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  • 「電子ピアノとアコースティックピアノの違い」どうすれば、違いがわかるようになるのか?

    皆さん、こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、 「電子ピアノとアコースティックピアノの違い」 どうすれば、違いがわかるようになるのか? について、お伝えしていきます。 これは、 勿論ずばり! 「良い耳を育てる事」 に尽きる訳ですが、 幼少期から、 音感訓練などをやっていなくても、 違いが分かるようになる方法 があります。 それは、 ①グランドピアノで数時間、練習する ↓ ②アップライトピアノで数時間、 練習する ↓ ③電子ピアノを弾く という、順番で ピアノを弾いてみる事です。 違いを体感するためのみなら、 ②の、 アップライトピアノで数時間、 練習するは、 やらなくても大丈夫です。 この順番で練習すると、 余りの差に驚きます・・・! グランドピアノでの出来ていた事が、 電子ピアノでは出来ないし、 レベルによってはその逆が、 起こります。 大抵は、初心者は、 電子ピアノだと出来たのに、 グランドピアノだと出来ない・・・ 中級者以上になると、 電子ピアノだと出来ない事が、 グランドピアノだと出来る・・・! になります。 これは、 アップライトピアノだと出来ない事 が、グランドピアノだと出来る・・・! も、同様に起こります。 テクニック面もそうですが、 音の立ち上がり方も、 響き、音色も全然違うので、 音を耳で聴いて作る・・ という事も、 電子ピアノでは出来ません。 この事は、 「アコースティックピアノと電子ピアノの違い」 の記事にも書きましたので、 詳しくはそちらをご覧頂ければ・・・ と、思います♪ で、これ・・・ 逆だと、 あまりわからないんですよ・・・ つまり、 お家でずっと、 電子ピアノで練習していて、 お教室のグランドピアノや、 ホールのグランドピアノを弾いても、 ずっと、 グランドピアノで練習していて、 久々に、アップライトや電子ピアノを触ったときほどは、 違和感や、 大きな差を感じにくいんです。 これって、 何かの書物で読んだのですが、 偽札を見分ける、鑑定士さんの訓練と 似たところがあるんですよね。 偽札を見分けるのだから、 ありとあらゆる偽札を、 毎日たくさん見るのかな・・・? と、思うじゃないですか。 でも、そうではなくて、 「偽札は一切見ないし、触らない」 んだそうです。 来る日も来る日も、 「本物のお札だけを、 ずっと見て触る」 という事を繰り返すそうです。 それをしていると、 違うもの(偽札)を見た時に、 「あ!コレは違う!!」 って、わかるそうなんです。 このお話し、 ものすご~く!納得しました! ピアノもまさにそれで、 ずっとグランドピアノで弾いていると、 弾き方も、音の出方も、 「それが普通、スタンダートとして、 指も耳も覚えている」為、 違うもの (電子ピアノやアップライトピアノ) に触れると、 違和感がもう!半端なくて、 普段から、体に染みついている 弾き方で弾いたら、 「あちこち弾けなくてびっくり・・!」 してしまうんです。 「物凄~く!無駄な動き」 をしないと、音が鳴らなかったり、 どんなに、手首や腕を使っても、 音が変わらない・・・ 音色が作れない・・・ 実際、数年前、 15年ぶりくらいに、 アップライトピアノを弾く事がありまして、 この状態に遭遇し、 あ・・・ ダメだ・・・コレ・・・ となって、 弾くのを止めた事がありました。 先日、社会人の方のレッスンで、 その方が同じことを仰ってました。 大人になってから ピアノを始めた方で、 まだピアノを習って9ケ月くらいの方ですし、 レベルも、 まだ初心者レベルなのですが、 グランドピアノの入ったスタジオを、 2時間借りて練習して、 そのあと、ご自宅に帰られてから、 電子ピアノで弾いたら、 弾けたところが、 全然弾けなくてびっくりしたと・・・・ 鍵盤の感覚が違いすぎて・・・ と、仰っていました。 「ちゃんといい楽器を持たないと、 上達しないんだな・・・」 という事も、痛感した・・・とも仰っていて、 「グランドピアノで レッスンを受けて、家に帰っても、 グランドピアノで練習出来たら、 指導してもらった、その感覚のまま、 練習出来るので、 全然違いますよねえ・・・」と・・・ そう!まさにそれ!! なんですよ! この生徒さんは、 大人になってから、ピアノを始められたので、 絶対音感をお持ちでないですし、 まだ初心者レベルですが、 それでも、 「本物」にしっかり触れたあとで、 「そうではないもの」に触れると、 違いが分かるんです! どんなに私が、 楽器は勿論のことながら、 防音、音響を考えて、教室設備を充実させたところで、 生徒さん側が、 ご自宅での練習環境を整えて頂かない事には、 その恩恵は、大して得られない・・・ と、言う事なんです。 これは、 非常に勿体無いですよね・・・ 勿論、 アコースティックピアノを 持つ為には、住宅事情も含め、 色々ハードルがありますから、 簡単な事ではないのですが、 やはり、習って頂いた以上、 上達して頂きたいですし、 ここは、出来る限り可能となるよう、 お考えいただけるといいな・・・ と、思っています。 以上、 「電子ピアノとアコースティックピアノの違い」 どうすれば、違いがわかるようになるのか? について、お伝えしました。 ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「アコースティックピアノと電子ピアノの違いとは」何がどう違うの?

    こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 前回、 「ピアノを習うにはピアノ(アコースティックの) が必要である」 という事についてお伝えしましたが、 今回は、 その「アコースティックのピアノと電子ピアノの違い」 について、お伝えしていきます。 アコースティックのピアノでしか出来ない事がある事も、 本物のピアノが最初からある方が良い事も「一応」分かったけれど・・・ 住宅事情などから、電子ピアノしか置けないし・・・ という方は、 とりあえず、本物のピアノと鍵盤の大きさが同じで、 88鍵あるものをご用意頂きたい・・・! とも、お伝えしましたが、 その 「アコースティックのピアノでしか出来ない事」 って、どんな事? 「中級以上になると、本物のピアノでないと、難しい」 のは、具体的にどういう事? これですよね・・・! この点については、 当教室の生徒さんにも、 折りに触れてお話しはしているんですが、 恐らく、 皆さんよくわかって頂けていないと思われます・・・ いや・・・ 分かっているけど、 ピアノにそこまで掛けられないわ・・・ なのかも知れませんが・・ 電子ピアノ率が、結構多いんですよね・・・ なんと生徒の半数以上・・・ グランドピアノ2台置いてレッスンしている、 但馬では設備の整ったほうである、 うちの教室のでさえこうなのですから、 グランドがあっても1台だけとか、 アップライトピアノでレッスンをされているお教室だと、 もっと多いんじゃないか…と思います。 最近、確かに電子ピアノの性能は、 ぐん!と良くなりました。 お値段もかなりお安くなっていますので、 性能の良い電子ピアノが安価に購入でき、 アコースティックのピアノのように、 調律の必要がないので、 手がかからないし、維持費がかからない・・ というのは、大きな魅力ですよね。 でもですね・・・ (ここからが、本題です!) 電子ピアノでは、 アコースティックのピアノで出来る事が出来ません! 一番大きいのが、 ソナチネに出てくる、主に左手の伴奏形の 「アルベルティバス」という音形を、 弱い音で、 かつ音が抜けないように速く弾く練習が出来ない んです。 こういうのですね↓(ハイドン ピアノソナタhbk XVI49より1楽章) この譜面を見て頂くと お分かりになるかと思いますが、 このパッセージは、左手の16分音符に対して、 右手の音は8分音符と8分休符で 構成されていますね。 