皆さん、こんばんは。
ピアノ指導歴28年。
これまでに数百名の生徒に指導をしてまいりました、
兵庫県豊岡市の「ようこピアノ教室」向原葉子です♪
↑ショパンの手の石膏像
今回は、
「ショパンコンクール2021第二次予選」
まもなく結果発表!
について、お伝えします。
2カ月以上、ブログを放置しておりました・・・
ご無沙汰しております。
別ブログの立ち上げがあったり、
来月に開催する、当教室の発表会の準備等で、
バタバタしておりまして、
気が付けば10月。
ショパンコンクールの、第一次予選が始まっており、
現在、第二次予選が終了したところで、
本日10月13日(水曜)の早朝5時以降に、発表される
とのことです!楽しみですね♪
といいますか、
もう、ドキドキ・・・
です。
多忙の中での、本大会はじまりでしたから、
ネックスピーカーを首にかけて、
あれこれ、用事をしながら聴いていたのですが、
予備予選を免除で聴けていなかった、
「牛田智大」さんの演奏を聴いた時には、
思わず、
「なに・・・???!!」
と、驚いて、iPadをみたくらい、
まあ、度肝を抜かれましたね・・・!
「なんだ??!」と思うほどの、
ものすごい音量でのフォルテ・・・!
でも、深みがあって美しく響く音・・・!
それでいて、ピアノは、ものすごく弱く弱く・・・
ダイナミクスの幅が、
ほかのコンテスタントたちとは
段違いに広いんです!
まさに、
「フォルテピアノ」という楽器を、
フルに生かした演奏で、
ホロヴィッツ??!と、思うほどの
ダイナミクスの幅のある演奏でした。
(*ウラジミール・ホロヴィッツ=
今は亡きピアノの巨匠。
その演奏は、Pとfの幅が広く、
卓越したテクニックと表現力が圧倒的な、
唯一無二のピアニスト。
クラシックピアノ界では
知らない人はいない)
ためて呼吸するところも、
次のフレーズに入るタイミングも絶妙で、
もう、聴きながら、
「はあ~・・・!!」
「おお!!」
「すご・・・!」
「うま・・・!」
「いやあ~・・!!」
と、感嘆詞しか出てきません・・・(笑)
もう指がですね、まさに、
「鍛錬された指」
なんですよ。
紡ぎだされる音、一つ一つが、
とにかく「しっかり!」していて、確実。
欲しい所に欲しい音が、
欲しい音量と音色で、きちんとはっきり!
しっかりとくるんです。
2005年覇者の、
ラファウ・ブレハッチの演奏がそうだったなあ・・・
と思いながら、
牛田さんの演奏とその立ち居振る舞いに、
魅力入っておりました。
弾いている指をみても、むだな動きが本当になく、
「相当な訓練を重ねて、鍛錬された弾き方」
というのが、よくわかる指でした。
勿論、他のコンテスタントの方々も、
滅茶苦茶上手いんですよ!
今回、あまりにハイレベルなので、
もう1次予選から、
「好みの問題でえらぶしかない・・??」
と、おもうほど、皆さん上手すぎる・・・!
でも、牛田さんは、群を抜いていたと思います。
これでまさかの、牛田さんが3次に進めなかったりしたら、
それこそビックリです・・・
牛田さんは、1次予選の演奏前から、
もう余裕で、
他のコンテスタントたちが、
緊張の面持ちで、待機している中、
笑顔で、テレビカメラに手を振ったりしていましたし、
ステージ上でも、
「え?いま牛田さんのコンサート??!」
というような、立ち居振る舞い・・・
端正なルックスと相まって、
もはや「王子」です♪
第一次予選での牛田さん
43:42辺りから、笑顔で舞台袖で待機から↓
牛田さんは、絶対通ると思うんだけどなあ~・・・
ファイナルにも残るハズ!!
そして、私のお気に入りの「反田恭平さん」
いやあ~・・!やはり素敵でしたね!!
1次予選から、ぞくぞくする演奏でしたが、
2次予選も、
Fdur(へ長調)の曲を、意図的に続けて演奏し、
明るく軽やかな4番のワルツから♪
実に効果的で、うまい戦略でしたね!
「エロい演奏」(笑)と、
私が思っている、
反田さんの印象をガラっと変えた、
明るく軽やかで可愛い「猫のワルツ」は、
良い掴みでしたよね♪
ロンドも凄く素敵で、
技巧と計算がしつくされた中での
緻密な表現での素晴らしい演奏で、
聴いててワクワク!楽しくなる演奏でした。
反田さんは、
人の心を掴むことに長けているな・・・
という、演奏をされますね。
聴衆の反応も良かったですし、
反田さんも通過されるでしょう!!
というか、通過して!
フィアナリストになって欲しい!!
既に、反田さんのCDも購入している私です♪
(ドビュッシーが素敵!)
皆さん注目の、角野隼斗さんも、
予備予選の時は、非常に緊張されてましたが、
1次、2次・・と進むにしたがって、
いつもの角野さんらしさが出てきましたね。
反田恭平さん1:07:17頃から、舞台袖より↓
かてぃんこと、角野隼斗さん2:37:40頃から↓
2次に残っている方は、
皆大変に上手いかたたちばかりな上に、
ここで、約半数に絞られてしまうので、
さあ、どうなるか・・・というところですね。
海外のピアニストの皆さんも、
私お気に入りの、癖の強い
アレクサンデル・ガジェヴさんも、期待を裏切らず良かったですし、
地元ポーランドのシモン・ネーリングさんも固い!と思われます。
イタリアのレオノーラ・アルメリー二さんや、
アメリカのエイブリーガリアーノさんも、
通過されるだろうな・・・思いますし、
本当に、今回レベルが高くて、強敵ぞろい!!
勿論、牛田さん、反田さん以外の
日本人のコンテスタントの方々も、
負けじと皆さんハイレベルですから、
3次にたくさん入ってくれるであろう・・と、
期待しているのですが。
その中でも、やはり全回ファイナリストだった、
小林愛実さんの演奏も、これまた群を抜いて凄かったですから、
きっと小林さんも、3次に進まれると思います♪
進藤実優さんも、古海行子さんも凄く良かったですし、
予備予選と1次を聴けていなかった、京増修史さんも、
本当に綺麗で軽やかな音を出される方で、
個人的にとても好きな演奏です♪
2番のワルツも、ノクターンの8番も、
細かい音が、実に綺麗で軽やかで、
まさに「ショパン~♪」という感じでした。
最後の大ポロネーズで、きめの音を、
いくつか外してしまわれたのが残念で、
京増さんご本人も、演奏直後、
「あ~・・・」という表情をされていました。
その辺りがどれくらい、結果に響いてくるのか・・・
皆さんのレベルが高いだけに、どうかな・・・
そんな訳で、結果が非常に楽しみかつ、ドキドキなんですよね!
あと、1時間くらいですか・・・
楽しみに待ちましょう♪
今回は、今回は、
「ショパンコンクール2021第二次予選」
まもなく結果発表!
について、お伝えしました。
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