「ピアノレッスン動画解説」ミスをなくす為の練習方法♪その2
- ようこピアノ教室 向原葉子
- 6月20日
- 読了時間: 3分


皆さん、こんにちは!
ピアノ指導歴32年。
これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、
兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」
向原葉子です♪
今回は、
「ピアノレッスン動画解説」ミスをなくす為の練習方法♪その2
について、お伝えします。
「ピアノレッスン動画解説」
ミスをなくす為の練習方法♪その1
で、
「音が所々抜ける」
「指が滑る」
を、お伝えしましたので、
今日は、
「リズムが甘い」
「右と左のユニゾンがずれる」
について、
お伝えしたいと思います。
③「リズムが甘い」
これは、もう曲の中で大切な曲の始まり部分。
(全部大切ですが、特に始まりは大事です!)

この曲は8分の6拍子
(8分音符『♪』が1小節に6個入る)
なので、
大きな2拍子になります。
決して、
「1,2,3,4,5,6」
って、数えちゃいけないんですね。
ちょうど出だしの左手に、
スタッカートのついた8分音符が、
2つ出ていますが(赤丸部分)
ここに意識をもって、
しっかり「1,2」とリズムを刻む。
次の小節は、
右手が3拍で取るように、
4分音符『♩』、
8分音符2つ(タイで結ばれて4分音符『♩』1つ分) 、
4分音符『♩』
となっているので、
「ターン、ターン、ターン」
と、リズムを取ります。
この時、左手は裏拍で、
8分音符を刻むので、
軽く、リズミカルに刻むことが大事です。
まず、この2小節のリズムを、
しっかりと刻めるかどうかが、
この曲がかっこよく弾けるどうか…!
にかかっています。
「左手を歯切れよく軽く刻む」
「休符をしっかり意識する」
事が大切で、
ここが、べチャ…!として重たいと、
カッコよく聴こえません。
この2小節を、
「タァラ!タ!タァラ!タ!」
「ターン!ターン!ターン!」
と、口で速く言って、
口で言うとおりに弾くわけです。
ここで、しっかりリズムに乗って弾けると、
先も、いい感じで進めます♪
しっかり、この部分のリズムを
刻みましょう!
④「右と左のユニゾンがずれる」

ハイ!
最後のカッコいいコーダの部分です。
ユニゾンの始まりの1拍は、
「タァラ!タ!」のリズムですが、
後は、両手共にスタッカートになっていて、
しかもdim(だんだん弱く)です。
速いタッカートは外しやすく、
しかもユニゾンなので、
右が利き手の場合だと、
利き手でない左手がどうしても遅れます。
(*左が利き手の場合は、その逆ですね)
ですので、ここは、
「左を右に合わせて速く弾こう!」ではなく、
右手を
「弾きにくい左手に合わせて」
弾きます。
そうすると、ずれにくくなります。
これは、
ユニゾンで弾くところは全部そうです。
基本の、
スケールとアルペジオがそうですが、
どうしても皆、
右手が速く突っ走って行ってしまい、
左手が置き去りになり、
ずれていってしまいます。
この基本練習でもやるように、
このコーダ部分も、
①「片手でゆっくり」→「片手で速く」
②「両手でフォルテでゆっくり」→「両手でフォルテで速く」
③「両手でピアノでゆっくり」→「両手でピアノで速く」
の順で練習し、
これが出来たら、コーダの始まりから、
終わりまで、続けて弾きます。
ミスが出たら、
またゆっくり①の練習からやり直します。
「ゆっくり」の練習は片手ずつの時も、
両手の時も、絶対ミスをしない速さで、
練習しましょう♪
今回は、
「ピアノレッスン動画解説」
ミスをなくす為の練習方法♪その2
について、お伝えしました!
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