ♪ 以上、「ピアノを小学生になってから習う場合」 について、お伝えいたしました。 お問い合せ&HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「こんなピアノ教室には注意!あまり良くないピアノ教室」

    こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は「こんなピアノ教室には注意して下さいね!」というお話です。 はい、ズバリ!それは、 「レッスン料の安い教室」です。 ここを最重要視して、教室を選ばれる方って、 実はとっても多いんじゃないかな・・・ と思うのですが、 いかがですか? あ・・・私の事かな・・・?と思われた方! 要注意ですよ~!! どんなものでも、安いものには理由があります。 反対に、高いものにも、 やはり、高い理由があります。 まず、レッスン代の安いお教室って、 どうして安いと思いますか? これ、聞かれて即答できる「ピアノ教室を探されている方」は、 ほとんど、いらっしゃらないのではないでしょうか? 安い一番の理由は、 「その先生が、ピアノ演奏と指導に自信がないから」です。 ご自身がきちんとピアノ演奏を学んで、 ご自身の演奏力が、人を指導するに足りるレベルにあると自負していれば、 そんなにお安くでは、レッスン出来ません。 楽器がアップライトピアノしかなく、 設備が十分でなくて、比較的安価なレッスン代にされている先生もありますが、 こちらはまだ、先生がきちんとピアノ演奏と指導法を勉強されていれば、 選んでも良いかもしれません。 ただ、グランドピアノとアップライトピアノでは、 出来る事が違うので、 出来れば、そこも、 きちんと費用をかけて、設備を整えているお教室が良いと思います。 この辺りは、田舎という事もあり、 そのお教室の先生が「子供の頃少し習ってて、 バイエル(昔は初心者が使うテキストとして一般的でした)まではやったから」 と、お月謝4000円で教えている・・・ という事が、普通に存在したりしています。 やっす・・・ いや・・・ そうじゃなく、マズいでしょ・・・ きちんと指導のできる先生が、 この金額なら、ものすごくお安くて破格ですし、お得だと思います。 (まず、ありえませんが・・・汗) でも、バイエルという、初歩のテキストしか弾けない方が、 たとえ少額でも、お金を取って人に指導してる・・という時点で、 大問題です・・・! それが、ボランティアなら、まだいいかと思います。 いや、ボランティアでも、 「未来ある子供達に、変な事を教えないでください!」 と私は思うので、やっぱり駄目ですね・・・ バイエルなんて、ちょっと呑み込みの良い子供なら、 1年くらいで終わらせる子もいますし、 マイペースでやってても、数年で終わってしまうと思います。 そのあと、どうするの・・? と・・・ ちゃんと「これ以上は先生は教えられないから、他の先生の所に行ってね」 と、言って下さるでしょうか・・・? いえ、恐らくおっしゃらないと思います・・・ そんなことが、きちんと言える方なら、 ご自身がしっかり勉強してから、お教室をされるでしょうし、 指導をしながらも、勉強は続けられると思います。 ピアノ演奏は、頭だけでなく、 身体でも覚えていくので、 いい加減な事を教えられて、一度変な癖がついてしまうと、 それはなかなか!抜けません・・・ 趣味で弾く場合でも、 ソナチネ(全音ピアノピースのBランクくらい。初級上)辺りで頭打ちになってしまって、 自分では凄く頑張って練習しているのに、 全く弾けなくなる・・!という状況になります。 特に、左手のアルベルティ・バス(ドソミソ、ドソミソ・・てやつです) がきちんと正しく弾けないですね。 右手に良く出てくる、ターンやトリル(細かい、飾りの音です) といったものも、入れる事が出来ない事が多いです。 直すこちらも大変ですが、直せず苦労する生徒が、 なにより大変で、可哀想です。 以前、そういった先生のところから移ってきた高校生が、 音楽専攻に進みたい・・・!と言ってきた事がありましたが、 結構呑み込みもよく、 小さい頃からきちんとしたことを習って練習していれば、 もっと上手くなっていたであろうに、 どう頑張っても、悪い癖がなかなか抜けず、 練習量もそんなに取る事が出来なかったこともあって、 音大や、音楽コースの試験課題によくある、 ソナタ(古典期にベートーヴェン、モーツァルト、ハイドンなどが作曲したものが多く、 主に急、緩、急の3楽章で構成されていることが多い楽曲(ソナタ形式)。 