右手がメロディ、左手が伴奏なので、 左手は弱く弾かないといけないのですが、 音の数が右より多く、 普通に弾くと、 右の音より左の音の方が、 音が大きく出てしまう為、 この左手の16分音符を、 「弱く」「かつ音が抜けないように」 弾かないといけないんです。 これが、難しい・・・! どうしても、指がバタバタしがちで、 音は大きくなってしまうし、 弱く弾こうとすると、 音が所々抜けてしまうんです。 ピアノは、 「ゆっくり鍵盤を下すと弱い音が出て」 「速くおろすと強い音が出る」ので、 打鍵のスピードで音量は決まるんですね。 そして、弱い音を出そうとして、 打鍵がゆっくり過ぎると・・・ 「音は出ない」んです・・・! だから、音が抜けるんです・・・ そうならないように、 打鍵のスピードを一定にして、 音が抜けないよう、 感覚がつかめるまで、 左手の練習を、 繰り返し繰り返しやって、 やっと・・・!なのですが、 電子ピアノはですね・・・ なんと、 「どんなにゆっくり鍵盤を押しても音が出てしまう」んです・・・! 電子ピアノは、 アコースティックのピアノの音をサンプリングして、 鍵盤を押すと、 そのサンプリングされた音が出るように作られた 電化製品なので、 鍵盤を押すと、 ハンマーが弦を叩いて音を出す仕組みのピアノとは、 「構造が全く違う」のです。 その為、 ご自宅の電子ピアノで、 いくらこの伴奏形を練習して、 ちゃんと弾けていても、 レッスン室のピアノや、 ホールのピアノでは、 「音があちこち抜けたり、粒が揃わなかったり」 する訳です。 つまり、 電子ピアノはどんな弾き方をしても 「綺麗に」弾けてしまうので、 実際は弾けていなくても、 弾けているように音が鳴ってしまう・・・ 手首に力を入れて、 叩いて弾いていても、 綺麗に鳴ってしまう・・・ だから、 自宅の電子ピアノで いくら練習しても、練習にならないんです。 本物のピアノで弾けば、 音は汚く、あちこち音が抜けたり、 弱かったり強かったりしてしまうのに、 綺麗に鳴ってしまうのですから、 音のミスが無いようにする練習くらいしか、 出来ない事になります。 また、電子ピアノの鍵盤と、 アコースティックのピアノの鍵盤はタッチが違うので、 軽い電子ピアノの鍵盤で練習していると、 どうしてもタッチが弱くなります。 強い大きな音を出そうとすると、 無理に力を入れて出そうとするので、 綺麗な音ではなくなってしまいますし、 どんな弾き方をしても、 それなりの音が出てしまいます。 また、電子ピアノの鍵盤は軽くても、 鍵盤の下から、 突きあげてくるような抵抗感があるため、 グイっ!と、 手首に力を入れて弾く癖がついてしまいますので、 その状態で、難易度が高い曲を弾き続けると、 手を痛めます。 そして、 どんなに性能が上がったところで、 「電子音は電子音」です。 生のピアノの音に かなうはずもありません。 「耳で聴いて音色を作る」 という事も出来ないので、 初級から中級に入ったあたりで、 テクニックが頭打ちになってしまって、 どんなに練習しても、 本当に「それなり」にしかならないんですよね・・・ 誰に聴かせるわけでもなく、 自分だけが弾いて楽しみたい場合でも、 特にバロックや古典派のように、 あまりダンパーペダル(右の響かせるペダル)で、 ごまかしがきかないものは、 「どんなに練習しても、速く正確に弾けない」 になってしまいます。 「電子ピアノでも、私は俺は!弾けているよ!!」 という方もあるかもしれませんが、 それは、 「自分が弾けていると思いこんでいる」 だけだと思います・・・ (厳しい事を言いますが・・・) 実際、 趣味のそういう方の演奏を聴いた事は、 何度もありますが、 結構な大曲を弾いているんだけれども、 とても専門に進めるようなレベルではなかったですし、 聴けたものではなかったです・・・ 勿論、面と向かっては言えませんが・・・ そして私が言わないように、 周りの方が誰も言わないだけです・・・ (キツい言い方ですみません・・・ でも本当の事です) 本人が楽しく弾いているのに、 水を差す事ないですしね・・・ あくまで趣味で弾いていて、 アマチュア同士でやっている分には 何の問題もないわけで。 ただ、子供の場合、 もし先に進んで、専門に進みたい・・!となっても、 電子ピアノで練習をし続けてしまうと、 悪い癖が抜けずに苦労したり、 本来ならいけるべき所へ、行けない・・ という事は出てくると思います。 そして、どうせ弾くなら、習うなら、 たとえ趣味でも、 専門家が聴いても納得してもらえるだけの演奏 がしたいと思いませんか? 表向きは 「素敵な演奏でしたよ」 なんて言ってもらっても、 実際は 「いやあ・・酷かったなあ・・」と思われたり、 言われてるなんて嫌ですよね・・・ 私は嫌です。 なので、褒めて優しい事をばかりを言う先生には、 付きません。 上達するには厳しい事を言ってもらってこそ! だと思っていますし、 そもそも、それに耐えられなければ、専門になど進めません。 (なので、 性格のキツくないピアノの先生なんて、 いないと思います(笑)) 自分の生徒にも、 コンクールに出る子には、 結構厳しい事を言っていると思います。 そうでなければ、入賞など出来ないので・・・ 楽器も、 当然アコースティックのピアノがないと、 入賞レベルの演奏にもっていくのは、 小さい子供の部門でも、かなり厳しいので、 弾けるお子さんでも、 ご自宅のピアノが電子ピアノの場合、 コンクール出場のお話しは出来ませんし、 過去に、お家が電子ピアノでも、 出場して頂いたお子さんが2名ありましたが、 年齢が上がるにしたがって、 入賞レベルの演奏に持っていくには厳しくなったので、 出場をご遠慮いただいた経緯があります。 (今は、アコースティックのピアノをお持ちでない方には、 たとえ、就学前幼児の部門でも、お話を持っていきません) 基本、私は、 教室の生徒さんには、 あくまでも優しく優しく・・・ レッスンしています。 大人の生徒さんにも、 勿論、優しく優しく・・・ レッスンしています。 厳しい私を表に出したら、 きっとみんな泣いて、 辞めちゃうんだろうなあ・・・汗 私が厳しい事を言っても、 皆さんがそれで頑張れるなら良いのですが、 そうじゃないのなら、 優しく穏やかに、 ゆっくり丁寧に指導した方が、 いいですしね。 叱ったり、怒ったりするのって、 エネルギー要りますし。 あ、そうそう! お家には電子ピアノしかなくて、 毎日学校のグランドで 何時間か練習させてもらっている・・とか、 そういう場合は別ですよ。 それは、 「毎日、グランドピアノで練習している」 訳ですから。 それがあったうえで、 譜読み等を、 自宅の電子ピアノでやっているのなら、 上達は可能だと思います。 あと、 グランドピアノとアップライトピアノでも、 出来る事は違います! この件に関しては、 また次の記事でお知らせしていこうと思っています。 以上、 「アコースティックピアノと電子ピアノの違い」 何がどう違うのか。 について、お伝えいたしました。 HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「譜読みを丁寧に」きちんと読むことの大切さ

    これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、 「譜読みを丁寧に行う事の大切さについて」 お伝えしてきます。 今日の夜レッスンだった、 小学5年生のYちゃん♪ 先週発表会の曲が決まり、 ツェルニー30番の2番と、 発表会の曲を練習中です。 どちらかというと寒がりのYちゃんが、 教室に入ってくるなり、 「暑っいいい~・・・!」と。 他の子は、私が寒い・・! と思っていても、 丁度いい♪ と言う事が多いので、 エアコン入れて、 私は長袖を羽織っている訳ですが、 Yちゃんも、いつも寒いようで。 いつも夏場、Yちゃんの時は、 エアコンを切ったり、 設定温度を上げていたのですが・・・ 私「珍しいね・・?どうしたの?!」 Yちゃん「今日暑かったから~!」 と言いながら、 バッグから楽譜を取り出し、 ニコニコしている様子を見ると、 どうやら、 かなりしっかり! 練習をしてきた模様♪ Yちゃんは、気持ちが表に出やすく、 その日の気分や、 その週の練習状況が、 とても、分かりやすいです。 寒がりのYちゃんが、 暑いって言うなんて、 気合がはいってるのかな~(笑) と、思っていたら、案の定・・・ 「こっちから弾く!」 と、発表会の曲の楽譜を開きました。 (大抵は皆、 テクニックの本から弾く事が多いです) 湯山昭さんの「お菓子の世界」から、 「バウムクーヘン」です♪ (3ページあります。こちらは1ページ目↓) 湯山昭さんの、有名曲ですね! 発表会でもコンクールでも、 良く演奏される、 綺麗で可愛らしい曲です。 この辺りのレベルの曲になると、 「指番号」が少し複雑になってきます。 そして、この「指番号」を、 しっかり!守らないと、 弾けない所が多くなり、 最初に適当に弾いて、譜読みをしてしまうと、 指がそれを覚えてしまって、 後から直すのに時間も手間もかかり、 とても大変・・・!になります。 ですので、 「ゆっくり少しづつ」で良いので、 丁寧に、きちんと、楽譜通りに、 練習する必要があります。 Yちゃんは、 「どんな曲も楽々すらすら~♪」 という、器用なタイプではなく、 出来ない所を、コツコツと、 毎日毎日・・・ 丁寧に、練習を積みあげてきた子です。 習い始めたのは、 小学校に上がると同時だったので、 決して早い開始年齢ではなかったのですが、 毎日、余程の事がない限り 練習を休まず、 丁寧な練習を頑張ってくれたため、 テキストレベルは、 Yちゃんより早くから習っている子を抜いて、 今、7人いる小学5年生の中で、 3番目です♪ 今日も、指番号正しく、 きちんと練習して来ていたので、 音が飛ぶところの、指の運び方や、 腕の持って行き方などを 指導する事が出来、 そこも、 余裕をもって注意が聞けたので、 とても綺麗な指運びが出来、 たくさん褒められて、 ゴキゲン♪で帰りました♪♪ 練習をしっかり丁寧に頑張る ↓ 褒められる ↓ また頑張ろう!と意欲がわく ↓ 練習をさらに頑張るので上手くなる と、良いループが繋がっていきます。 一気に早く適当にやってしまうと、 折角練習したのに、 「あそこが違う」 「ここが間違っている」 「この前注意したことが 出来ていない!」 と、あちこち注意される羽目になり、 それが何回も続くと、 「ちゃんと、注意されたことを 出来るように練習して来ないと、 レッスンの意味がないよ!」 と、叱られることになり、 やる気のモチベーションも下がってしまうので、 「最初の譜読み」は、きちんと 丁寧に、しましょう♪ 以上、 「譜読みを丁寧に行う事の 大切さについて」 お伝えしました。 ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「絶対音感習得コース」独学で絶対音感は付けられるのか?

    皆さん、こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、 「絶対音感習得コース」 独学で絶対音感は付けられるのか? について、お伝えしていきます。 まず結論から、申し上げます。 付けられます。 これまでの、 この「絶対音感習得コース」 シリーズの記事を ご覧になって下さった方は、 お分かりかと思いますが、 絶対音感は、 ・幼少期に ・1日に複数回 「ご自宅でお稽古する事」で 付けられるので、 お教室、先生の役割としては、 ・お家での練習の注意点 ・ミスが出た時の対処法 を、 レッスンでも音感訓練をしながら、 ご自宅でのお稽古の様子を聞いて、 より早く、 確実に絶対音感が付くように、 アドバイスをしていく・・ という事になります。 つまり、 レッスンに通わなくても、 もしくは、レッスンでは、 ピアノだけを指導して頂いて、 絶対音感の訓練は、 各自、ご自宅で行って付けさせる・・・ という事が、可能なわけです。 当教室では、 「絶対音感習得コース」を選ばれる場合は、 45分レッスンを選んで頂いていますが、 実際、30分のレッスン内で、 音感訓練を毎回入れるとなると、 習い始めの導入期はまだしも、 弾く事がどんどん出来る様になっていくと、 30分のレッスン時間では やはり時間が足りないんですよね・・・ ですので、 時間のない時は、 音感訓練が出来ない事が増えていき、 そのうち年齢が大きくなって、 「絶対音感」を付けられる年齢を 超えてしまうので、 そうなった子達は、 「相対音感の訓練」 に切り替えています。 当教室が行っている、 「一音会」の絶対音感習得のメソードは、 以前は(20年くらい前)、 指導する講師にライセンスが必要で、 それを取得するのに、講座があり、 講座等も定期的に行われていたのですが、 私が、教室で絶対音感コースを作ろう! と思い、申し込んだ時には (18年くらい前かと・・・) 創設者の江口寿子先生の体調が思わしくなく、 講座等が難しくなられていて、 入会申し込みをしたところ、 「一音会」さんからは、 『うちで出している書籍を お読みになって、やって頂けばよいです』 との事でしたので、 各自、書籍を読んで行えば、 だれがこのメソードをやろうと、全然かまわない ようになったのです。 会員は、 書籍や旗の購入で割引がきくので、 私は、とりあえず 「一音会」に入会し (年会費3000円)、 旗と、はたカルテと、 書店で購入した書籍+数冊購入し、 それらを読んで、楽譜や音感シート、 保護者の方のお渡しする、 注意点の書いたプリント等も作成し、 「絶対音感レッスン」を始め、 ミスや問題点が出る度に、 書籍を読んで確認して、 対処にあたって来ました。 ですので、 「本読むの・・苦手です・・・」 という方でなければ、 大丈夫です! 本が苦手でも、 短く箸折って、 私がブログにまとめましたので、 それは何とか頑張って読んで、 (1記事3~4分で読めますので♪) やって頂けば、大丈夫かと思います。 以下に、 「絶対音感訓練のやり方」をまとめます。 ①ピアノか電子ピアノを用意する (ピアノは調律をしましょう) ②まずは赤い旗(ドミソ)をつくる ③静かな環境で、1日最低3~4回毎日練習する ④2週間~1か月で黄色(ドファラ)に進む(黄色の旗を作る) ⑤赤と黄色がしっかり覚えられて2週間違えなければ、 青(シレソ)に進む。以後同様にして旗を増やしていく ⑥ミスが出れば、ミスした和音だけを、 取り出して繰り返し弾く「かため弾き」をする ⑦14本すべての旗が覚えられた時か、 白鍵すべての旗9本が覚えられたら、 単音に分化します(旗に音名を入れて使用) ⑧絶対音感が付いたかどうかのテストをする *和音の楽譜は別記事に載せています 絶対音感が付いたかどうかのテスト↓ これらの楽譜も、書籍に掲載されています。 分からない事や、 疑問に思う事がございましたら、 書籍をご覧になって下さい♪ 「本を読んでも 良く分からなかった・・・」 という方は、レッスンへどうぞ。 以上、 「絶対音感習得コース」 独学で絶対音感は付けられるのか? について、お伝えしました。 ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「絶対音感習得コース」ミスの種類とミスが出た場合の練習法♪

