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「ショパンコンクール2021♪第二次予選!牛田智大さん、敗退の原因とは」

更新日:2021年11月2日


ピアノ指導歴28年。

これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、

兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪

今回は、「ショパンコンクール2021第二次予選、

牛田智大さん、敗退の原因とは」

について、お伝えします。



昨日の記事でも、速報でお伝えしましたが、

牛田智大さんが、第二次予選、まさかの敗退で、

発表が信じられず、3回も結果発表を聞いた私・・・



私が、ポーランド語を、

ちゃんと聞けてなかったからかもしれない・・・

と、思ったからですが、

(そもそも、名前や曲名、作品番号、調性くらいしか

聞いててもわからないのですが・・・汗)



それくらい、信じられない結果で、

ネットでもやはり大炎上・・!していますね・・・



だって「優勝候補」とまで、目されていて、

しかも、調子が悪かったとかではなく、



かなりの名演奏


だった訳です。



あの演奏は、二次予選で落ちるような演奏では、

断じてない・・・!!



国際コンクール上位入賞者であったのは、

牛田さんお一人で、

だからこその「予備予選免除」だったのですから・・・



確かに、初めて登場した第一次予選では、

「なにごと?!」と思うほどの大音量がありましたが、

でも、演奏は素晴らしかったです。



そして、それは第一次予選であって、

それでも2次には通過しているわけで・・・



動画配信で二次を聴いているときは、

音は確かに、よく鳴らしている演奏でしたが、



それがまた、テクニック的にも圧倒的で、

存在感のある、素晴らしい演奏だったと思います。



結果をリアルタイムで聞くため、起きていて、

理由が分からないし、

ショックで、

そのまま3時間眠れなかったです・・・



原因としては、やはり、

生で聞くのと、

配信で聴くのとはだいぶ違うようで、



牛田さん本人がツイッターで、

ホールの音響を掴めなかった・・・

という事を仰っていました。



以下、牛田さんのツイッターより↓


”今回はなかなかホールの音響がつかめず、

最大音量を見極められないままラウンドを終えてしまい、

ダイナミクスの構成や音色の調整が狂ってしまいました。

ホールの音響上自分の音量が足りていないのではと錯覚してしまい、

不自然な力で芸術的でない

飽和した響きを引き出してしまった瞬間がありました。”


こういうことは、確かによくあるのですが・・・



台上の自分に聴こえている演奏と、客席では違っていて、

「鳴ってない・・・!」と思っても、

客席では、よく鳴っている・・という・・・



大きな音を持つ人だと、

コントロールしないと、

低音が出すぎてしまうんですよね・・・


私も、大きな音が出るタイプで、

コントロールをしないと

良く音の出るピアノや響くホ―ルだと、



「どご~ん!!」と、バスを鳴らしてしまうという・・・



自宅のピアノの、C3のほうでばかり練習していると、

やはりC5以上の楽器よりは、低音が出ない為、



ガッツリ!出して弾いてしまい、

そのままの調子で、レッスンに行き、

師匠のお宅のC7で弾くと、



強い強い!!出すぎです!!

と、叱られます・・・



ピアニストとして、

タッチが弱いことは致命的で、



「大きくて綺麗な音が出る」というのは、

ピア二ストとしては、かなりの強みなわけですが、



ホールでの響きが上手くつかめないと、

全部のバランスが悪くなってしまうから・・・



でも・・でもですよ?



生で聴いた・・という方の、SNSを見たんですが、

生で聴いたけど、素晴らしい演奏だった



と、その方は仰っていたんです。



解せないですねえ~・・・



最低でも、ファイナルは行く

と思っていました。



優勝は、もし逃したとしても、

上位入賞はされるだろうと・・・!



それが、二次予選で敗退だなんて、

ありえないです・・・!


それでも、牛田さんは、

審査をして下さった先生方に、

尊敬と感謝を述べられていて、



人間が出来ているよなあ~・・・

というか・・・

相当悔しいだろうに・・・と、

本当にもう・・・



その舞台に立つまでに、

どれだけの鍛錬をされたかと思うと、

本当に無念だろうと・・・



そうなると、

予備予選免除なんかしてもらわず、

予備予選から、

あのホールで弾けていれば、



二次予選では、音量バランスを、

上手くとれたかもしれないですよね・・・



角野隼斗さんが、回を重ねるごとに、

調子を取り戻していかれたのをみると、



予備予選免除が、あだになったよなあ・・・

と、とても残念に思います。



牛田さんのソナタを、

ショパコンの舞台で演奏されるソナタを、

聴きたかったなあ・・・



今回審査員の予定だった

マルタ・アルゲリッチさんが、

予定通り審査員だったら違ったのかなあ・・・



1980年のショパコンの

審査結果に納得いかず、

(ポゴレリッチが

本選に通過しなかったことに抗議)

抗議して帰っちゃった方ですからね・・・



1995年のショパコンでも、

どう聴いても、

アレクセイ・スルタノフが一位

だと思ったけれど、

1位なしの、ジュジアノと一緒に2位。

(ジュジアノさん、今回審査員ですね♪)



癖の強い演奏スタイルの人

だったから、

ショパンらしくない」という理由で

1位を逃しましたが、



その時も、

ショパンコンクールって特殊だよなあ・・・

という感が強かったですね。



あの時も、審査員をつとめられた、

今は亡き中村紘子さんが、



あれほどの圧倒的な演奏力

があるのだから、

彼に一等賞を

あげていいんじゃないか・・と思います

と、仰っていました。



牛田さんの先生でもいらした

中村紘子さんなので、

今、ご存命なら、なんと仰るかな・・・と

思ったりします。



今回のコンクール予選で、

牛田さんのファンになったので、

CD買います!



発表会を頑張って、

ご褒美にもう一枚反田さんのCDと、

牛田さんのCDを買おう♪



今日の夕方から、セミファイナルで、

レッスンがあるのでリアルタイムでは聴けないですが、

アーカイブを楽しみに聴きたいと思います♪



牛田さんが、元気を取り戻されますように!

そして反田さん!頑張って下さい!

個人的に、滅茶苦茶!応援してます!!



以上、「ショパンコンクール2021第二次予選、

牛田智大さん、敗退の原因とは」

について、お伝えしました。



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