「ピアノメーカーとピアノ製作者」ピアノの歴史 その3

皆さん、こんばんは。

ピアノ指導歴28年。

これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、

兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪

今回は、

「ピアノメーカーとピアノ製作者」

について ピアノの歴史 その3

を、お伝えします。



ピアノを始めに作った、

イタリアのクリストフォリ。



当時としては、かなり画期的で、

素晴らしく高度であったと思われますが、



恐らく、

そのせいもあったのでしょう・・・



誰も真似が出来なくて、

かつ、後継者もいませんでした。



でも、雑誌に掲載されたことにより、

「よし!自分も作ってみよう!!」

と、考えた人が多くなり、



その中のひとり、

オルガン製作者の

・ゴッドフリート・ジルバーマン

Gottfried Silbermann)(独)

(1683-1753)

が、ピアノの製作に乗り出します。



ジルバーマンは、

オルガンの製作者の兄に弟子入りして、



様々な教会の

パイプオルガンを製作しており、

(*生涯に50基 

現存するものは30基ほど)



ピアノフォルテ以外に、

チェンバロも製作しています。



でも彼は、

クリストフォリの弟子でも

なんでもなかったので・・・



そんな、当時、最先端の技術で

作られた楽器を、

そうたやすく作る事は困難で、



一度目はうまくいかずに、

失敗しています。



ジルバーマンが、

1730年頃に製作したピアノを、



バッハが試弾していますが、

「タッチが重いし、高音域が貧弱だ・・・」として、

気に入らなかったと言います。



しかしその後、改良を加え、

バッハからも好評を得た・・・

との事で、



1747年に、バッハが、

プロイセン王

フリードリッヒ2世の与えた主題で、

即興演奏をした際には、



この、ジルバーマンが製作した、

フォルテピアノだったそうです。



ちなみに、

この時の即興演奏を元に

作曲されたのが、

あの「音楽の捧げもの BWV1079」です。



色々繋がって、おもしろいですね♪



・ジルバーマンの弟子


その、ジルバーマンの弟子が、

イギリス式メカニックを発明した

ツンぺシュタインです。



シュタインは、

当時、

アウグスブルグに住んでいまして、

そこで、ピアノを作っていたのですが、



そこへ、あのモーツァルト

やってきて、ピアノを試弾・・・!



すると、モーツァルトは、

このピアノを大変気に入って

驚いて、父親に手紙で知らせています。



「凄くいいけど、でも高すぎて、

とても買えない・・・」と・・・



当時、

モーツァルトは、国をまたいで、

各地で演奏活動を行い、

たくさん曲も書いて有名人でしたが、



その、モーツァルトでさえ、

購入する事が出来ないほど、

高価であったそうです。



・シュタインの弟子、シュトライヒャー


シュトライヒャーは、

ウィーン式メカニック

を発明した人で、ピアノ教師でもあり、



シュタインの弟子で、

シュタインの娘と結婚しています。



「ウィーン式メカニック」は、

繊細で軽く、弾きやすく



「イギリス式メカニック」は、

迫力があって、力強いです。



現在のピアノは

「イギリス式」で、

改良を重ね、双方の良さを

追求したものになっています。



・ベーゼンドルファー(オーストリア ウィーン)


はい。ついに来ました!

言わずと知れた、

ベーゼンドルファーです。



ベーゼンドルファーと言えば、

「重厚」のイメージ。



「低音域」が、どお~ん・・・!

と鳴ってくれます。



低音部を拡げて、

92鍵と、97鍵のピアノを

製造(普通は88鍵)していることでも

知られています。



ベーゼンドルファーを愛用した、

ピアニストには、

ベートーヴェン弾きで有名な

ヴィルヘルム・バックハウスがいますね。



ヴィルヘルム・バックハウスは、

ベートーヴェン、ツェルニー、

リスト直系のお弟子さんです。



ツェルニーが、

ベートーヴェンの生徒で、

リストの先生なんだよ♪という事は、



当教室の生徒さんは、

ツェルニーに入る時に、

私から聞かされて、知っていますね♪



だからこそ、

基礎テクニックとして、

ツェルニーをやる事は大切」なんです。



あの、スタインウェイと、

人気を二分する・・・

と言われる、ベーゼンドルファーは、



フランツ・リスト

(1811-1886)

の激しい演奏に、耐え抜いた・・・という事で、



その評判が、ヨーロッパ全に広がり、

ベーゼンドルファーの名が、

一躍有名なものとなりました。



この成功が、

リストとベーゼンドルファーの、

永年にわたる親交を

生み出した・・・といわれています。



ベーゼンドルファーは、

2008年に、ヤマハの子会社となりました。



・スタインウェイ(独・米)


もうこれは、一般の方でも、

メーカー名を聞いた事が

あるんじゃないでしょうか・・・



スタインウェイといえば、

世界最高峰

みんなの憧れ・・・・



中には、

これに異論を唱える方もあるでしょうけれども、



国際ピアノコンクールで、

演者が選ぶピアノには、

圧倒的に、スタインウェイが多く、



有名なホールには、

やっぱり、スタインウェイがありますよね。



母校の音大でも、

演奏会用の大ホール2つにも、

小ホールにも、

スタインウェイが設置されていましたし、



お世話になった先生方の、

ご自宅にホームレッスンに伺うと、

先生用は、決まってスタインウェイでした。



師匠の池田寿美子先生の

レッスン室も、先生側のピアノは、

スタインウェイです。



ただこの楽器・・・

弾く人を選ぶ・・・と私は思います。



色々弾かせていただきましたが、



国産のヤマハが、

あまり当たりはずれが無く、

ほとんどが弾きやすいのに対して、



スタインウェイは、ほとんどが、

ものすご~く!!弾きにくい

んです・・・



多分、素人さんは、

弾きこなせない・・・と思います。



鍵盤が重いというのか、

なんというのか・・・



タッチが独特なので、

普段から

スタインウェイに慣れていないと、

ちゃんと弾けないです。



そもそも、ピアノは、

ピアノ本体もですが、



容れ物である、

レッスン室やホールによっても、

大きく弾き心地が変わるため、



ホールが良くて、響きが良いと、

途端に弾きやすくなります。



卒業試験で弾いた、

母校のオペラハウスの

スタインウェイは、

物凄く!!弾きやすくて、

「これ、私の音・・・???!」と、



ド緊張の中でも、自分の演奏に

うっとりしてしまうほど(笑)

素晴らしい音がしました♪



スタインウェイは、

もともとは、

ドイツの村でピアノを製作していたんですが、



どうにも、パッとしなかったので、

一家をあげて、ニューヨークに行き、



そこで、

フレームに新しい鉄骨を使い、

アクションは、

レペティション・アクションを使った



色々「いいとこどり」をした、

ピアノを作って、大成功をおさめました。



都会の出てきて、

各社のいいとこどり・・・

とても、頭のいいやりかたですね♪



次回は、

「日本のピアノ」について

ピアノが日本にやってきた経緯を

お伝えしたいと思います。



以上、

「ピアノメーカーとピアノ製作者」について

ピアノの歴史 その3

を、お伝えしました。




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