    皆さん、こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、 「絶対音感習得コース」の練習での ミスの種類と、 ミスが出た場合の練習法♪ について、お伝えしていきます。 絶対音感のお稽古をしていると、 教室でも、ご自宅でも、 「和音を間違えるミス」 というものが、 色々、種類を変えて出てきます。 大きく分けて、 「4つのミス」の種類があります。 ①構成音が、同じ和音どうしでのミス ②構成音のなかに、 同じ音を持っている和音どうしのミス ③音の高さが近い、 和音どうしのミス ④同じ機能を持つ、和音どうしのミス です。 ①の 構成音が、同じ和音どうしでのミス は、 構成音がおなじ音、たとえば、 「ドミソ」(赤)と、 「ミソド」(オレンジ)を混同する、 ミスです。 このミスは 実は「良いミス」です。 何故なら、 「高さ」は離れていても、 中身の音は同じ音の為、 「響き」はとても似ています。 つまり、良く似た「響き」を 持っている同士の混同なので、 音の「高さ」ではなく、 「響き」をもとに、 音を聴き分けている ことになりますので、 「絶対的な聴き方」をあらわすミス だからです。 常に平常心。とはいうものの、 子供がこのミスをすると、 「おお!」と、 内心嬉しくなってしまいます♪ ですので、このミスがご家庭での練習で出た場合は、 まず心配は要りません。 次に、 ②の、 構成音のなかに、 同じ音を持っている和音どうしのミス は、 たとえば、「ソ」という共通音を持っている、 「ドミソ」(赤)と「シレソ」(青)を、 混同するミスです。 これは、2つの可能性があるミスで、 1つは、 すでに 「単音の絶対音感が付き始めている」 という可能性です・・! 「単音の絶対音感」が既に付いていて、 和音の中から、共通する単音だけを取り出して、 聴いている可能性があります。 2つ目は「注意が必要」なのですが、 「「高さ」をもとに聴いている」 という可能性です。 共通音を持つ和音どうしは、 「高さがとても近い」ので、 その和音どうしを、混同する・・ ということは、 「高さ」を元に聴いている可能性を、 疑わないといけません。 ③の 音の高さが近い、和音どうしのミス は、 「高さ」をもとに聴いていることを 意味するもので、 「高さ」をもとに、 「音の高さを比べて」 聴いてしまっています。 ですので、このミスは、 良くないミスです。 このミスが出る子、 とても多いです・・・・ 年齢が6歳を超えて、 小学校に入る頃になると、 てきめんに増えます・・・ 知的能力があがり、 「比べて聴く」という事を、 してしまうんですよね・・・ この事からも、 やはり「3歳から6歳辺りまでに」 しっかり「ぐっ!」と詰めて 取り組んで、 年齢の小さいうちに付ける方が良い です。 ④の 同じ機能を持つ、和音どうしのミス は、 「共通音」も「響き」も「高さ」 も異なる和音どうしを 混同する・・という事は、 以下のすべての可能性が否定 されます。 ↓ ・単音の絶対音感が付き始めた可能性 ・響きをもとに聴いている可能性 ・高さを比べている可能性 したがって、残念ながら、 既に 「相対音感が」が付き始めている 可能性が高いです。 絶対音感のおけいこで、 ミスが出る場合、 原因は圧倒的に、 「おけいこ量(練習量)の不足」です。 この、おけいこ量が豊富な場合 ミス自体が少なくて済みますし、 心配なミスの割合も少なくなります。 ご自宅での おけいこ量の最低ラインは、 「1日3回」です。 これを下回ると、 やはり深刻なミスが増えますから、 ミスが続く場合は、 おけいこ量を増やす必要があります。 次の原因は、 「年齢」「知的発達の程度」です。 年齢そのものが大きいお子様や、 知的発達が高いお子様の場合は、 ミスが多くあらわれる 傾向にあります。 後は、 「お稽古に対する意欲」ですね。 大抵は、喜んで♪ してくれることが多いのですが、 (小さい子にとって、弾く方が大変ですから・・) 「旗、きら~い!」 という子も、います・・・ そうすると、教室でもお家でも、 やりたくないので、 「ちゃんと聴かない」ため、 注意力不足から、 うっかりミスが増えます。 ミスが出た場合、その和音だけを、 繰り返し繰り返し・・・ 弾いて聴かせる、 「かため弾き」をします。 大抵は、 和音を混ぜるお稽古のあとに、 「かため弾き」をしますが、 繰り返し、よくよ~く! 回数多く聴いてもらう為に、 私は「絶対音感シート」を作って、 これにクーピーペンシルで、 色を塗りながら、 和音を聴いてもらって、 「かため弾き」をしています。 これで「かため弾き」をした後に、 もういちど聴いてもらうと、 しっかり聴けることが多いので、 これは、 この絶対音感訓練をされている方、 ご指導されている先生方に、 おススメです♪ ちなみに、私はこれを、 エクセルで作成しています。 絶対音感の訓練は大変ですが、 音楽の道に進むのであれば、 この能力があると、かなり有利ですし (入試や入学後の ソルフェージュの試験が楽勝です!) 音楽の道に進まなくとも、 集中して音を聴く事を、 毎日繰り返すため、 確実に「集中力」が付きます。 子供が、小さい可愛い時期は、 あっという間に終わってしまうので、 その貴重な短い期間の、 お子様とのコミュニケーションの お時間のひとつとして、 是非「楽しんで♪」取り組んでいただけたら・・・ と、思います。 以上、 「絶対音感習得コース」の練習での ミスの種類と、 ミスが出た場合の練習法♪ について、お伝えしました。 ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「絶対音感習得コース」レッスンの進め方♪

    皆さん、こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です。 今回は、 「絶対音感習得コース」について、 そのレッスンの進め方を、 お伝えしていきます。 動画は、当時3歳で入会したばかりの Aちゃんです♪ 当教室の絶対音感習得コースは、 「一音会」さんの「江口メソード」で、行っています。 こちらのメソッドでは、 白鍵の和音の旗「9本」と、 黒鍵の入った和音の旗「5本」の、 合計「14本の色旗」を使って、 音感を付けて行きます。 まず、最初にする事は、 ・赤の音を「絶対的」に覚える為、 ひたすら赤の音を聴いて、 赤の旗を上げていきます。 「赤」の和音は「どみそ」なのですが、 まずは、これをしっかり聴かせ、 覚えさせるために、 その次の「黄色」和音の「どふぁら」 には、すぐには、進みません。 そして、 この時点では、子供にはまだ、 「赤=どみそ」という事は教えません。 というか、教えてはダメです! 最初は、人の顔を覚えるように、 「和音を固まり」として覚え、 固まりで覚えられてから、 この人の顔の中の「目」「鼻」「口」 と言うように、 「赤=どみそ」と「単音に分化」させて行きます。 進み方ですが、 ・「黄色」に進んで、 この和音がしっかり覚えられて、 2週続けて間違わなかったら、 次の音に進みます。 進める旗=和音の順番はこちら↓ 新しく音が増えていくと、 それまで覚えた音が、わからなくなる場合もありますので、 その時は、間違う音の 「新しい音のはた」の方をお休みして、 それまでの音を、 しっかり定着させるよう、 古い音を、繰り返し聴かせて 「固め弾き」します。 絶対音感は、 年齢が小さいうちにしか付かない ので、(開始年齢が6歳半までで、 終了時が8歳から9歳頃まで) この動画のAちゃんのように、 3歳という年齢は、 「先生の言う事も聞ける」し、 でも「比べるという事はしない」ので、 一番適していると思います。 年齢が上がって、 知的能力が上がっていくと、 音の高低を比べてしまう為、 「絶対的な聴き方」になりません。 「絶対音感」とは、 「絶対的に音を聴くことの出来る能力」 の事ですので、 「さっきのより音が高いな・・・」 などと、比べて聴いてしまうと、 「絶対音感」ではなくなり、 「相対音感」になってしまうんですね。 「絶対音感がある」と自身で思っている方の中には、 「非常に優秀な相対音感」 の持ち主である場合も結構あるようで、 音を聴きとるのに、 「基準となる音」が必要だったり、 「複数の音になると、怪しい音がある場合」 などがそうです。 私も相対音感ですが、 調子がいい時は基準音がなくても、 正しく音が取れますし、 CMで流れている曲のメロディーや、 洗濯機や、 電子レンジの終了メロディーなども、 ドレミでとって歌ったりは出来ますので、 一般の方からすると、 「えええ・・??!絶対音感があるのね?!」 と思われることがあるのですが、 違うんです。 「本当の絶対音感」が付くと、 複数の音が、 不協和音となって一斉に鳴っても、 すべての音が全部わかります。 Aちゃんの、この日のお稽古では、 お母様が、 「やはり最初は、 ノートがあった方がわかりやすいので」と仰って、 ご自宅練習用の「はたカルテ」 を持って帰って頂きました♪ 絶対音感の訓練には、 お子さんの頑張りよりも、 「お母様の頑張り」が特に必要となります。 やる気のないお子さんをやる気にさせ(笑)(これが大変です) 「1日最低3~4回」の音感訓練を、 「毎日」させないといけない からです。 (お忙しい中、これがさらに大変ですね) これが途中練習が抜けたりすると、 てきめんに、 それまで聴けていた音が、 あっさりと分からなくなってしまうので、 余程の事がない限り、 毎日練習を頑張る必要があります。 比較的、耳の良いお子さんで、 お家での訓練なく、 白鍵全部がおぼえられたお子さんも数名あるのですが、 年齢が6歳を超えたあたりから、 それだとミスが目立って難しくなってきてしまい、 前の旗に行ったり来たり・・・ になってしまいますから、 ぜひ!何とか頑張って頂ければ ・・・と思います。 絶対音感訓練をされていると、 「先生~・・・・今週無理でしたあ・・・・」 と言われる時もありますが、 分からなくなった旗を 「かため弾き」して、 次週で挽回して頂いています♪ 年齢にもよりますが、 全部の旗を、固まりで覚えるか、 白鍵の「茶色」の旗が全部覚えられたところで、 「音の名前の付いた旗」に変え、 「赤=どみそ」の「単音に分化」の入ります。 絶対音感が付くのは、 大体2年くらい(個人差があります) と言われています。 時間と根気が要りますが、 絶対音感をつけると、 「IQが、平均10ほど上がる」と言われています。 音楽の専門の道に進まない場合でも、 学力向上にも、将来仕事する場合にも、プラスになります! 気長に、諦めず、地道に。 一緒に頑張って行きましょう♪ 以上、 「絶対音感習得コース」について、 「レッスンの進め方」 を、お伝えしました。 ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「絶対音感習得コース」音感訓練♪自宅での練習の注意点 その2

    これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、 「絶対音感習得コース」の 自宅での練習の注意点 その2を、 お伝えします。 前回、 ご自宅での絶対音感の練習の注意点として、 絶対音感を付けるには、 「訓練開始年齢が6歳半までである事」と、 「ご自宅で、毎日休まず、1日に3~4回練習する事」 が必要である。と、お話ししました。 では、実際に練習を始める前に、 しなければならない準備として、 ①ご自宅のピアノを442Hz調律する ②赤の旗を用意する この2つが、まず必須です。 ①の、 ご自宅のピアノを442Hzに調律するのは、 教室のピアノのピッチが442Hzに調律してあるからです。 このピッチが違うと、 子供の混乱の元になってしまいますので、 調律をお願いする時に、 「442Hzでお願いします」 と、オーダーして下さい。 これは、 「当教室で絶対音感の訓練をされている場合」 ですので、 当教室で絶対音感の訓練をされていない場合は、 ご指導頂いている、 先生のお教室のピアノと 同じピッチに合わせて下さい。 お家のピアノが、 電子ピアノの場合は、 購入当初、440Hzになっている と思いますので、 説明書に従って、 ピッチを442Hzに合わせて下さい。 これは、 日本のオーケストラが442Hzを採用しており、 コンサートホールのピアノも、 442Hzに調律されている事が ほとんどですので、 当教室のピアノも、 442Hzに調律しています。 ちなみに、 ピッチは高い方が、 音が華やかに聴こえます。 ピッチに関しては、また別の記事で、 詳しくお伝えしますね♪ ②の、 赤の旗を用意する ですが、先の記事 「絶対音感習得コース」レッスンの進め方♪ にも書きましたが、 絶対音感の訓練は、まず、 赤の旗「どみそ」から順番に、 14個の和音を、 固まりで覚えていくので、 まずは、「赤の旗」が必要です。 この旗は、 一音会の会員のみ、 サイトから購入する事が出来ます。 当教室でも購入して、 絶対音感習得コースの生徒さん用に、 ストックしてたのですが、 この販売されている旗、 普通の割り箸に(ささくれは研磨してありますが) 色紙を張り付けただけのものでして、 それなのに、 900円もするんですよね・・・ 紙製なので、 たくさんの生徒達が使ううちに、 すぐに、 ボロボロになってしまいます・・・ で、 私は、ボロボロになった色紙を はがして、フェルトを切って貼り、 名前入りの方は、 アイロンで圧着できるタイプの、 ネームシールを貼って、 マジックで、音名を書いて使用 していまして↓ 保護者の方にも、 ご自宅で一本ずつ、旗が進む度に、 お家で作って頂くよう、 お願いしています。 「忙しくて、時間もないですし、 工作も手芸も苦手で・・・」 という方は、 色紙を、何かの形に折って、 使用しても良いですし、 (ただし、手で持って、 持ち上げられるような形にして下さいね) 「手で持ち上げられるようにする」のには、 理由がありまして、 ①赤の音の「ドミソ」が鳴って、音を聴く(聴覚) ②「赤~!」と言いながら(発声発語器官) ③旗を持ち上げる(脳の運動野、感覚野) というように、音を聴きながら、 声を出したり、旗を持って動かしたり・・・ と、同時にたくさんの神経を使う事で、 より、音を覚えやすくするんです。 ですので、教室でもご自宅でも、 旗は元気よく、手で持ち上げて、 旗の名前を言って下さい♪ 旗を購入希望であれば、 「一音会」から仕入れが出来ますので、 ご遠慮なく仰って下さいね。 そして、 ③和音を毎回同じように弾く ④間違えても、合っていても、反応は変えない 事が大切です。 ③の、 和音を毎回同じように弾くのは、 その都度、強さや長さが違うと、 これも混乱の元になるからです。 いつも同じ強さと長さで、 大体、「1,2」とゆっくり数えて、 「3」で、音を切る感じです。 ④の、 間違えても、合っていても、 反応は変えないのは、 練習に付き合う保護者の方が、 子供が間違える度に落胆したり、 出来たからといって、 喜んでしまうと、 子供は、その反応を見て、 「当てたい・・・!」という気持ちが 出てきてしまいます。 どちらの場合も、平常心で。 間違った場合や、すぐ答えられない場合は、 すぐに正しい答えを教えてあげて下さい。 決して、 他の音を弾いて比べさせたり、 促したりしないように。 ⑤記録は毎日取る その日の調子やミスが出たところ、 1日の回数、練習した色を、記入して下さい。 現在、音名で覚えかけているお子様も、 旗は、9個の白鍵の和音が完全に覚えられるまでは、 「色だけで」答えさせて下さい。 子供が先の和音の進みたがったり、 保護者の方も、先を教えたくなってしまいますが、 これも混乱のもとになりますので、 覚える和音の順番は、楽譜の通りに。↓ 2週続けて、和音を間違えず答えられるようになってから、 和音を「順番に」増やしていきますので、 まだ覚えきらないうちに、 次の和音に進ないようにして下さい。 (*例外もあります) ⑥集中できる環境で行う 練習時、テレビは消してください。 出来ればエアコンなど、空調も少しの間ですから、 止めて下さい。 ピアノ以外の音が聴こえない、 静かな空間にしてあげて下さい。 ただ、この点に関しては、 訓練を行う中で例外もありまして・・・ 以前、 下に、小さな弟君が2人いた女の子がいまして、 たとえ数分でも、 テレビを消そうが、空調を消そうが、 静かな空間など、作る事が、ほぼほぼ不可能・・・ というケースがありました。 でも、その子は、 大変集中力がありまして、 そんな中での練習でも、 きちんと音を聴き分け、 レッスンでも、 空調が動いていようが、 雑音が聴こえようが、 音をちゃんと、 聴く事が出来ていました。 よく、お勉強をするのでも、 リビングなど、 ある程度雑音がある所の方が、 集中できる・・・といいますよね。 恐らく、 いつも、雑音があるなかで集中して、 自分のやるべきことをやっていたから・・というのと、 元々、耳が良かった。 元々、集中力があった。 という事も、あったと思います。 だたこれも、 やはり珍しいケースですので、 他の音が聴こえない、 出来る限り静かな環境で、 練習を行って下さい。 以上、 「絶対音感習得コース」の 自宅での練習の注意点 その2を、お伝えしました。 ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「絶対音感習得コース」音感訓練♪自宅での練習の注意点 その1