ソナチネの次のテキスト名でもある)がきちんと弾けず、 基本のバッハのインベンション(本格的にピアノを学ぶ際に、バッハを勉強する最初のテキスト)さえ思うように弾けなくて、 音楽専攻に進むのを諦めた子がいました。 うちに来たのが、確かもう高2になっていて、 せめてもう少し早く、うちに来てくれていたら・・・という、 大変残念な思いをしたことがあります。 そして、実は、私自身も同じ思いをしています。 ピアノを習わせてもらうのも遅かっただけでなく、 ちゃんとピアノ専攻を出られた先生に付いて来なかったので、 受験前に、今もお世話になっている師匠のところにレッスンに行ったとき、 奏法のすべてにダメ出しを受け、 一から弾き方を直しました。 初めてのレッスンから帰った日、 ピアノの下に潜り込んで、号泣しました。 「私は一体、今まで何を教わってきたのか・・・!」と・・・ でも、泣いていたって、弾けるようになるわけでも、 上達するわけでもありません。 そこから一年発起して、約2年間、 奏法を修正しながら練習に励み、 無事、音大に合格しました。 でも、それはそれは大変で、相当時間もかかりました・・・ 本当に寝る間もないくらい、 フィンガートレーニングをやっていましたね。 勿論、テレビなんて見ていないので、 当時流行っていたものは、なんにも知りません・・・!(笑) ですので、私が自分のお教室を作ったのは、 「自分みたいな思いを生徒にさせたくない」 「自分がこんな先生に習いたかった・・・こんな教室があったら・・・」 と思う、「理想の教室を作るため」です。 どうか「自分の子供に」とピアノ教室を探されてる、お父様、お母様、 決して!「安い」という理由だけで、 お教室を選ばないでください。 安くて良さそうな教室を見つけられたら、 「なぜ、安いのか」「その理由はなにか」を、 きちんと、そこの先生にお尋ねになって下さい。 ちなみに、私の教室は、無茶苦茶高くもないですが、 決して安くはありません。 でも、その理由は、きちんとご説明できますし、 私の教室を選んでくださった生徒さんを、 絶対に上手に弾けるようにさせてみせます! 最後、結局自分の宣伝になってしまいましたが・・・(笑) 以上、 「こんなピアノ教室には注意!あまり良くないピアノ教室」 についてお伝えしました。 お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「ピアノが人気の習い事である理由」とは?

    こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は「ピアノが人気の習い事である理由」について、お伝えしていきます。 まず何といっても、 「弾けるとカッコいい♪」 これでしょう・・・! 特に、クラシックの中でも、よく知られている曲が、 サラッと弾けたりすると「おお~・・!!」ってなりますよね。 こういうシチュエーションは、社会に出るとそんなにはないと思いますが、 学校に在籍している間は、よくあります。 それは、学校の授業に音楽があるからであり、 音楽室にはピアノがあるから・・・ 休憩時間とかに、 「〇〇ちゃん(△△くん)、ピアノ弾けるんでしょ?なんか弾いてよ!」 と言われて、 「ええ~・・・?なんかって言われても・・・ そんなに弾けないよお~・・・?」って言いつつ、 ショパンの小犬のワルツ辺りを弾くと、 速い曲なので、すごく上手く感じてもらえます(笑)。 幻想即興曲なんか弾いた日には、 「す、すっご~い・・・!!!」なんて言われて、 「物凄くピアノの上手い人」認定確定です(笑)。 小学生でこれらを弾ければ、本当に上手い!ですが、 (コンクールで入賞できる子なら、この辺は小学生でも演奏できます) ここまで弾けなくても、発表会で演奏した曲を弾けば、 習っていない子からすると、とってもスゴイ!ので、 やはり「ピアノの上手い人」認定されるでしょう♪ また、学校では、合唱コンクールがありますよね。 その伴奏者に選ばれたりしますので、 わざわざ休憩時間に「なんか弾いて!」と言われて弾かなくても、 「ピアノが弾ける人」「上手な人」となります。 いわゆる、一芸に秀でてている事になりますので、 お勉強が少々苦手であったりとか、スポーツもあまり出来なくても、 ピアノが弾けることで自信になりますね♪ また、脳科学の澤口先生も、テレビ番組でも、著書でも仰っていましたが、 「ピアノを習うと、他の習い事は必要ない!」 