ピアノ指導歴28年。
これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、
兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪
今回は、
「ピアノ」その名前の由来♪正式名称は?
いつ、どこで生まれたの?
について、お伝えしていきます。
皆さんは、
ピアノの正式名称をご存知でしょうか?
「え?ピアノって・・・
「ピアノ」じゃないの?」
と、思われる方が、
大半かと思うのですが、
俗に「ピアノ」と呼ばれている、
この楽器。
正式名称を、
「Gravicembalo col piano e forte」(伊)
(グラヴィチェンバロ コル ピアノ エ フォルテ)
と、言います。
長いですね(笑)
イタリア語で「グラヴィ」は、
「大きな」という意味で、
チェンバロはピアノの前身楽器です。
ですので、
「グラヴィチェンバロ」=
「大きなチェンバロ」
という意味です。
「col(コル)」は、
英語の「with(と、ともに)」で、
「e(エ)」は、
英語の「and(そして)」
「piano(ピアノ)」は「弱く」
「forte(フォルテ)は「強く」
という意味ですので、
「弱い音も、強い音も出る、大きなチェンバロ」
と、いう意味の名前なんです。
それが、だんだん略されて、
「Pianoforte(ピアノフォルテ)」
と、呼ばれるようになり、
さらには「forte(フォルテ)」
まで略されて、
「piano(ピアノ)と呼ばれるようになりました。
つまり「弱く(piano)」って、
呼ばれるようになっちゃった・・
という・・・
ちなみに、イタリアでは、
今も「pianoforte(ピアノフォルテ)」
と呼ばれています。
この、ピアノの正式名称が、
イタリア語である事から、
あ・・・もしかして・・・??
と、推測できたと思いますが、
そうです!
ピアノはイタリアで生まれました♪
1711年。
(日本は江戸時代で、将軍は、
徳川家宣(とくがわいえのぶ)の時代)
「イタリア、フィレンツェの王子(メディチ家)
お抱えの楽器係だった
「クリストフォリ」が、
チェンバロではない、
ハンマーを使った、
新しい楽器を作ったらしい・・・!!」
と、聞いた、
シュピオーネ・マッフェイという人が、
クリストフォリの工房に、
この楽器を見に行き、
その詳細を、
アクションから、
細部に至るまで記して
文芸誌に発表しまして、
その時に、この楽器を、
「Gravicembalo col piano e forte」
という活字にした・・というのが、
「ピアノの名前の由来」
となっています。
次回の記事で書きますが、
ピアノの前身楽器である
チェンバロや、
クラヴィコード、ダルシマー
と言った楽器は、
ピアノのように、
音の強弱が付けられなかったので、
「音の強弱が付けられる楽器が出来た・・・!!」
というのは、
当時、非常に!
画期的な事だったんです。
クリストフォリさん、スゴイですね!!
それでも、
現在のピアノとは比べ物にならず、
当時のものは、
きわめて簡単で幼稚なもので、
鍵盤の数も、5オクターブ半
(61鍵程度)
しかありませんでした。
(現在のピアノは、88鍵です♪)
そして、18世紀後半頃には、
ヨーロッパ各地に広がって、
どんどん!
試作され、改良されていきました。
以上、
「ピアノ」その名前の由来♪正式名称は?
いつ、どこで生まれたの?
について、お伝えしました。
ようこピアノ教室HPはこちら♪↓
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