    皆さん、こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、 「絶対音感習得コース」の 自宅での練習の注意点 その1を、お伝えします。 絶対音感を付けるには、 ①訓練開始年齢が、6歳半までである事 ②ご自宅で、毎日休まず、1日に3~4回練習する事 が、必要です。 ①の、 「訓練開始年齢が、 6歳半までである事の理由」として、 絶対音感(基準音なしで、音を聴き分けられる能力) を、つける事の出来る年齢は、 幼少期に限られるのですが、 これは、耳が人間の五感の中で、 一番早く、発達を始める感覚器官であるため、 その分、発達を終えるのも早く、 6歳ごろには、 耳の大体の発達が終わってしまうからなんです。 そして、 絶対音感の習得終了年齢が、8歳半から9歳ごろまで と言われており、 習得には2年半ほどかかるためです。 (*個人差があります) その為、絶対音感の訓練は、 耳の発達がさかんに進んでいる、 「3歳から6歳くらいの間」 に行うことが、 ベストと言われています。 元々の耳が良く (最初からミスがほとんど出ませんでした) 6歳半から始めて、 半年で絶対音感がついたお子様もありますが、 これは、かなり珍しいケースです。 そして、この絶対音感の練習が、 「3歳くらいから始めないと上手くいかない」 のもうひとつの理由として、 「知能の発達」との関係があります。 物の大きさや、形を比べる行動を、 心理学では「移調行動」といいますが、 この行動が活発になるのは、 一般的に「5~6歳」だと、 されています。 たとえば、5歳のお兄ちゃんと、3歳の妹がいて、 目の前に、大きさの違う、 イチゴの乗ったケーキが2つあるとして・・・ 5歳のお兄ちゃんは、 一瞬のうちに、 ケーキの大きさを見比べて、 大きい方を取る事が出来ます。 でも、3歳の妹の方は、 自分の方のケーキが、 小さい事にも気付かずに、 ケーキをもらって、 ただ、ニコニコ♪しているはずです。 何故なら、5歳のお兄ちゃんの方は、 「移調行動」が出来ているから ですね。 しかし、この移調行動のよる、 「物を比べる力」というものが、 絶対音感の訓練には、とても邪魔 になります。 絶対音感とは、 「音を絶対的に聴く力」なので、 比べて聴いてしまっては、 絶対音感ではなく、 「相対音感」になってしまうんです。 ですので、 絶対音感の練習は、 「移調行動が始まる前に行う」必要があります。 ②の、 「自宅で毎日休まず、 1日の3~4日練習する事が必要」 である事の理由は、 ・お稽古を休むと、 覚えかけた事を忘れてしまうから ・一度にまとめてやっても 子供が飽きて集中しなくなるから です。 小さな子供の吸収力は凄いです! 興味を引いたり、集中したりすると、 「あっという間」に覚えてくれます。 でも・・・ 忘れるときも、 「あっという間」なんですよね・・・ ですので、 音感訓練だけでなく、 ピアノの練習も、毎日する必要がある・・・ と、お話ししているのは、 「子供は、覚えるのは早いが、 忘れるのも早い!」からです。 そして、年齢が小さいと、 当然、集中力が続きません。 今、レッスンを始めたばかりの、 3歳、4歳の生徒が4名ありますが、 まだ赤1本だけなのに、 この年齢の子供は、やり始めてすぐに 旗をくるくる巻いて遊びだしたり、 まだ、レッスン序盤でも、 (30分の中で、数分ごとに違う事をしています) 「もう、やらな~い!」 などと言って、 保護者の方のいる、 椅子の方に走って行っちゃったり、 勝手に、別の小道具の、 マグネットや指番号札などで、 遊びだしちゃったりする子が多いです・・・汗 ですので、小さい子供を、 一定時間、集中させるのは至難の業 なのですが、 その都度、臨機応変に、 レッスンでやる予定の順番や 分量を変えて、 出来る限り、 「もうやらな~い」「帰る~」 の言葉が出ないように、 「え?もう終わりなの? まだやりたい!」の言葉が出るよう、 心掛けていますが、 大抵、どれも数分で飽きてしまいますので(笑)、 レッスン以上に甘えが出やすい、 お家での旗の練習時間は、 一回1~2分で。 和音の数がかなり増えても、 3分を超える練習は長すぎですから、 凄く良く出来て、集中していても、 どんなに長くても1回5分以内とし、 「気分よく」 終わらせてあげてください♪ 特に、初期の練習では、 出来にムラがある事が多く、 日によって、調子に波があるのが普通です。 ですので、 お稽古をしたときに、 調子が良くなければ、 練習を、早く切りあげた方が良いです。 これを、 「上手く出来なかったから・・・」 「昨日できなかったから・・・」 と、一度にまとめて、しかも、 「ちゃんと出来るまで!」と、 たくさんやってしまうと、 こどもの自信を失わせたり、 練習嫌いにさせてしまいます。 また、 「正しくこたえたい!」という気持ちを強めて、 「難しい絶対的な聴き方」ではなく、 「やさしい相対的な聴き方」に、 追いやる事になってしまいます。 (*相対的に比べて聴くのは「相対音感」) よって、 絶対音感の練習は、 ・毎日、休まず練習する事 ・1日に複数回練習する事 ・調子の悪い日は、練習を短めに切り上げる事 が、大切です。 以上、 「絶対音感習得コース」 自宅での練習の注意点について、お伝えしました。 ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「中古でピアノを購入する時の注意点」

    皆さん、こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は 「中古でピアノを購入する時の注意点」 について、お伝えしていきます。 まず、 気を付けるべきポイントは、 ・製造からの年数を見る ・そのピアノが置かれていた環境を聞く ・必ず、試弾する です。 ①製造年数について 大体、中古ピアノのお値段は、 年数で決まります。 お値段の高いものは、比較的新しいですし、 お安いものは、古い事が多いです。 年数で行くと、 30年くらい前までのものが良い と思います。 いくら安いから・・といっても、 古いものは、 やはり経年劣化が激しいため、 音も割れていたりして、 ピアノ演奏で肝心な、 強弱が、きちんと付けられなかったりします。 注:強(フォルテ)弱(ピアノ) ピアノは正式名を「フォルテピアノ」といいます。 ②ピアノが置かれていた環境 これは、例えば、 製造年数が10~20年くらいであっても、 全然弾かれずに、調律もされず、 部屋の隅に置きっぱなしになっていた場合、 相当、ハンマー(ピアノは弦を ハンマーで叩いて音を出します)が、 かなり湿気を吸っていますし、 弦も、錆びていることが多いです。 弦を張り替えたり、 ハンマーも、 鏝や針で調整をしてあっても、 長年、その状態で置かれていた場合は、 相当音も悪く、 音が出にくくなっている可能性が高いです。 外側の見た目は、 とても綺麗に磨いてありますし、 傷なども直してありますので、 パッと見ただけでは、 本当の良し悪しは、わかりません。 これを、 「このピアノは劣悪な環境にありましてね・・・ かなり汚れてもいたんで、 磨くのに苦労しましたよ~!」 なんて、 恐らく、教えて下さる所は、 ない・・・!と思いますので、 とりあえず、聞くだけ聞くとして、 あとは、 ③必ず試弾 させてもらって、 実際に音を聴いて判断しましょう。 「え~・・・聴いたって、 わからないんですけど・・・・」 という場合は、 それなりにピアノの弾ける方(上級者) か、 お世話になっているピアノの先生にお願いして、 ピアノ選びに同行して頂きましょう。 その際、きちんと先生にはお礼をして下さいね。 専門家だからこそ、判断ができます。 同行して下さるという事は、 先生も、お休みの時間を使って わざわざ来て下さっているので、 そこは、きちんとしましょう♪ 以上、 「中古でピアノを購入する時の注意点」 について、お伝えしました。 お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「ピアノ補助ペダル」の種類&おススメ3点♪