というくらい、脳が良くなるのだそうです。 実際、有名大学の学生の多くが、幼少期にピアノを習っていた・・と統計があるそうで、 ピアノを習って絶対音感を付けると、 IQが「平均10以上、上がる」と言われています。 そして、このピアノという楽器は、 専門的に、きちんと勉強する・・!となると、大変難しい楽器ではありますが、 音階(その名の通り「音の階段」)でいう「ドレミファソラシド」が、 「目で見て、その順番通りに鍵盤が並んでいる」 ので、 小さな子供や、音楽の素地の無い方でも、 「とっかかりが易しく、始めやすい」というのがあります。 他の楽器ですと、弦楽器のギターにしろ、バイオリンにしろ、お琴にしろ、 順番に弦を弾いていっても「ドレミファソラシド」ひはなっていないのですし、 パっと目で見てわかるところに、楽器を構えないので、 ちゃんと弦が押さえられているか、わからなかったりします。 私は、少~しだけ!!ほんのちょっと、ギターを弾いたことがありますが、 ちゃんと押さえられているか分からなくて、 よいしょ・・!と、楽器を持った手をひっくり返して確認しながら、 練習していました(笑) お琴は、まだ楽器を目の前に置きますが(学校の副科でやりました) 弦の順番どおりに、ただはじいても、「ドレミファソラシド」にはなりませんし、 左手で弦を押さえて、右手に嵌めた爪で弦をはじかないといけませんが、 しっかり弦を抑える事が出来ていないと、 ちゃんと音が出ません(音程)。 これはギターも同じですし、バイオリンは経験がありませんが、 左手で弦を押さえて、右手で弓をもって弾くので、 原理は一緒ですね。 ちゃんと、左手でポジションを正しく押さえる事が必須です。 管楽器も、押さえる指を覚えないといけないですし、 なにより、まず音を出すのが大変です。 マウスピース(口でくわえるところですね♪)だけで、 音を出す練習をしないといけません。 オーボエとクラリネットだけ経験がありますが、 最初はなかなか音が出ないんですよね~・・・ 特にオーボエ。凄く大変!! なので、金管楽器などは、小学校で希望者がクラブに入ってする場合も、 小4からですし、 吹奏楽部で木管楽器をする・・となっても中学からで、 幼少期からこれらの楽器を演奏するのは、 体格的にも知力的にも難しいですよね~・・・ バイオリンなどは、体格に合わせて買い換えていきますが・・・ あ!そうそう!弦楽器は自分で調弦しないといけないので、 幼少期からバイオリン等を習うなら、 保護者の方が、楽器経験者でないと厳しい部分はあると思います。 今は、調弦するためのアプリもあるそうですし、 (結構お高いらしいです・・!) ギターなどは、チューナーを使って合わせたりするらしいので、 大人はまだ・・・ですが、小さい子供は大変ですよね。 楽器が大きいし・・・ ピアノも鍵盤は大人の男性用に作られているので、 大人であっても女性が演奏するには、 レベルが上がると結構厳しい部分もあるのですが、 なにしろ「とっかかりが分かりやすい♪」 これに尽きますね! あと、将来「保育士になりたい!」となった場合、 ピアノが必須科目に上がって来ますが、 経験しておくと、この辺は楽勝♪ですね! 初歩程度出来れば、必須の部分はクリアできますし、 弾ければ弾けるほど、就職も早く決まります♪ また、教室のHP(ようこピアノ教室) にも載せていますが、 コツコツとした、毎日の練習の積み重ねが大切になって来ますので、 将来成功するのに必要な能力とされる、 「誠実性」=「努力を継続させること」「忍耐力」を見に付ける事が出来ます。 というわけで、ピアノは、やっておいて損はない!と思いますし、 「きちんと取り組めば、将来必要な能力を同時に得られる」・・という事になります。 そして、なんといってもですね、 「弾けると楽しいんです♪」 私は、何がストレスになるか・・って、 忙しくて自分の練習時間が取れない事、 弾く時間が取れないことがストレスになるので、 思いっきり練習出来た日は、気分爽快です♪ 皆さんにも、是非! この楽しさを知って頂きたいな・・・・!と思います♪ 以上、「ピアノが人気の習い事である理由」について、 お伝えいたしました。 お問い合せ&HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

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