「ツェルニーやハノンってやらないと駄目ですか?」ツェルニー編

更新日:11月4日


ピアノ指導歴28年。

これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、

兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪

(チェルニー30番練習曲 第一番↑)


今回は、

「ツェルニーやハノンって

やらないと駄目ですか?」

ツェルニー編

について、お伝えします。



その1、その2のハノン編で、

これでもか・・・!」と、



基礎テクニック教則本の大切さ

を、お伝えしましたので、



今回のツェルニー編では、

このツェルニー教則本を書いた、



カール・ツェルニー」についても、

お伝えしていきたいと思います。



皆さんは、ツェルニーって

どんなお顔の方かご存知ですか?



はい♪この方が

ツェルニーさんです。↓

カール・ツェルニー

(1791-1857)

オーストリア ウィーン



ツェルニーは、教則本以外に、

いわゆる「有名な曲」

を遺してはいないので、



モーツァルトや

ベートーヴェンのように、

学校の音楽室に

肖像画はありませんから、



ツェルニーが

どんな顔立ちの人だったか・・・

を知るのは、



ピアノを習っている人が、

ツェルニーの教則本に入って、



見開きページに載っている、

この肖像画を見て初めてで、



へえ~・・・

この人がツェルニー・・・」と、



知った方が大半かと思います。


では、

*ツェルニーが大切な理由*


①ベートーヴェンの弟子であったから

②ツェルニーの弟子にリストがいるから


です。


①ツェルニーはベートヴェンの弟子


9歳で、

ベートーヴェンに弟子入り。



「え~?!そうだったの??!」

と、驚かれた方も、

多かったのではないでしょうか。



ベートーヴェンは、生前、

「ピアノ演奏法」についての本を

遺せなかったので、



弟子たちが、

「ベートーヴェンから学んだ

その演奏法を、

教則本にした・・・」

と、言われています。



つまり、

この「ツェルニー教則本」は、


べ―ト―ヴェンの楽曲を

きちんと弾きこなすために

書かれたもの


なんです。



ツェルニー教則本は、

ハノンほど退屈ではないにしても、



テクニックのみに終始

している部分は大きく、



芸術面では、

やはり退屈な面も多いですから、

否定的な見方も多くありますが、



私が、

長年指導してきて、



ツェルニーをやる事で、

はっきりしている効果は、


「やると音の粒がそろう


です。



特に、


「ツェルニー30番」

は必須


です。



コンクールに出場するような

良く弾く生徒で、



綺麗な音を出せる子は、

結構いるんですが、



こういう一見、

退屈にも思われる

テクニック本をやっていないと、



せっかく綺麗な音で弾いているのに、




「ここぞ!」という、

盛り上げて弾きたいところ、

聴かせたいところで、

音量が足りなかったり



細かい音を、綺麗に

粒を揃えてクレッシェンド(だんだん強く)

したいところで、



上手く強く出来なかったり、

粒がそろわなかったりしてしまって、


物凄く、

勿体無い


んですよね・・・



ハノンと同様、ツェルニーでは、



「短期間で、

それらをクリアできるように

出来ている」


ので、



「曲として、

あんまり素敵じゃないんだよね・・・」



と思っても、



是非じっくり!

取り組んでもらいたい教本です。



私のレッスンでは、

ツェルニー30番は全曲暗譜

してもらっています。

*バッハのインヴェンションとシンフォニアも




②リストはツェルニーの弟子


これも、

えええ~?!そうなの??!

ですよね。



私の生徒たちも、

この話をするたびに、

みんな驚きます。



リストと言えば、

「超絶技巧」「派手」

人呼んで「ピアノの魔術師」。



あんなにド派手に、

技巧を凝らした曲を

弾きこなそう!



と思えば、やはり、

しっかりとした

テクニックは必要です。



そのテクニックを、

ツェルニー先生から学んで、



あのような数々の難曲たち

(*皆さんご存知 ラ・カンパネラ、

メフィストワルツ、ハンガリー狂詩曲など)

を作曲し、演奏しているので、



ツェルニー教則本の重要さ

分かると思います。



・ベートーヴェンもリストも難しい


どちらの作曲家の作品も、

難易度の高いものが多いため、



「きちんと弾きこなす」には、

「きちんとしたテクニック」

が必要です。



あまり音楽的に素晴らしいとは言えず、

子供受けも悪い事から、



拒否反応を示す子供には、

ハノンやツェルニーを、

させていない時期もあったのですが、



今は、出来る限り、

辛くならないよう、様子をみながら、



皆、段階的に、ハノンもツェルニーも

やってもらっています。



するとやはり、

出す音が違ってきますね!



どちらの本も、

生徒さんの本人と、進め方を相談

しながらやっていますので、



無理なく楽しく、

テクニックが付けられるよう、

練習を頑張って行きましょうね♪



以上、

「ツェルニーやハノンって

やらないと駄目ですか?」

ツェルニー編

について、お伝えしました。


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