    皆さん、こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は「ピアノの補助ペダル」の種類、おススメ品について、お伝えしていきます。 ピアノを小さいうちから習う場合、必要になってくるものの一つとして、 「補助ペダル」があります。 ピアノのペダルは3本ありまして、 一番よく使うのが、右端の「ダンパーペダル」で、 これは「開放弦」になるものです。 「踏むと、音が響く」ペダルです。 小さなお子様は、このぺダルに足が届かないので、 「補助ペダル&足台」を使用しますが、 色々と種類があり、各メーカーが似たようなものを作っていまして、 お値段も色々で・・・ また、年々、新しい補助ペダルが発売されていて、 どれを選べばいいのか、分からなくなりますよね。 「選ぶポイント」としては、 ・お子様の年齢と体の大きさ ですね。 製品によって、 調整できる台の最大の高さ、 低さが違うので、 ここを良く見て購入しないと、 「折角、購入したのに使えない・・・」 なんてことになってしまいます。 では、おススメ1点目。 就学前のお子様だと、数ある補助ペダルの中でも、 高さが一番高く設定出来る(床上26cm) ①「M-60」シリーズ↓ (メーカーさんによると、身長110cm前後のから使用可能) 当教室でも、ペダル付き足台は、こちらを使用しています。 このペダル、一時、製造中止になっていたのですが、 今は販売されています。 そして、今はさらに進化版として、 設置時に、ペダルをかける位置が分かる(透明になっています) 「M-60R+」 が販売されています。 ↓ コレ!すごくいい!! ですね! 普段のレッスンの時もですが、 舞台上でセッティング時に、 元のピアノのペダルに金具をかける際、 この位置が見えない為に、とても設置に時間がかかりますし、 M-60を含め、他のペダルだと、 横からでないと、設置面が見えないので、 右利きの人が設置しやすい、右側から操作しようとすると、 お客様の方に、お尻をを向けてしまう事になってしまうんです。 そうならないように、 左側から操作しようとすると、 非常にやりにくく、 コンクールで、緊張しているときなど、 余計に設置に時間がかかってしまって、 お母様方も、焦ってしまわれる事が多いんですよね・・ でも、これは良いです♪ うちの教室のペダルも、駄目になったらこれにしよう・・! と思いますが、滅多なことで壊れませんので・・・ (当教室の「M-60」は、もう25年くらい、使っています) ペダルにかける部分も、 2段階になっていて、 段差を付けて変えられるようになっていますし、 高さもM-60より、 さらに低く設置できるようになっている上に、 その高さの変更も、早く昇降できる仕様 になっています。 お値段が、少し上がっていますが、 その価値は、十分にある! と思います。 ですので、M-60を買うなら、 「M-60R+」の方が、絶対!おススメです♪ そして、完全にまだペダルは取れないから、 あと数センチ、台が欲しいんです・・・! という年齢が、 お子様の体格にもよりますが、 小4から小5辺りのお子様ですね。 その場合に良いのが、 おススメ2点目。 ②「アシストペダルスツール」と「アシストペダル」↓ 台の高さも2.5cmまで低く出来ますし、 ジョイント金具で、ペダルの高さも変更できます。 ペダルも、足台付き補助ペダルより軽いので、 足の力が弱いお子様でも、 踏みやすいです。 少し遊びがあるので、 ぐらつきが気になりますが、 六角レンチで調整できます♪ 当教室でも、少し大きくなった生徒達には、 こちらを使用しています。 大体、背の高い小5から、小柄な小6の生徒くらいまでは、 こちらの足台を使用しますね。 レベルが上がってくると、 左側の「シフトペダル」 *弦を打つハンマーがずれて、 打つ弦の数を減らし、 ハンマーの当たる位置がずれる為、 弱く柔らかい音になります。 も、使用しますので、 ペダルは忘れず2個ご用意下さい。 あと、おススメ3点目。 これは、そのうち是非欲しい! と思っているもので、 ③「フィットペダル」と「フィットボード」 このペダルとスツールを知ったのは、 師匠の、池田寿美子先生のレッスン室でして、 少し変わった、 凄く良さそうな補助ペダルでしたので、 どこでお買い求めになったのか、 先生にお尋ねしたところ、 「使わなくなったから、お教室で使って下さい」 と、生徒さんから頂いた・・との事で、 ピアノ指導者として有名な、 根津栄子先生が考案された、 スツールとペダルです。 アシストスツールもペダルも、 とても良いのですが、 金具を操作して、 高さを変えないといけないので、 結構、時間がかかります。 ですので、予め、 一人の生徒用に合わせると、 簡単には高さをえられないのですが、 フィットボードは、3枚のボードを、 重ねたり外したりするだけなので、 とても簡単で、 舞台上でも、素早く高さの変更が出来ます。 ですので、私のおススメは、 3点中のこの2点。 ・就学前幼児から小2、小3辺りのお子様には 「M-60Rプラス」 ・小3から小5、小6あたりのお子様には 「フィットペダルとフィットボード」 です。 それぞれ、結構お値段が張りますので、 ちょっとお高くて、お財布に厳しいです・・・ と、いう場合は、 これらのペダルを、 「ヤフオク」や「メルカリ」で探されるのも一案です。 新品の3分の1から、 場合によっては、 5分の1くらいのお値段で入手する事も可能 ですので、お得ですね♪ また、当教室でも、 不要になったペダルや足台を、 教室の生徒さんで必要な方に・・・と、 安価でお譲りされる場合もありますので、 タイミングが合えば、 良いものがお安く入手可能です。 (グループラインでお知らせしています) 色々、新しくてよいものが、 どんどん!出てきますので、 非常に迷う所ですが、 迷われた場合は、 各自、お世話になられている先生に、 一度、相談されると、 良いアドバイスが頂けるかと思います。 以上、「ピアノの補助ペダル」の種類、 おススメ品について、 お伝えしました。 お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「ピアノ発表会で気を付ける事」当日の注意点

    皆さん、こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、「ピアノ発表会で気を付ける事、注意点」について、お伝えしていきます。 練習もしっかり出来て、仕上がりも上々! ドレスも靴も用意できたし、美容院の予約もバッチリ!! あとは、いよいよ本番・・・!ですね。 当日の注意点としましては、 ①「絶対に遅刻しない」 何より、まずこれです。 どこのお教室の発表会でも、 これは鉄則ですね。 当教室では、昨年はコロナ渦での開催でしたから、 例年通りのリハーサルはしませんでしたが、 (皆さんの、会場での滞在時間を出来る限り短くするためです) いつもはリハーサルがあります。 リハーサルの前に、私が舞台上から「注意事項」を説明するのですが、 その説明をする時に、集合場所にいない方が、 いつもどなたか、存在してしまうんですよねえ~・・・ ある程度の事は、グループラインでも、 かいつまんでお知らせしていますし、 レッスン内でも、直接お話ししているんですが、 出番の5番前になったら、 舞台裏を通って舞台袖に移動する道順も、 当日直接、説明しながら誘導しないと、 分からなかったりしますし、 「これはダメですよ!という事を、 やってしまう方もあります・・・ そういった注意点の説明の時にいないと、意味がないので、 「絶対に遅刻しないよう、 集合時間には、集合場所にいらして下さい」 あとから、個別にご説明をしているお時間はありませんので、 くれぐれも、気を付けて下さいね。 また、早めに来て、きちんと「おトイレの場所や楽屋の場所を把握」し、 出番の前には、おトイレを済ませておきましょう。 ②「夏場でも、 本番直前まで上着を着ておく」 子供は、やはり暑がる子が多いので、 夏場だと、ノースリーブのドレスのまま、 会場にいるお子さんをよく見かけますが、 会場は冷房が効いていますので、 そのままでいると、 出番までに、肩や腕が冷えてしまいます。 緊張すると、ただでさえ、筋肉が冷たく固くなり、 腕や指が思うように動かなくなってしまいますから、 夏場でも、薄手の上着やショールなどをご用意して頂き、 名前をコールされるまで、羽織っておいて下さい。 ③「冬場は、手袋、カイロを忘れずに」 会場に暖房が効いていても、 緊張すると、手は冷たくなってきます。 出番直前まで、手袋をしたり、カイロで手を温めるなどして、 手を冷やさないようにしましょう。 ④「失敗を怖がらず、楽しんで演奏しましょう」 これは、①と同じくらい大切な事です。 練習を沢山頑張った事は、 先生もお家の方も、よくよく・・!分かっています。 緊張したら、普段出来ていることが出来なかったり、 「え?なんでここで??!」 みたいなところで間違えたり、 突然、頭が真っ白になって、 暗譜が飛んでしまう事がある事も、 誰よりも、先生が一番ご存じです。 (ピアニスト、本番あるあるですから・・・) そんな時は、慌てず、 分かる所から弾きましょう♪ 当教室では、本番前のレッスンで、 前後の生徒さんに聴いてもらったり、 動画を撮ったりして、 「緊張したらここが危ない・・!」という所を、 それで確認して、 「楽譜のどこからでも弾ける練習」をしています。 ですので、「あ!」となっても、止まらず(止まるのが一番良くないので) すぐ次から弾ける・・・ハズですが、 そこまでやっていても、 「出て来ない時」はあります・・・ そんな時も、慌てず、 「私は(僕は)間違えていませんけど、何か?」 という涼しい顔で、弾けるところから、平然と弾いて下さい♪ そして、最後のお辞儀の時も、 しっかり「笑顔」で、 「聴いて頂き、ありがとうございました」の気持ちで、ご挨拶します。 プロのピア二ストだって、 その日の調子で、結構大きなミスをしたりします。 私も何回も、色々やらかしています・・汗 (分からなくなって、数小節、適当に作曲して弾いたこともあります・・・(笑)) 舞台は水物ですので、ミスはつきものです。 ノーミスで演奏出来れば、それが一番ですが、 ミスしたらと言って、そんなに落ち込まなくて大丈夫です。 本番まで、練習を頑張った事。 舞台でたった一人で演奏を頑張った事。 本番を楽しめた事。 それらが、何より大切です。 発表会を頑張った事は、 子供を精神的に大きく成長させます。 勿論、出来る限り大きなミスが無いように、 しっかり!練習した上での話ですので、 練習はしっかり頑張って、 悔いなく、本番に臨みましょう♪ 舞台は、僅か数分であっても、貴重な成功体験となりますし、 とても大きな達成感が得られます。 皆さんにとって、素敵な発表会となりますように・・・ 以上、「ピアノ発表会で気を付ける事、注意点」 について、お伝えしました。 お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

  • 「大阪音楽大学 指導者研修レポート」その4~連弾曲を上手く演奏するには

    こんばんは。 これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、 兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪ 今回は、「大阪音楽大学 指導者研修レポート」その4~連弾曲を上手く演奏するには について、お伝えしていきます。 さて、私が一番楽しみだった講座です♪ アンサンブルを楽しもう ~連弾でオーケストラの豊かな響きを~ 講師:藤井 快哉先生 課題曲は、 ・ブラームスのワルツOP.39-15 ・フォーレのドリー組曲OP.56より「子守歌」 ・グリーグのソルヴェーグの歌 ・ドヴォルザークのスラブ舞曲OP.46-8 先生のお話では、ドイツの踊り、フランスの歌、ノルウェーの歌、チェコの踊り・・・ という風に「2つの踊りと2つの歌」を選曲したとの事でした どの曲も、とても素敵な曲なので、選曲に迷いましたが、 私が練習したのは、フォーレのドリー組曲より「子守歌」のプリモ♪ 本当は「ソルヴェーグの歌」か「子守歌」のセコンドがやりたかったんですけれど、 「ソルヴェーグの歌」は表現を考えるのに時間もかかりそうだし、 「子守歌」のセコンドも、音も多いし、ペダルが難しかったので、 講座の日までに「きちんと弾けるものを」と、「子守歌」のプリモを選びました♪ それぞれ、受講者の皆さんがどの曲を練習してきたのか挙手し、 曲毎に分かれて座りましたら・・・・ 「あ・・・一番前や・・・」 なんと、一番前に座る羽目になってしまったのです~・・・ 絶対トップバッターですよねえ・・・? まあ、仕方ありません。 どうせ弾かないといけないのだから~・・・ ハイ。 案の定、一番に弾くことに。 今日初めてあった方と、いきなり合わすので、 余計に緊張しましたが、 なんとかそれなりに弾けまして、 「初めてにしては、かなりまとまっていて、良かったですよ♪」 「バランスがとてもいいです♪」 と褒めて頂けました。 良かった~♪ 「これだけ出来るのだから、さらにもっと!」 とおっしゃって、リタルダンドをかけるタイミングや、 音色について、色々とアドバイスをして頂きました。 他の方も次々と演奏されて、 「2分音符=42」のテンポのことや、(「4分音符=84だと速く感じる) 横の流れを感じること、 「P]の指示があっても、セコンドのフレーズがつながっているときは、 プリモの音量はおとしても、テンポは落とさないように、 転調し、プリモが腕を交差させて演奏する箇所は、 下から手をくぐらすことで、はかない音になる、 演奏のテンポリードは、音が細かい側にテンポを合わす事・・・など、 色々ご指導いただきました。 この曲は、また生徒さんが、レッスンで弾きたいと言われることがある思うので、 とても勉強になりました♪ この時、初めて会った方と、初めて合わす。という形だったわけですが、 普通、連弾は「合わせ」を、よりたくさん練習する必要があります。 初めて会った者同士でも、双方がピアノ講師で、かつ、演奏曲を、 自分が、ほとんど初見でもなんとか形にできる、 余裕で演奏できるレベルの楽曲を選んでいるからこそ、出来る事で、 どちらかの演奏力が「この曲、演奏レベル、いっぱいいっぱいです!」 だと、形になりません。 教室の発表会でも、保護者の方とお子さんが連弾、私と生徒が連弾、 生徒同士が連弾・・と、ソロ以外に、いくつか連弾も発表してもらう事が多いですが、 特に保護者の方との連弾の場合、 伴奏となるセコンドのレベルが、高すぎないよう、 かつ、早め早めに、選曲して頂くようにしています。 何故かというと、一人では上手く弾けていても、 隣で弾かれると、それにつられてしまいがちですし、 横に誰か座っていると、邪魔になって(特に腕が)弾きにくいですから、 それに慣れる必要があります。 音が、双方でぶつかるところもあるので、 合わせ練習の時間がたくさん必要です。 それに、やはり子供の演奏レベルは、 保護者の方よりかなり低い事が大半なので、 途中でテンポが遅れたり、速くなったり、 間違えて弾きなおしたり、止まってしまったり・・という事が多々ありますから、 余裕で弾けていないと、そういったミスに上手く対応できず、 伴奏が止まってしまう=音楽が止まってしまう・・という事になってしまうんです。 私も、まだソロで演奏できない生徒と連弾する時は、 よそ見しながら、生徒のメロディを歌いながらでも、余裕で演奏できる、 易しいものを選んでいますし、 ミスが出そうな、難易度が高い部分がある時は、音を抜いたり、変えたりして、 アレンジして演奏しています。 子供同士の連弾も場合も、演奏を引っ張るセコンドに、 プリモ側の生徒より、演奏力のある生徒に入ってもらい、 楽曲レベルも「楽しく余裕で弾けるもの」を選んでいます。 よって、連弾で楽しく、綺麗に演奏するには、 ・楽曲レベルを余裕で弾けるレベルまで、少し落とす事 ・合わせ練習をたくさん取る事 が、とても大切です。 無理のない選曲をし、合わせる練習をたくさんしましょう! 以上、「大阪音楽大学 指導者研修」その4~連弾曲を上手く演奏するには について、お伝えしました。 お問い合せ&ようこピアノ教室HPはこちら♪↓ ようこピアノ教室

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